2010年9月
紫微斗数でもっとも嫌われる星
それが「化忌(かき)」です。
化忌にはいくつか種類があります。
そして化忌は、ひとつだけではありません。
化忌の数は「カルマ」の数です。
化忌が多い人は、それだけ多くのカルマを背負っています。
化忌との出会いが多い人は、
ミステリアスな人生を歩みます。
運命学に触れる機会が多く、
開運法に頼ろうとします。
化忌のなかでも「自化忌」をもっとも恐れていますが、
その脅威は「目に見えない恐怖」です。
でも、じつは自化忌より危険な化忌がいます。
それが「回馬忌」です。
A宮とB宮お互いに化忌を飛ばし合う。
それが回馬忌です。
命宮と身宮の回馬忌
命宮と福徳宮の回馬忌
命宮と遷移宮の回馬忌
財帛宮と官禄宮の回馬忌
田宅宮と子女宮の回馬忌
……エトセトラ
そのほか、因果関係のある宮の回馬忌は、
なかなか消すことができません。
化忌を消す方法はいくつかありますが、
回馬忌の場合、
教えてもそれを実践しない人が多いです。
そういう意味において占い師には、
「それを実践させる説得力」が必要なのです。
よく開運法を聞かれますが、
真実の開運法は
「 ひ と つ だ け に し ぼ る 」
これが極意です。
恋愛運を上げれば出世運は下がりますからね。
わかりますよね〜?
(原宿の占い師、中島多加仁)
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イギリスの神学者トーマス・フラーは言いました。
『結婚前には両目を大きく開いて見よ。
結婚してからは片目を閉じよ』
と。
決断の「前」と「後」に、しあわせのヒントがあります。
まず決断する前には、長所も短所もよく見て判断すること。
そして決断した後は、長所をよく見て、短所は大目にみること。
一旦決断したら、後悔して生きるのではなく、
自分の決断を信じて、努力することが大切なのです。
つまり、うまくいかないのは決断のせいではなく、
決断した後の心がけのせいなのかもしれません。
「相性を観てください」
というお願いは多いです。
それと同じく、
「私の適職は何ですか?」
という相談も頻繁ですね。
結婚にしても就職にしても、
やはり「相性」というものは存在します。
若いころは、相性が悪い相手に恋をしがちです。
相性が悪いというのは、共通点が少ないということです。
自分にないものを持っている異性に惹かれる、
それが若気の至りです。
仕事もそうですね。
わざと高いハードルを越えようとします。
それが「若さ」です。
しかし年輪を重ねる、つまり経験を積むと、
「相性」の正体を知るようになります。
どんな相手と結婚するのが、ほんとうのしあわせなのか。
どんな仕事につくのがしあわせなのか。
本来なら、それらは経験則で分かるはずです。
ところが人間には「欲得」というものが存在します。
だから、つい自分の「領分」を侵してしまうんですね。
人間には本来、生まれ持った「福分」というものがあります。
一生使える資金、出世のレベル、異性縁というものが
個人個人で限られています。
その「福分」を越えてしまうと、もう後はないのです。
だから福分を越えないように、
身の丈を知りましょうというのが運命学の姿勢なんです。
その意味において、
風水や方位術などの開運法も、
じつはやりすぎると危険なのです。
次回は、その点に付いてちょっと深く言及してみようかと思います。
(原宿の占い師、中島多加仁)
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