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2023年2月

ホントの本音の欲求は、なかなか言葉で表現できない

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 昨日、常連のお客様から、「先生の占いは100%当たっています」と言われました。ちょっと本音を話したいと思います。ぼくの占いに限らず、この世に100%当たる占いなど、ぜったいに存在しません。はっきり言いますと、当たったのは【たまたま】です。すべての質問の回答が、偶然にも当たっただけです。

 ぼくは自分のことも占いますが、的中率は7割か8割程度です。必ず検証するのですが、まぁ2割ほど外れていますね。でも、面白いのが大事なことは当たるのです。どちらかというと、それほど大切じゃないことや真剣に思っていないことは、的中率が低くなるんですね。

 別のお客さんから、 「先生はいつもいいことしか言わないから」と言われましたが、そんなことありません。ちゃんと悪いことも伝えます。ただ、凶事を避ける対策や、別の手段を添えているのです。だから受け止める側も、ショックが和らぐだろうし、かえってやる気になるのでしょう。

『占い=悪いことを言われる』そんなふうに考えて、占いに来るお客さんにとっては、きっと意外なのかもしれません。かつて友人を占った時、結婚に関する時期が外れました。なぜ当たらなかったのか?それは、ぼくとその人と『縁が終わった』からです。あれ以来、その【元友人】とは、連絡をしていません。

 縁の深い人を占った場合、かなりの確率で当たります。また、ぼくの占いにも、得意不得意があります。たとえば…ある女性が片思いの彼に告白して その結果を占ったとき、「今までは女として見てもらえなかった けど、その告白がきっかけで異性として意識し始めた」というケースが、実際よくあります。

 相談者自身が、途方に暮れているとき、白い物も黒く見えるものです。そう考えると、逆に良い側面を考えてしまえば、可能性を見いだすことができるわけです。どうすればいいか、対策を考えるのは、占い師だからこそできる技です。

 『どうなるか』と告げる前に、「どうしたいか」を見つけます。その願望を成就するために「どうすべきか」を示唆するんです。指示や命令は、しません。そのひとの『第一次欲求』を《みつける》のです。口から出る欲求は、本音ではないからです。ホントの欲求は、なかなか言葉で表現できない。

 一流の占い師らはそういった人間の心理をよく知っているのです。こういった内容の話を、DMMオンラインサロンで語っています。過去の配信も見れますので、ぜひ一度、お試しに入ってみてください。

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 さてさて、モチコさんが書いた『はじめてのアストロダイス占い入門』お手元に届きましたでしょうか?もし西洋の占いに興味があるなら、この本が最適だと思います。そして、読んでみて、ぜひAmazonの評価と、レビューを書いて欲しいのです。
レビューや評価が、アストロダイスの知名度を上げてくれるからです。どうかぼくたちと一緒にアストロダイスの普及をしてください!心からお願いします。

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桜望巴千さんが本を出版!アストロダイス占い入門

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原宿ほしよみ堂のエースとして『モチコ先生』の名前で親しまれている桜望巴千さんが本を出版しました。
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 見た目のインパクトとのギャップが強く、リピーターで埋まっていて、予約が取りにくい超売れっ子占い師、それがモチコさんです。

 幼いころ両親が不仲で、母子家庭で育ちました。ちなみに実の父親は、東京で有能なヒーラー(施術家)として活躍され、田中角栄氏をはじめとする政財界の大物たちから重宝がられた人物だったそうです。

 お母さんは服飾の大学を卒業後、アパレルの第一線で活躍していたため、モチコ少女はおばあちゃんと二人で暮らしていました。しかし、おばあちゃんが重度のうつ病になり、モチコ少女は一人で介護をすることに。兄弟や親類もいない独りっ子で、友だちと遊ぶ暇もなく、楽しみは毎朝のテレビの占いコーナーだけ。


 
 ところが、毎日、見ているうちに気づいたのです。「テレビや雑誌の12星座占いって、あんまり当たらないなぁ」と。そして彼女は10歳にして、お小遣いを貯めて近所の書店でタロットを購入。まだ10歳でしたが、付録の本を片手に、タロットで占いをはじめたのです。

 うつを患ったおばあちゃんと二人だけの生活。お母さんは仕事が多忙で留守がち。悩みや不安は、ぜんぶタロットに聞いて解決したのです。大人になって気がつけば、コレクションのタロットは50個を超えていました。

 23歳のとき「本格的に占い師になるため占い館に所属しよう」と思い立ち、ネットで調べて、ほしよみ堂のサイトに辿り着きました。彼女は直感で「私はこの店に入る。そして人気占い師になる」と思ったそうです。しかし結婚して、すぐ赤ちゃんを授かり、続けて二児の母親となりました。「今じゃないけど、いつか、ほしよみ堂に」という気持ちを胸に秘めて、子育てに専念しましたが、産後うつと育児での苦労が重なり、さらに夫が仕事を辞めて未収入となり、貧困の苦労を重ねました。

 一念発起して28歳のとき、救いを求めて、ほしよみ堂の研修生に応募。ぼくは面接で、彼女の才能に気づき、「この子はうちでナンバーワンの占い師になるだろう」と判断しました。そして紫微斗数・四柱推命・九星気学・姓名判断・風水・断易などの難しい東洋占術を、休み暇もなく続けざまに伝授したのです。

 これまで、千人以上に教えてきましたが、その吸収力はトップクラス。そんなモチコ先生が、処女作を出版しました。難しい占星術を、誰にでもわかるように『アストロダイス』として、キッチュな文体で書き下ろしてくれました。

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ぜひ、この本を通して『アストロ占い』の魅力をお楽しみください。

ブランド力を高めるには一貫したイメージを持たせること

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 売れるためには、知名度をあげることですが、じつは知名度よりもたいせつな要素があります。それが《認知度》です。「知名度」と「認知度」は似ていますが違います。

 書籍を出版することによって、著者は、その分野の専門家で一流のプロとして認識されます。そうした意味で出版は、信頼や確実というお金では買えないブランド戦略なのです。先日も、「お客さんが来る人と来ない人、どこが違うんですか?」という質問があったので、ずばり答えました。それは『認知度』の違いです。


 知名度は書いて字の如く、「その名前を知っているか」ということ。つまり、それが何であるのか知らなくても名前が知られていれば「知名度は高い」となります。対して認知度は、それが何であるかを知られているという意味です。中身がわかっていなければ、認知されているとは言えません。そして認知度を強化したものが、ブランド力というわけです。ブランド力を高めるには【一貫したイメージを持たせる】こと。情報社会がどんどん多様化しており、SNSや各種サイトによって誰でも気軽に情報発信できます。

 逆に情報収集も、類似したサービスの比較が、容易にできるようになりました。情報が氾濫しているからこそ、《本》を出版している信頼性は、一線を画しているのです。WebサイトやSNSと比べて、《本》の出版は、より客観的に「このノウハウなら信頼できる」といった提案を促せます。読み手からすると、「そんなノウハウを書いた人物なら信頼できる」といった安心感が生まれ、それがブランディングになります。この点は広告や宣伝よりも、競合との差別化が図れるわけです。ブランディングと書籍が持つ、他には無い信頼性という力。

 改めて「本を出す意義とは?」について考えてみてください。つまり「なぜ本を出版したいのか?」という点です。出版するかどうかの判断として、おそらく原稿の質が重要でしょう。しかし、それは出版動機によって、基準が変わってきます。

出版する動機は、おおむね
【有名になりたい】
【収入を増やしたい】
【ブランディングをしたい】
【自分の考えや活動を広めたい】
という願望から発生しています。

 自分が実践していることや、発見したことが広まって、読んだ人が元気になったり、感動したり、得したりして賛同者が増えます。社会制度の矛盾や、悪事の告発、弱者救済などで社会に貢献ができたりします。メディアに取り上げられたら、世間に認知されて人脈も増えます。自営業なら本業の収入が増え、講演やセミナーの依頼が来たり、講演料の増額も見込めます。誰にも負けないオンリーワンの商売を知ってもらい、個性を売り出して競争力が高まります。動機を明確にすれば、読者ターゲットが絞られます。


 出版で得られる対価は、人それぞれですから、じぶん一人で悩まずに、専門家の智恵をかりることです。ぼくも今まで、編集長や編集者、出版プロデューサーの人たちから多くのアドバイスを貰いました。そういった経験や知識を、広く役立てたいと思っています。

どんな職業でもかまいません。
「楽に集客したい」
「本を出してみたい」
「自分の思いを届けたい」
というかたに、出版の方法を教えています。何はともあれ、人生が大きく変わるのです。今までの人生を大きく変えるなら【本を書いて出版する】これがもっとも近道なのです。

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女性が起業するとき、本を出すのが有効です

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 若い女性が自営業を志す、いまはそういう時代です。ブログやSNSで集客するのが、主流だと言われています。さまざまな集客アプリがあって、低リスクで事業を運営できるからです。自営業の人は、いつか本を出版するべきです。出版の中でも、とくにブランディング出版というのは、「本を出すこと」が目的ではなく【認知度を上げ利益をもたらす】これが目的です。そのため自費出版よりも、細やかな企画会議が必要となります。

 ぼくは占いだけでなく、カフェを経営しながらシェアサロンを運営しています。若い女性の方々の開業支援をしているわけです。女性が起業するとき、本を出すのが有効です。まずは相談して企画の立案をおこないます。自分のPRポイントやどんな構成がよいか、目を引くキャッチコピーや印象に残るタイトル、デザインなども含めて内容を考え、書籍の体裁や価格、ターゲット、プロモーション活動を話し合います。企画を決めていく段階で、頭の中が整理できますから、通常の仕事にもいい影響を与えてくれます。

 原稿作成の場合、本人が書くことが多いのですが、プロのライターが取材をして、原稿を作成することもあります。じつは、ぼくも若いころ、高名な学者や師匠のゴーストライターをした経験があります。不本意ながら、自分の本よりもゴーストで書いた本の方が売れ行きが高いのです。皮肉ですが、そういうものなのです。もちろん知名度もありますが、それよりも客観的に書けるからでしょう。

 さて、原稿が形になると、校正の作業に入ります。事実の誤認はないか、企画の意図とずれがないか、文章が読みやすいか、文言が統一されているかこれらをチェックするのです。ここで最終確認をクリアすれば印刷して製本へと進みます。その後、全国の書店へ配本したり、媒体へ宣伝活動をしたりします。

 出版費用は、だいたい200万から350万円ほど。もちろん書籍の体裁、ページ数、部数、流通網の範囲によって変わります。ビジネス書で一般的なのは、四六判ソフトカバー、もしくは新書サイズです。初版は3000から1万部です。それを基準とすると、ブランディング出版の場合は、最低でも数百万円かかります。

 ぼくはこれまで、幻冬舎、扶桑社、祥伝社という大手の有名出版社から、東洋書院、宮帯出版、たま出版など、歴史やオカルトの専門書まで幅広く交流してきました。その他にも、企画は通ったものの出版にならなかった会社も5社ほどあります。費用はすべて出版社が、用立てしてくれます。出版に対する考え方は、編集者によってぜんぜん違います。しかし出版社は商売ですから、【売れそうな本】しか出しません。めちゃくちゃ有名とか、話題の人とか、知名度がポイントです。

 それにくらべてブランディング出版は、『どんな本ならあなたに利益をもたらすか』という部分に焦点を当てます。本を出すことで顧客が増加しますし、講演会などの依頼にもつながりやすくなります。ポイントとなるのは、いかに「宣伝活動」としてマーケットに沿った本を作るかという点です。出版というと「こんな本を出したい」という理想が先だってしまうものですが、企画チームとよく相談し、「どんな本なら利益をもたらすか」という現実を考えることです。

 本を出すのには、大手出版社からが理想ですが、さすがに現実的ではありません。そこで、ぼくは、自分で出版社を立ち上げて好きな本を出そうとしました。出版事業は莫大な費用がかかります。でも、電子出版という方法があるのです。まずは電子出版から始めていつか書店流通の本を出してみましょう。

いつでも、ぼくが相談に乗りますので、その気になたらご相談ください。


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不満を感謝に変えるように、自分の意思で思考する

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 人間にとって最大の敵はマンネリと倦怠期です。ひとは、すぐにマンネリしてしまいます。では、どうしたらマンネリや倦怠期を避けられるでしょうか?その答えは、ずばり【変化し続けること】です。自分が変わることで視点が変わり相手の違った一面と出会えるようになります。自分が変わることで、相手の見方も変わります。すべての関係がリフレッシュされるのです。

 変化するためには、目標を持って過ごすこと。目標やヴィジョン、つまり夢を持って生きることです。

そして

【目の前の課題に向き合う】
【自分が好きなこと、楽しいと感じることをする】
【手に入れたものを楽しむ】

さらにいうと不平の気持ちを捨てるんですね。


 不満を感じたら、「いかん、いかん」とすぐに捨てようと意識しましょう。不満を感謝に変えるように、自分の意思で思考するのです。自分の欠点も含めて自分を大切にする。自分の長所もちゃんと知って、自分の欠点も含めて愛する。すると、 相手の心変わりにも動じなくなるんです。


 いずれは変わっていく。それが人の感情。「一生この人を愛します」という建前で縛るのが結婚制度ですからね。働き方や住む環境が、流動的になった時代には、ちょっと不都合なシステムです。ゆえに、4組に1組が離婚するわけです。永遠なんてないし、感情なんて変わる可能性が高い。もちろん『家族』になって添い遂げる素敵な夫婦もいます。そういう関係はとっても尊いですよね。みな、それを願って結婚に期待するのです。

 でも、人の気持ちって変わる。さらにいうと、「好き」の感情ってひとつじゃないのです。人が人に好意を寄せるとき、そこにはいくつもの配色がある。また、時と場合によって移り変わっていくものです。「好き」の感情にもたくさんの気持ちの要素が入り混じっています。妻に対する思いと恋人に対する思い。どちらも大切…というのは本人の中では矛盾していないのです。ただ不倫や浮気による苦しみは「人の気持ちは変わる」という事実を認めないから生まれるのです。


 ぼくのような占い師は善とか悪という基準で物事を見ないのです。不倫が悪いとか、良いとかでは見ないし、肯定も否定もしません。人間の感情は多彩なんだよ 。その揺れの中でみんな生きているんだよ。ということを真摯に受け止めているわけです。

言葉は嘘をつきますが行動は嘘をつけません

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昨日は朝、京都から音羽桜花(おとわおうか)さんが、そして夜は、札幌から橘メルロさんが、原宿ほしよみ堂に来訪されました。

ちなみに京都ほしよみ堂ではYouTube生配信をしています。
『隠れ茶屋ナイショの裏話こっそり教えます』
https://www.youtube.com/live/tQRAiRwuZMw?feature=share
ぜひチャンネル登録をして応援してあげてください!


言葉は嘘をつきますが行動は嘘をつけません

 突然ですが、誰かに裏切られた経験ありますか?人生には裏切りがつきものです。なぜなら人の多くは言葉を信じてしまうからです。言葉は嘘をつきますが、行動は嘘をつけません。なので言葉ではなく、行動を信じるといいのです。過去は繰り返されますし、人間の本質は変わりません。過去に誰かを裏切った人は、これからも必ず誰かを裏切ります。その意味において、未来に起きることは、過去を調べればいいのです。「気持ち」や「感情」って、移り変わるものなのです。

 この仕組みを知っていれば、自分や相手の心変わりに動じなくても済みます。いま好きだったとしてもいつまでも同じ感情は続きません。かつて好きだった人が、もう会いたいと思わなくなったり、ハマっていた遊びに、興味を持てなくなったり。そういう経験ありますよね。逆に、前は軽く考えていたものに、気持ちが持っていかれているということもあるはずです。気持ちというのは、空の天気と同じなんです。いま豪雨が降っていても、いつかはカラッと晴れます。梅雨みたいな時期もあれば、何日も晴天が続くこともある。

 そういう意味で、いま燃えている恋心もやがていつか冷めるのです。好きという気持ちは、だいたい3年でしょうか。その間に恋から愛に変わるんです。むしろその猶予が3年なのです。愛するっていうのは、感情的な反応だけではありません。もっと深いものなのです。相手のいいところも悪いところも、受け入れて、許し、慈しむもの。

 人生を通して学んでいく、それが「愛する」ってこと。パートナーの欠点を見たときに、そこから目を背けたくなる感情は、愛ではなくて恋なのです。「そういうところもあるよね」と、笑って許せるのが愛。パートナーの心変わりを不安に感じたら、それは恋です。どんな事情があったのか、心配できるのが愛です。

 占いで、よく「恋愛の気持ちが無くなったと言われました」というご相談があります。すごく不安になるし、ショックですよね。プライドも痛みます。気持ちは変わるもの。だから言葉に一喜一憂してはいけない。それよりも自分がどういう行動を選択するかなんです。それでも相手を愛したいと思うか?これを自分に問うわけです。


 今日の紫微フェスでは、前世の見方を学べます。過去の自分を知り、なぜ今の自分があるのかを問い、そして、これからの人生を作っていく。そのためには、運を良くすることが大事なので、風水を活用するのです。紫微斗数は、かなり万能に近い占術です。現地参加は残り1席でzoomも少し余裕があります。

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本日、12時まで受け付けております。

ピリピリした空気を出したり、不満を持ちやすい人の特徴

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 前回のコラムで、人に感謝ができないのは、じつは「心の弱さ」のせいという話を書きました。「自信がない」という人はだいたい理想が高いのです。理想が高すぎると、結果的に達成できないので、ますます自信をなくすのです。また、体調が悪いのに、無理を押して働いてしまうから、限界に達した時、バタッと倒れて周囲に迷惑をかけてしまうのです。

 悩みの原因は、マインドの問題が大きいです。たとえば、
【批判的で感謝の言葉がない】
【忠告を受けとめられない】

そういう人は、とても小心で、生真面目で、そして神経質だったりします。とくに、『他人の評価が気になってしまう』などは、周囲に対しても自分にも、高すぎる理想を抱いているからです。すると、どうしても厳しい目になるものです。結果的に物事を、悲観的に捉えてしまうのです。


 自分の心のフィルターを通して、他人や物事をみることを心理学で『投影』といいます。ピリピリした空気を出したり、何かに不満を持ちやすく、カリカリしやすいとか戦闘モードになったときは、自分の弱さを社会に投影している状態です。自分の悪い面を認めたくないので、他の人間にその悪い面を押し付けてしまうわけです。そんな心の働きが『投影』です。

 もちろん悪い面ばかりではなく、良い投影も存在します。この投影は、日常生活においてよく起こっています。なんとなく嫌いな人物って、じつは自分の否定的で認めたくない面を体現していたりします。

 投影がよく働く人は、「よし、やるぞ!」という覚悟を決めたとき、モチベーションが高くなります。ですから、「とてもやる気のある人だ」と、好感を持たれやすいのです。本人もそれを知っているので、その感情を日常的によく使います。意外にも、異性からモテたりします。すぐに恋人ができるし、また結婚に至るのも早いでしょう。結婚するとき、誓いますよね。

「この人を幸せにする」
「ふたりで幸せになる」

 そんな覚悟を決めるはずです。しかし、同じような毎日を繰り返し、相手がいることが当然になると、初心が徐々に薄れてしまいます。いつのまにか、相手の悪い部分ばかりが目についてしまうでしょう。ところがですね、「この人とやっていく」という覚悟が、本来の結婚生活の答えなのです。

 仕事で言うと、「この会社で実績を出す」「この職場に恩返しをする」という気持ちが、はじめは強いはずです。それが次第に消えていき、最終的には恨みになってしまうんです。そういう人と接してみて、「なぜなんだろう?」と不思議になると思います。でもピリピリした雰囲気を感じたら、こう考えて欲しいです。相手はいつでも、怒っているわけではありません。自分の存在を否定していて、それを相手に投影しているだけなんです。だからあなたが絶望する必要はないのです。

 そういう人は、他人に認められることで、心のバランスが保てるのです。相手の存在をありのまま受け入れて、感謝の気持ちだけを伝えてみましょう。軽く見られても無視されても笑われても何度もトライするのです。「あなたを大切に思っている」という気持ちが伝わるまで。すると相手の態度もきっと軟化するでしょう。

こういうスキルさえ身につければ人間関係で悩むことはなくなります。

京都ほしよみ堂が今夜、YouTube生配信がはじまります。『隠れ茶屋ナイショの裏話 こっそり教えます』ぜひ、チャンネル登録をして、高評価とコメントで応援してあげてください!
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行き詰まっている人って『褒め下手』の傾向があります

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「ありがとう」


その言葉ひとつで頑張れたりするのが人間です。


 じつは、皆さんは、そもそも頑張り屋ではなく、ゆるく楽しく仕事するのが、好きな性格ではないでしょうか?でも、なぜ頑張るかというと、その根底に『感謝』の気持ちと、『慈しみ』の感情があるはず。感謝されるから、苦労できるわけですよね。

 感謝の気持ちって、栄養ドリンクみたいです。しかし、そんな栄養剤も心が伴っていないと毒になるんです。他人を褒めることや、長所を認めて感謝することに、抵抗感を持つ人がいます。そういう人と接すると、険悪なムードが漂い、居心地が悪くなります。子どもが親に感謝する、なんてこと、まずないですよね。親に感謝しなかったのと同じで、子どもから感謝されるなんてないです。また経営者という立場は、部下から不服を言われますが、感謝されることは皆無に近いです。

 どうして人は、素直に感謝できないのでしょうか?人に感謝ができないのは、じつは「心の弱さ」のせいです。経営者やリーダーだってひとりの人間なのです。部下たちから感謝されないとやる気がなくなるし、認められないと張り合いは出ません。ただし、社交辞令では気分が良くないですよね。その反面、上手な褒め方をするひとに、とても好感を持ちます。

 うまくいっている人は、共通して『褒め上手』です。逆に、行き詰まっている人ってやはり『褒め下手』なんですよね。

 女性は褒め上手なのか?というと、そうでもないようです。言葉では「すごぉぃねー」「わぁーかわいぃ」「おいしぃねー」「ほんとうにありがとー」なんて言っているけれど、よくみると目が笑っていない。そういうシーンを見たとき、無性に胸がモヤッとするし、頻繁に続くとうんざりします。

 必死に頑張る人には褒めず、むしろ批判的な眼を向けて、 無能で内向的だけどちょっと頑張った人を褒めるという傾向が、一般女性に見え隠れします。おそらく、これは母性愛からくるものでしょうが、命を張って仕事をしている人からすると、不愉快なわけです。

さて、褒めるのが下手な人は、2つの理由があります。

ひとつめは【自意識が過剰】
ふたつめが【自己愛が強い】

 じぶんに自信がない人は、『誰かに認められたい願望』を抱えています。自信というのは、周りから評価されてようやくつけられるもの。でも簡単に認めてもらえるほど世の中って甘くありません。なぜなら、みんな自分のことで精いっぱいだから。他の誰かが認められているのをみて「自分はないがしろにされている」と傷つくわけです。

【自分はもっと褒められるべき】
【もっと大切に扱われてもいい】

 そういう心理が根底にあるから、認められない現状に不安を抱えてしまうんですね。満たされない自意識を抱えるのは、とてもつらいものです。ですから、なんとか自分の心を守るために、批判的な態度をとり、他者を認めないような感覚になってしまうのです。

 でもまったく何も言わないと変なので、上辺だけで社交辞令は言います。そうすることで心のバランスを保とうとするのでしょうが残念ながら効果は薄いです。だから自分と比べて、なにかしら劣っている人や年齢が下の人に対して褒めたり優しくするのでしょう。でも、端からみると気持ちのよいものではありません。

 成功する人の特徴は、じぶんより先輩で成功している人をみると素直に感動し、本心から敬意を感じます。逆に、成功しない人の特徴は上司や先輩をないがしろにし、できない後輩の肩を持ったり、失敗を繰り返す弱い立場を見過ごす傾向にあります。こういう思考は、『悪者になりたくない』『いい人に見られたい』という自己愛からくるものですから、やはりそれでは会社からの評価は落ちますよね。


 上だろうが下だろうが、お互いに感謝がないと関係は続きません。とくに恋人や夫婦も。たた単純に「ありがとう」と言うだけでなく、心からそう思うことで相手の信頼を得られるわけです。

Twitterはやっていますか?
占い師はTwitterと相性がいいです。
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若い人の知識とスキルを限りなく利用する智恵

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 ほしよみ堂の本店は原宿にあります。本社のマリアハウスは、ぼくが購入した土地に自社ビルを建てました。原宿は若い街です。だから建築デザインも、若い人に受けるテイストにしました。いま原宿ほしよみ堂には、20代の若者が8人ほど所属しています。そのうち占い師が3名、研修生が4名、正式スタッフが1名です。

 人は、年を取りますよね。あっというまに30代、気が付けば40代、目の前が50代、そして… 気が付けば老後という感じで。人は誰でも、年を取ると傲慢になってしてしまいます。だから意識して尊大な態度はとらないようにし、かといって過剰に頭を下げることはなく、結果的に尊敬されて頼られる…そんな人生の終着点を意識しています。そのためには、つねに若い人たちと共に過ごすことです。20代から30代は、業務経験が浅いですから、未知の仕事に挑戦し、ハラハラしながら実力を高めていく時期。

 しかし、40歳を過ぎたら、すでに十分な実力を持ちます。失敗してしまった場合は、時間をかけて信用や損失を取り戻すほうが難しい年齢です。だから「ハラハラ」よりも、得意分野で勝負するべき。定年のない人生を歩むために、やりがいを重視するのが40代以降。生活のために働いてお金を稼ぐのではなく、仕事を楽しむこと。体力的に厳しくなったら仕事を減らして楽をする。そういうライフスタイルを選択するといいでしょう。やはり、健康が一番ですからね。

 人は年齢とともに価値観が変化します。いまの日本はアメリカ資本論理が強いので組織や社会に押しつけられていました。でも、そういった「拡大指向」や「利益追求」は30代まで。40歳になったら健康に気をつけて、無理をしない仕事をしましょう。ネットが中心の時代です。すべてを自分でやろうとしない。50代に必要なのは、若い人の知識とスキルを限りなく利用する智恵です。パソコンの操作やトラブルは解決してくれるスタッフに任せる。

 日本の企業も終身雇用を守り続けることが難しくなってきた時代です。若い会社員でも、「いつか独立したい」「自営で身を立てたい」と考える人が少なくありません。そういった若い層から求められる生き方をするのです。

 今の若者たちはメンター(指導者)に飢えています。ですから弟子を取り、若い人を育てるのです。見込みのあるものには、高額で伝授している技術を、無料で教えています。そのかわりに掃除や片付けをしてもらったりパソコンをみてもらったりするのです。自分が話したことを録音して、それを文字おこししてもらい、ブログを連載したりメルマガを発行したりするのです。その文章が集まったら電子書籍にして本にします。それが、これからの50代にとって理想的な働き方だと思います。

 ぼくもハタチから23歳までご高齢の先生に付いて鞄持ちと運転手をしていました。ほぼ無休で、無給でした。今は時代が違いますから、それは不可能ですが。ぼくの場合、誰かに言われてそうしたのではなく自主的にその道を選びました。そういう若者は今はいないでしょう。ぼくは師匠に付いて、毎日ありがたい話を聞き、原稿の代筆をさせていただきました。そういった経験があるから、若くして台頭できたし、お弟子さんをたくさん育成できるのです。

 かぎりなく少ない投資で、実績を積むことが成功の鍵です。成功の秘訣は、知名度を上げて広く知られる。そのため今は、ブログとSNSとYouTubeが絶対必須ツールなのです。ぜひ、原宿ほしよみ堂にきて、20代の占い師&占い師見習いたちの気を受け取ってみてください。

ネットで発信している情報から、どんな客が集まるか想像できる

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個人事業主さんや、サービス業のオーナーたちからよくこんな声を聞きます。
「うちのお客さん、安いものしか買わない」
「変なお客さんが多くて困る」

 こういう悩みというか、愚痴を言うオーナーや経営者には、共通した間違いがあるのです。広告宣伝やWebサイトなど、発信している情報をみれば、どんな客が集まるのか想像することができます。とくに、ホームページのコピーやブログのタイトルが大事です。集めたい顧客像と、配信しているメッセージが一致しているかどうか。これが集客のポイントです。

 たとえば「業界最安値!」と宣伝したとしましょう。すると、当然ですが、「安いのがいい」と考えるお客が集まります。このような宣伝をしながら、「値段で決めるケチな客が来た」と思ったら、それは本末転倒です。だって、自分から引き寄せているわけだから。割引でしか買わない人しか来ないのは当然なのです。

 「細かい注文をする客が多い」と、お客様に不満があるのならばお客様に対して発しているメッセージを見直す。まず先に考えるべきは、「どのようなお客様を集めたいのか」ということです。

 来て欲しいお客さんを意識せず、ただ単に「より多くの人が集まればいい」と考えて集客をすると、ノーコンセプトな人が集まってきます。ですから、まず考えることは、「どんなお客様を集めたいのか」ということになるのです。戦略を練る際に、いちばん初めに考える部分です。そして、どのような宣伝をするのか?これが『戦術』です。

 【低価格で差別化する】という戦略ならば、「業界最安値」で正しいです。しかし【高品質で差別化する】という戦略ならば、「業界最安値」は論外。望んだ結果が得られない理由は、ロジックを見つめれば明らか。もし、なにも戦略がなく既存のマネをして宣伝をしたらどうなるでしょう?とうぜん価格競争に巻き込まれます。

 小さな会社や個人事業は、より戦略が大切です。しかしながら、それを理解できるオーナーも、戦略を立てられるフリーランスも、ほとんどいません。だからこそ、ぼくのような仕事に需要があるのです。この20年以上、ぼくの仕事が減らないのは、「自分で考えることが難しい」という人が溢れているからです。ぼくは、そんな人たちのために差別化するための戦略をしっかり立てているのです。イヤなお客が集まる理由は、その戦略に問題があります。

 占い師も同じですね。愚痴が多い客。延長料金を渋る客。無料サービスを求める客。他の店と比較ばかりする客。そういうお客さんを対象にしてはいけません。この問題はすべて、自分の発信を精査することで防げることばかり。その点を踏まえて、自分のブランディングを基本から見直してみましょう。


 さて、今月19日には『紫微フェス』が開かれます。現地参加は、残り3席となりました。もし、まだ参加を迷っているのであればお申し込みください。

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特殊な霊能力がなくても前世を知る方法が2つあります

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 生まれ変わりを信じますか?ぼくは前世を、何人かに見てもらったところ、零戦の特攻隊員だったと言われました。これは、ひとりの霊能者ではなく、複数の鑑定から導きだされたことで、しかも少し記憶があったり、零戦との縁がたくさんあるのでぼくはそれを信じているわけです。

 今の時代に生きる人の多くは、前の世では第二次世界大戦中だと思います。生まれ変わりというのは、早くて15年、遅くても50年くらいだと考えられています。また、ごく稀に、亡くなった翌年に生まれ変わることもあるそうです。

あなたは、誰の生まれ変わりだと思いますか?

 有名になった人は、前の世でも有名人です。現在、ごく普通の人生なら前世でもありふれた庶民です。若くして死去すると、早めに生まれ変わってきます。長生きして天寿を全うすると100年近くは生まれ変わりません。


 これは、陰陽の法則です。もちろん陰が霊界で陽が現実世界です。いま、ぼくたちは陽の世界で暮らしています。病気や事故、あるいは自殺などで命をたつと、後悔と執着の気持ちが残り、早く生まれ変わります。長生きで老衰だと、執着の気持ちが衰えるので、あの世での生活も、それなりに長くなるわけです。

 こういったことを、見ることができる霊能者が実際に存在します。ぼくも何度か、そういう能力を持った若者に会いました。でも、その若者たちは、40代くらいになると次第に見えなくなるのです。霊能者が、もっともその力を発揮するのが10代後半から20代後半まで。30歳過ぎると少しずつ見えなくなり、40代で完全に能力が消滅します。ぼくの元へは、前世が見える若者が定期的に来訪します。定期的というのは、だいたい5年に1人です。


 さて、霊能力がなくても前世を知る方法がいくつかあります。ひとつは、対向催眠です。特殊な催眠術をかけて、子供のころまで意識を戻し、生まれた瞬間、生まれる直前、そして生命が宿る瞬間、さらに霊界での暮らしぶりを思い起こすことができます。これを何度も行えば、前世の自分を思い出すことが、できるかもしないわけです。

 そして、ふたつ目の方法が、占いを使った調べ方です。ぼくは四柱推命と紫微斗数、このふたつの占術を使って、前世を調べる方法を知っています。

 今月19日の『紫微フェス』で、前世の見方を学ぶことができます。もし、現地参加ができるのであれば、特別にぼくが、あなたの命盤から前世を観て差し上げます。現地参加は、残り4席となりました。

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https://harajuku-uranai.com/230219shibitosu_fes/

ぜひとも、今日中にお申し込みください。

殷と周との戦いに登場した人物が個性豊かな星に命名された占術

紫微斗数に何かしら縁がある『封神演義(ほうしんえんぎ))』という怪奇小説。この物語の面白さに、きっとあなたも魅了されるはずです。


今月19日の日曜日、紫微斗数フェスが開催されます。
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紫微斗数に興味がある!
紫微斗数を少しでもかじった!
紫微斗数を使って占いをしてる!
そんな人は、このフェスに参加しないだけでかなり遅れをとるでしょう。

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 太公望という希代の軍師を得た周は、徐々に国力をつけました。同時に、殷を見限った諸侯が周に帰属したのです。中でも殷軍の大将として勇猛な戦いぶりを恐れられたのが黄飛虎です。彼は、妻である賣夫人が妲己に殺されたことを機に、眷属を引きつれて周へ寝返ったのです。


 こうして徐々に戦力をととのえた周でしたが、残念ながら文王は使命半ばで病死。神々は彼の霊魂を慈愛と平安の神『天同星』として祀りました。そして文王の意志は、次男である武王(ぶおう)が引継ぎました。武王は父と兄の仇をとるため才能あふれる人材を次々に採用し、殷の勢力に立ち向かったのです。

 殷に比べると、周の軍隊はあまりに弱小でした。けれども太公望に加え、忠臣である李天王(りてんおう)の大活躍で、次第に殷の勢力を制圧していきます。しかし、なかなか殷王朝打倒のチャンスが巡ってきません。


 敵もさるもの、費仲(ひちゅう)を筆頭に、宰相の比干(ひかん)や後任の聞仲(ぶんちゅう)によって殷が支えられていたためです。とくに宰相の比干は、紂王に反論したが果たせず、王の眼前で自らの心臓をえぐりだしてその忠心を示したほどの大人物。

 神々は、その純真で高潔な比干の魂を、情熱と父性にふさわしい「太陽」に住まわせ、名も『太陽星』としました。とはいえ壮絶な死と引き換えにした比干の諌言も、紂王には響きません。比干に代わって宰相となったのが聞仲です。


 聞仲は、比干の二の舞を避けて王へ諌言こそしませんでしたが、妲己や費仲の悪行を阻止し、殷に善政を取り戻そうと努力します。あの悪辣な費仲でさえも、無私無欲で正義を貫く聞仲の前では影を潜めていたほどです。しかし、「上乱れれば下に及ぶ」という自然の摂理の前には、聞仲の努力も儚いものでした。朝廷内はさらに悪臣が横行し、民衆にも正義が失われていったのです。

 最後の決戦となり、小さな周国の軍隊は決死の覚悟で殷に突入しました。それが歴史的に有名な牧野(ぼくや)の戦いです。どう考えても勝ち目のない戦法でした。ところがここで奇跡が起こります。なんと殷の兵士たちが王の堕落ぶりを見限って自国を見捨てていたのです。

 それは小国が大国に勝利した瞬間でした。その有りさまを知った紂王は、自戒の念を胸に自ら命を絶ちました。この殷と周との壮絶な戦いで、数多くの王族や大臣、傭兵、女性たちが登場します。これらの登場人物が、それぞれ個性豊かな星として命名され、神の称号を与えられ封印されました。この神の称号が、紫微斗数の主星たちととても酷似しているのです。壮大なロマンあふれる伝説に彩られた世界観が、紫微斗数の隠れた魅力です。

さて、今月19日の日曜日、『紫微斗数フェス』が開催されます。

本には書けない!
Youtubeで話せない!
紫微斗数のマル秘テクニック満載

昨年からはじめて、今回で2回目の開催です。

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https://harajuku-uranai.com/230219shibitosu_fes/


13時から17時半ごろまで長時間4コマでお送りします。通しで購入されますとかなりお得なお値段となっています。もちろん当日参加できなくても録画動画を何度も見ることができます。

13時「生まれた時間がわからなくても使える とっておきの魔法 紫微斗数ホラリー」
14時「前世のカルマを探り 生まれてきた意味を知る 命盤から読み解く前世の見方」
15時「北斗七星スプレッドを本邦初公開!紫微斗数タロット」
16時紫微風水

という演目です。

命を落とした霊魂たちを次々に天界の守り神へと昇華

紫微斗数に何かしら縁がある『封神演義(ほうしんえんぎ))』という怪奇小説。この物語の面白さに、きっとあなたも魅了されるはずです。

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 妲己は、有力な武将である黄飛虎(こうひこ)の夫人に矛先を向けました。殷の社交界において絶世の美女と謳われた賈夫人(か-ふじん)。その美貌には、さすがの妲己でさえも嫉妬するほど。あるとき妲己は、紂王と賈夫人との3人だけで酒席を設けます。そして妲己は、紂王が酔った頃合いを見て席をはずしました。もともと女癖の悪い紂王が何もしないわけはありません。妲己の思惑どおり、賈夫人は姦淫されそうになります。

 しかし、とても貞節な貴婦人だった彼女は、逃げ場を失うと、高い建物から飛び降りて自害してしまったのです。その死を悲しんだ神々は、彼女の霊魂を、清楚で潔白さの象徴である月宮殿に連れてゆきます。そして『太陰星』として祀り、田宅(家庭や不動産)の守り神の任務を与えました。

 邪魔者を次々と死に至らしめた妲己は、紂王の寵愛を一身に受けると、ますます紂王を意のままに動かし、殷の政治は収拾がつかなくなりました。それに対抗するため、姫昌は「文王」と名をあらためて、殷を征伐するために援軍を迎え入れます。それが、かつて殷国で紂王に仕え、軍学や占学を指導していた姜子牙(きょうしが)でした。

 かつて姜子牙は、妲己との戦いに敗れたのち、山奥で魚釣りをしながら来るべき時にそなえ、仙人修行をしていました。姜子牙は、周に定住すると馬千金(ばせんきん)と結婚しました。しかし姜子牙は一向に仕事をせず、「やがて自分を必要とする人物がやってくる」というばかりで、湖水に釣り糸を垂れる日々。

 そんな亭主に苛立ちを覚えた馬千金は、どんどん口うるさくなっていきます。夫である姜子牙をなじり、悪口を言いふらすばかりか、ついに離婚を突きつけました。ところが、それから間もなくして、姜子牙が周の文王に見出され、しかもいきなり宰相に抜擢されたのです。この姜子牙を別名「太公望(たいこうぼう)」と呼びます。

 太公望というと、釣りの神様として有名ですが、一介の浪人から周の宰相という地位を釣り上げたというのが真相です。元亭主の思いもよらぬ出世に驚いた馬千金は、自分の所業を恥じて自殺します。神々は、この口うるさい馬千金の霊魂を『巨門星(こもんせい)』としてまつり、揉め事の仲裁役の仕事を与えました。

 さて、太公望という軍師を得た周は、徐々に国力をつけ、同時に殷を見限った諸侯がぞくぞくと周に帰属するようになりました。なかでも黄飛虎は、殷軍の大将として恐れられていました。

物語は、まだまだ続きます。


紫微斗数ほど謎に包まれた占いが他にあるでしょうか?壮大なロマンあふれる伝説に彩られた世界観が、紫微斗数の隠れた魅力なのです。

今月19日の日曜日、紫微斗数フェスが開催されます。

本には書けない!Youtubeで話せない 紫微斗数の㊙テクニック満載!【紫微斗数フェス!!】

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昨年からはじめて、今回で2回目の開催です。13時から17時半ごろまで長時間4コマでお送りします。通しで購入されますとかなりお得なお値段となっています。もちろん当日参加できなくても録画動画を何度も見ることができます。

13時「生まれた時間がわからなくても使える とっておきの魔法 紫微斗数ホラリー」
14時「前世のカルマを探り 生まれてきた意味を知る 命盤から読み解く前世の見方」
15時「北斗七星スプレッドを本邦初公開!紫微斗数タロット」
16時「紫微風水」

という演目です。

壮大なロマンあふれる伝説に、彩られた世界観が紫微斗数の魅力

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 中国古代の天文学では、北極星を中心とした北斗七星、その他の星々をグループとし、それを紫微垣(しびえん)と呼んでいます。伝説では、紫の薔薇が咲き乱れる城とされていました。これになぞらえ皇帝の居城も「紫微宮」とか「紫禁城」などと呼んでいました。かつて平安京の正殿を「紫宸殿」と呼んでいたのも、これが由来のようです。

 さて今日は、昨日の続きを書いてみます。父である姫昌(きしょう)の無実を晴らすため貴公子として名高い周の皇太子・伯邑(はくゆう)は、殷へ赴きました。その彼の尊い風貌に、妲己(だっき)は一目惚れしてします。

 しかし色仕掛けで誘うも、純潔な伯邑はその誘惑をはねのけてしまいました。プライドを傷つけられた妲己は、あろうことか紂王に、「あの男が私の寝室に忍び込みむりやり犯そうとしたのです」と訴えたのです。姫昌の無実を申し立てられて困っていた紂王は、「しめた!」とばかりに伯邑を捕らえ、調べもせずに死刑にしてしまいました。

 しかも彼の死体で肉団子を作り、それを獄中の姫昌に届けさせたのです。息子の死体で作った肉団子を、姫昌は泣きながらも、すべて食べることにしました。それを見た紂王は、「仙術の達人と評判の人物だが、息子の肉で作ったと知らず喰ってしまった。たいした奴であろうはずがない」と判断し、姫昌を釈放したのです。


 城門を出た姫昌が、腹をさすると口から一匹の白いウサギが飛び出し、姫昌に平伏したのです。その後、死んでしまった伯邑は、神々からスカウトされて天界へ召されることになりました。つまり姫昌は、長男の死体を自ら食すことで幽閉から解放され、さらに長男の魂を霊術によって神にゆだねたのでした。

 伯邑は、とても清廉潔白で、学識の高い人格者でしたから、天界の神々は、「霊魂を北極星の象徴として、すべての星の指導者になってもらおう。そして人間を不幸に導く凶星と戦う力を授けよう」と意見がまとまり、天帝がいる紫微垣に住まわせて、『紫微星』という称号を与えたのです。

 この事件を境に、妲己の悪事は増長していきます。その魔の手は、紂王の正室である姜皇后(きょうこうごう)に向かいました。品格高く、慈悲深かった皇后は夫の暴虐さに耐えかねていました。そして妲己の迫害を受けて、ついに拷問死となります。

 天界にいた神々はその霊魂を迎え入れました。紫微星と併せて二大帝王星として天府星という称号を授け、慈悲と財産の役目を与えました。物語は、まだまだ続きます。紫微斗数ほど謎に包まれた占いが、他にあるでしょうか?壮大なロマンあふれる伝説に彩られた世界観が、紫微斗数の隠れた魅力なのです。

 今月19日の日曜日、紫微斗数フェスが開催されます。昨年からはじめて、今回で2回目の開催です。

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 13時から17時半ごろまで長時間4コマでお送りします。通しで購入されますとかなりお得なお値段となっています。もちろん当日参加できなくても録画動画を何度も見ることができます。

13時から紫微斗数ホラリー
14時から前世の見方
15時から紫微斗数タロット
16時から紫微斗数風水
という演目です。

三国志・西遊記・滸伝とならんで人気の怪奇小説『封神演義』とは

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 紫微斗数には見逃せない神話があります。それが『封神演義(ほうしんえんぎ)』で、中国では三国志や西遊記、そして水滸伝とならんで人気の怪奇小説です。ただし、「封神演義と紫微斗数とはいっさい切関係ない、まったくのでっち上げだ!」という立場の専門家もたくさんいらっしゃいます。

 本流の紫微斗数の文献には、いっさい封神演義との関係性には触れていません。おそらく紫微斗数の星の性質が、封神演義の登場人物と重なる部分が多いため、のちの研究者が広めるため意図的にメイクアップしたのではないかと思います。そのあたりを知った上で、星の性質を楽しく覚えるためにぼくは利用しています。

 いまをさかのぼること、はるか3500年の大昔。古代中国に「殷(いん)」という国家があり、その最後の王の物語です。王の名は紂王(ちゅうおう)。もともと紂王は立派な皇帝でしたが、それまで三十代も栄えた殷の国を破滅の道に導いてしまったため悪名高き王として知られています。

 ある日のこと。行幸していた紂王は、女媧を祀るる廟(びょう)に差しかかると、急に参拝すると言い出しました。しかし女神像を見た紂王は、その美しさに感嘆し、「これほどの美女を見たことがない。このような美女を妾に加えたいものだ」と呟きながら無礼な行為を働いたのです。

 これを天界でみていた女媧が、「なんと不敬な。神をも欲望の対象と見なすとは驕り高ぶるにもほどがある」と、怒り狂ったのです。そして女媧は『千年狐狸(せんねんこり)』という妖精に、「人間に化けて下界に降り、紂王を色仕掛けでたぶらかし殷を滅ぼすのだ」と命じました。

 その命を受けた妖精というのが、悪女として有名な妲己(だっき)です。妲己は希代の美女でしたので、簡単に紂王の側室となり、さっそく王をそそのかして悪政を増長させたのです。無実の民を罪に陥れ、次々と死刑にし、重い税に苦しむ民衆をよそに、王を酒池肉林の宴に明け暮れさせます。ちなみに『酒池肉林』は、この時に誕生した言葉です。

 そんな惨状を目のあたりにした、ある人物が立ち上がりました。それが、殷の四大諸侯のひとり姫昌(きしょう)です。しかし姫昌は、利益のためならなんでもする大臣・費仲(ひちゅう)の陰謀により7年もの幽閉生活を強いられます。

 この姫昌は、のちに周の初代王となり文王(ぶんおう)と名乗った人物です。ちなみに姫昌はその幽閉中、天界より啓示を受けて「易(えき)」を体系化しました。ゆえに、『中国占術の始祖』と呼ばれています。

長くなりそうなので、続きは次回コラムにて!

今日の立春から癸卯に変わり、新しい年がスタートします

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 今日は立春ですね。昨夜は原宿ほしよみ堂にて節分会をおごそかに開きました。ぼくはこれから、三者巡りに行きます。代行参拝も14名、申し込みがありました。漏れなく、祈りを捧げて参ります。

 今日から癸卯(みずのとう)の年が始まります。干支は60年に一度、規則的に巡ってきます。癸は最後の十干で、卯は朝とか春を意味します。つまり、「物事の終わりと始まり」を意味するわけですから、過去を振り返ると開業や設立が多く見られます。

 まず1783年ですが、アイスランドのラキ火山が大噴火し、数年間ヨーロッパに異常気象をもたらしました。日本では浅間山が大噴火しています。次の1843年には「人返し令」が発令しています。老中だった水野忠邦が、農民の江戸移住を禁じた法令です。江戸に流入していた農民をもとの農村へ戻し、幕府の財源を確保しようとしたわけです。

 次の1903年には、アメリカでフォード社が設立、欧州でツール・ド・フランスが開幕。またライト兄弟が人類初の有人動力飛行に成功しています。国内に目を向けると、日比谷公園が開かれ、日本初のゴルフ場が開業され、浅草に日本初の映画館が開館しています。また愛知県では運転免許制度の発祥とされる規則が公布されました。

 次の1963年にはイギリスでビートルズがアルバムを初リリース。日本では、NHKの大河ドラマが放送開始され、坂本九の「上を向いて歩こう」が、米国ビルボードの週間ランキングで1位を獲得しています。

 さらに通信衛星による日米間のテレビ中継に成功し、ケネディ大統領の暗殺事件が、最初のニュースとして放映されました。また、鈴鹿サーキットでは、オートバイの世界選手権が初めて開催しています。

 癸(みずのと)は陰の水性で、雨とか雫などを意味します。卯(うさぎ)は陰の木性で、花や草などの象徴であり、春・朝・東を意味します。

また卯という文字は、
「迎える」
「抑える」
「仰ぐ」
という字の右側ですよね。

 春を迎えるために、自我を抑えて、師と仰ぐ。と、このように、とらえることもできます。卯は木なので、水を与えることで成長します。水は木を育てますから、若さを持つ人たちにとって飛躍の年になるでしょう。

 ぼくも、まだまだ52歳(来月は53歳になりますが)、今年はさらなる飛躍を誓います。とにかく去年は、苦しくもあり地道な一年でした。新事業を何度も立ち上げましたがすべて今年に繰り越しました。覚悟はしていましたが、これほどまで思い通りに行かないとは…と、何度も天を仰ぎました。

そんな壬寅の五黄の年が、ようやく開けたわけです。今年の発展を祈るため、朝から三社巡りに出かけ、祈願をして参ります。

 さて、【2/19(日)】紫微斗数フェスが開催されます。今回の『紫微フェス』では、ビジネス運と恋愛運の上げ方に注力して紹介します。どうぞご期待ください。通しで購入されますとかなりお得なお値段となっています。もちろん当日参加できなくても、録画動画を何度も見ることができます。

13時から紫微斗数ホラリー
14時から前世の見方
15時から紫微斗数タロット
16時から紫微斗数風水
という演目です。

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これだけすごい占術なのだからきっと効果絶大の開運法がある

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 占いの本場台湾で、「もっとも細かく、そして鋭くあたる」として人気ナンバーワンの命理学、それが紫微斗数です。その精度は、もはや占術の帝王学・四柱推命を越えると言っても過言ではありません。


日本においても、個人の運命を知る占術として知名度が高まりつつありますが、じつはこの紫微斗数……

風水として使用することが可能なのです。さらに、国家の運命を占ったり、社会の世相を占ったり、また二者択一ができたり、目の前の悩みにズバリ判断できたりと、多岐にわたって活用ができるマルチな占術なのです。

 ぼくは高校生でカバラ数秘術を知り、A・クロウリーのタロットに興味を持ちました。さらに22歳で「陰陽五行論」に目覚め、古神道霊学の師匠につき、天津金木・姓名判断・易学・九星気学などを習得し、そして30代半ばで紫微斗数に出会い衝撃を受けたのです。


 その後、従来の文献には明かされていない実践的な紫微斗数を徹底研究。年間千人以上の鑑定で得た1万人の命盤をもとに、コアな研究会で激論を交わしながら、斬新な開運法を編み出しました。

 その動機は、「これだけすごい占術なのだから、きっと効果絶大の開運法がある」という判断から生まれたものです。運命を知るだけでなく、方位と「時」を見ることが出来ます。

紫微を使った風水は、とくにビジネス財運方位術と恋愛運に効果があります。まず、ビジネスで成功するための術は、商談を成立させ、さらに発財につなげるための方位術です。

 日にちが決まっていて場所が未定の場合と、日時が決まっていなくて場所が決まっている場合の2類類の方法があります。商談や面接など、自宅からその場所の方位を調べて、その方位に財帛宮あるいは官禄宮がめぐってきた「日」に選ぶ方法です。

 家から場所の方位が、東に位置していたら「卯」宮に、財帛宮か官禄宮がめぐる日を選んで、商談を行うと有利に運びます。ただその宮に凶星が複数同宮していたら要注意です。その場合は、その方位宮から三奇星を飛ばします。飛ばした先が、その宮を中心に三方四正に入っていれば問題ないと判断します。そして恋愛運を上昇させる風水ですが、命盤の桃花星の方位を使います。

【2/19(日)】
紫微斗数フェスが開催されます。今回の『紫微フェス』では、ビジネス運と恋愛運の上げ方に注力して紹介します。どうぞご期待ください。

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13時から17時半ごろまで長時間4コマでお送りします。通しで購入されますとかなりお得なお値段となっています。もちろん当日参加できなくても録画動画を何度も見ることができます。

13時から紫微斗数ホラリー
14時から前世の見方
15時から紫微斗数タロット
16時から紫微斗数風水

という演目です。通しで購入されますとかなりお得なお値段となっています。当日参加できなくても録画動画を何度も見ることができます。

中国の千年の時の流れの中でいくつもの流派に分かれた占術

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今日から2月が始まりますが、今夜19時からYouTube生配信やります。今回のゲストは本を出版した札幌店オーナー、橘メルロさんです。チャンネル登録はマスト!

20時から別件で、ヴェルニの交流会がありますので生配信は50分ごろまでとなります。ぜひ今夜の19時、ほしよみチャンネルでお会いしましょう。

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https://www.youtube.com/watch?v=WUD9zmQXBhc

中国の千年の時の流れの中でいくつもの流派に分かれた占術

 橘メルロさんは、ぼくに会う以前から、紫微斗数(しび・とすう)という占星術を学んでいました。じつは、12年ほど前、ぼくが教えたある男性がまったく別の流派を立ち上げて、勢力を拡大していたのです。紫微斗数に限らず、四柱推命や風水などはたくさんの流派が存在します。中国において千年の時の流れの中で、いくつもの流派に分かれました。

 まず「南派」と「北派」に分裂しまし、南派はさらに「主星派」と「飛星派」に波及します。そして飛星派は「宮動派」と「宮不動派」に。最終的には、宮動派が「小限派(しょうげんは)」と「太歳派(たいさいは)」に別れて現代に至ります。

 その他にも三合派、占験派(せんけんは)、崑崙派(こんろんは)、河洛派(からくは)などがあります。使用する星の数も30個程度から、100を超える派までさまざま。かつて主流は小限派でしたが、今は『太歳飛星派』がメジャーです。

 そんな紫微斗数には、多くの謎めいた伝説があります。言い伝えによると宋の時代に、陳希夷(ちん-きい)という道士によってはじめられたとされています。彼の著書とされる「紫微斗数全書」は、まさに聖典ともいうべき書なのです。その生涯は謎が多く、ゆえに正確な情報はだれも知りません。

 通説では、864年に現代の河南省で生を受けたとなっています。両親をなくした5歳のとき、川辺で遊んでいたところに青い衣を着た不思議な婦人に拾われ、養育されました。その女性は「九天玄女(くてんげんにょ)」という女神の化身だとされています。

 彼の生きた時代は、まさに戦乱の真っ只中。大唐帝国は相次ぐ反乱の末に滅亡し、そして五代十国の時代へと突入しました。混沌とした時代でしたが、陳希夷は勉学に励み、高級官僚の道を志したのです。

そんな陳希夷の物語、続きはまた次回のコラムで!

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