2007年4月/コラム

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2007年4月

なぜ鑑定に90分もかけるのか?

いつもそうなんですが、

ホームページを作るまでにそうとうな時間と労力を費やしますよね。



で、いざ出来上がってしまうと、もうそれに満足してしまって更新を怠ってしまう。



まさに、いまのぼくがその現象の真っ只中にいます(笑



このコラムも、最初は1週間に1度の頻度で書いていこうと思っていたのですが……いやぁ、意外と根気がない性格なんだなぁと、いまさらながら再確認。



春....ということもあって酒の呑みすぎで、しばらく、胃腸をやられていました。



で、ブログにも少し書きましたが『断食』をやっていたんですね。



まったくの完全断食は3日間ですが、その後、1週間も「断食明けメニュー」を実践していました。



そういう意味では、ぼくは根気があると言うか、実行力や決断力に富んでいると思います(笑極端な性格なんですね。よく言えば、凝り性なのです。



さてさて、ぼくの自己分析なんかこのくらいにして。



今回の命題は、「なぜ鑑定に1時間も要するのか」。



これは、ぼくの独断と偏見かもしれませんが、

たとえば「転職してもいいか」という質問に対して、

その相談者の人柄、持ち味、運勢などを知らずしてイキナリ「気学」や「易」で即断するというのはいささか無謀ではないかと思います。



あ...いや、無謀というのは、ちょっと失言でした。

細かくアドバイスができない、というのが正確な見解です。



相談者の個性というものを尊重するためには、まず「命術」で細かく分析する必要があります。

本来持っている財運、職業センス、どんな環境に適しているかなど。。。

そしておおまかな10年運を俯瞰してみて、そこから年運とさらに月運を割り出し、

今の時期に転職すべきなのかを調べます。

また、転職する際の留意点、問題点なども探ります。



すぐに転職先が見つかるのか。

もしくは、いったん辞めて、しばらく時期をおいてから探すべきなのか。

だいたい何月頃に見つかるのか。

もしくは、思い切って別の職種を選ぶべきか。

その際、これまでのスキルをどういかせばよいか。



そういった具合に読み取っていけば、1時間なんてあっという間に過ぎてしまいます。



おおよそ、相談者が納得する時間が1時間程度。



そして最後に、ぼくは「ほかに何か聞きたいことありませんか?」と尋ねると、



「あっ! では、これも……」



ということになって、ちょうど90分となります。

そういう意味において、紫微斗数という占いは画期的です。

とっても細かく調べることができますからネ。



まれに、悩みの深い人や、感受性の高い人、なにか目標のある人なら、

延長して2~3時間、鑑定する場合もあります。



ぼくは長年の経験で、初めて本格的な占いをしてもらう場合、やはり90分が妥当だと思います。

ただ、残念なことに、弁が立たない占い師の先生ですと90分というのは苦痛だと思います。



雑学や処世法などの説明を交えながら、
あきさせない話術がないと90分は長すぎるかもしれませんよね。



ですから通常の占い師の先生は、20~30分で打ち出しています。





ところで皆さん。占いの相場ってご存知ですか?



これはその鑑定士の腕や知名度にもよりますが、
平均的な相場としては20分で3000円というところでしょうか。



まれに5分で1000円というのも見かけますね。



でも5分で何を占ってもらうのでしょうか?



おそらくタロットか易などの簡易な卜術(ぼくじゅつ)を使うのでしょう。



「いま片思いの人と付き合えますか?」



という質問に対して、占断するわけです。



相談者の性格や、今後の運勢などを調べないで、

いきなり片思いの相手との結末を観るのです。



だいたいが、



「ムリみたいですね……」



となります。



それで5分。「はい、1000円」。



「え、それだけですか。他に何かアドバイスを」



「では延長なさいますか?」



なんとも虚しい世界ですね。

重い足取りで、帰路につかねばなりません。



では仮に、



「うまくいきますよ」



と言われたとしても、

それで、あなたは安心できますか?



だって背後にある根拠について、なんの説明もなされないんですよ。



たとえ結果が悪かろうが良かろうが、

仕事で疲れた心を癒して差し上げなくては一流の占術家ではありません。



ぼくならまず、相談者の命盤から、ふさわしい恋愛傾向を見極め、

運命の相手の人柄や人相を浮き彫りにします。



その上で、片思いの相手の生年月日がわかれば「気学傾斜法」を使って

大まかな性格や人生傾向を調べて、相談者との相性や今後の展開などを読み取っていき、

相談者が言われても傷つかない言葉を選択して、ぼくの見解を述べて差し上げます。



そういった、相手の心のケアを最優先する場合、

やはり30分程度の鑑定ではなかなか困難なのです。



ただし、まず最初に90分の鑑定を終え、相談者の性格が分かった状態ならば、

1問につき5分で即断というのは可能です。



単に、占いに興味がある程度の人でも、

紫微斗数の命盤には、あなたの一生の「使命」や「なすべきこと」、

そして「前世からの試練」が克明に描かれています。



それを知るだけでも、コレから先の人生を切り開く有意義な羅針盤になりえます。





星読み師☆taka

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