2015年4月/コラム

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2015年4月

迷惑はかけても、恩は忘れない

おはようございます。


廉恥(れんち)という言葉があります。

「清らかで、恥を知る心」

という意味です。

 

よくいく渋谷の『座空』で馬刺

 

 

 

 

 

 

 

 

ひとは感謝を忘れてしまうと、恥を感じなくなり、
しだいに下品になっていくのです。


廉恥は『誇り』を生みます。

そして恩は、廉恥の源泉なのです。


恩を忘れたら、恥知らずになります。


恩知らずというのは、
感謝の心を持っていないのです。

「迷惑をしなければ何をしても良い」

という人がいます。

はたして、そうでしょうか?

だれでも親や世間に
迷惑をかけて生きています。

「迷惑さえかけなければいい」

という言葉は、やがて、

「自分は誰にも迷惑をかけていない」

という思い上がりになるのです。

自分の好きなことをやる。

自分が満足するやり方でやる。

だから、誰にも迷惑なんかかけていない。

自分の勝手だと言い出すのです。

 

迷惑は、かけてもいいのです。

『恩を忘れるな』

と教えるべきなのです。

ただ、ここでひとつポイントがあります。

恩返しは「しなくてもいい」のです。

かつて企業の経営者は、
親のように社員の世話をやきました。

しかし組合が、その情を否定したのです。

賞与(ボーナス)というものがありますよね。

本来は、経営者の感謝の現れが
賞与(ボーナス)だったのです。

それを組合が、頭から否定したのです。

その風潮が、家族を崩壊させ、
会社から人間の心を奪ったと思います。

お互いを尊重するからこそ、
権利と義務に意味があるのです。

恩というのは、
押し付ける情ではありません。

それぞれが自発的に持つ感情だから
意味があるのです。

自発的だからこそ、
献身的な行為を引き出すのです。

恩を強要するのは、粋(いき)ではありません。
野暮(やぼ)です。


それが
日本独特の数寄(すき)であり、
侘びであり、寂びなのです。

かつて日本人は、誇り高かった。
だから日本を誰も支配できなかった。

誰も日本人を、
奴隷にすることはできなかった。

日本は、戦争に負けました。
自分達で、自分の国を護ることさえ
許されなくなりました。

そして日本人は、
誇りを失ってしまったのかもしれません。

礼節とは、恥を知ることです。

恥を知るとは、
誇りを持つことです。

誇りによって、
自己存在の尊厳が守れます。

誇りを守れなければ、
人でなしになってしまうんです。

自分の身は、自分で護る。
自分の生活は、自分で護る。

すべてが自己責任なんです。

「守ってもらおう」
と思うのではなく、
自分の身は自分で守る。

依存からの脱却ですね。
それがたいせつ。

そうすれば、があっても、
人を責めることはしない。

すべては、自分が選んだ道。
誰かのせいにはしない。

そういう姿勢が美しいんです。

 

 

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中島多加仁【星読み師☆taka】

 

強い信念を持つこと

 

東京と名古屋を拠点として、
占い師をどんどん育てています。

ぼくの目的は、

優秀な占い師を育てること。


それが、いまのぼくにできる
社会貢献だと考えています。

ありがたいことに、
ぼくには信念があります。

なにがあっても、揺るぐことない信念です。

 


信念というのは、
なにをするときでも重要になります。

ビジネスやスポーツだけでなく、
どんなことでも、成功するには
絶対に欠かすことのできない要素。

それが信念です。

どんな願望や夢を持っていても、
そこに信念がなければ長続きしない。

そもそも、
行動を起こすことすらできません。



強い信念を持つことが、

目標達成の第一ステップです。


信念っていうと、漠然とした言葉ですが、
いたってシンプルです。

何かを成し遂げるときに、
欠かすことのできない思考です。

「自分はこうなりたい!」
「こういう人間をめざす!」

こういった強い思い、
それが信念です。

信念とは、
願望を実現するための原動力です。

つまり、願いを叶える要素なのです。



揺るぎない信念を持つこと。

その信念が、
あなたの思考を力に変えます。

基本に信念があって、
願望と目標が結びつくと、
あなたの望みは実現するわけです。

願望を持つのは簡単です。
目標を立てることも可能です。

しかし信念だけは、
自然に溢れ出てくるものなんですね。

「信念を持って」

といわれても、
ない人にはどうしようもない要素。

信念があれば願いは適います。

信念がないと行動が起こせない。
信念が弱いと、途中で嫌になっちゃう。

成功を収めている人は、
間違いなく信念を持っています。

信念があるからこそ、
嫌なことでも、つらいことでも、
めんどくさくても、行動を続けるんです。

世間には、
「楽しいことをやれば成功する」
と言う人もいるけど、
そんなひとはわずかです。

オリンピック選手や一流経営者は、
みな口をそろえて、
「辛かったけど乗り越えました」
と言っていますよね。

つまらなくても苦しくても、
願望を実現するために行動する。

信念に従って行動し続けるのです。

これができれば、
誰でも成功するはずです。

ここで問題になるのが、

「どうやって信念を持てるのか?」

ということです。

信念がないから行動できない。
信念が弱いから継続できない。

なので、これを改善することができれば、
成功への可能性が見えてくるわけです。

ぼくは、自分で決めた目標を
いくつも達成してきましたが…

もともと信念なんて持っていませんでした。

20歳までは、ただなんとなく働いて、
ただなんとなく遊んで、
将来の明確な目標なんて持ありませんでした。

そんなぼくでも、
強い信念をもつことができたのです。

それには、ある方法があるんです。

 

 

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中島多加仁【星読み師☆taka】

 

あえて、バーナム効果を使わない

ビジネスとして商品やサービスを売るために、
バーナム効果がよく使われています。

とくに占いは、

バーナム効果によって成り立っている…

とはいっても、すべての占いが
バーナム効果ではないんです。

逆に、バーナム効果を使って
占いと称する人が多いだけです。


もし、占いに懐疑的な人が

「占いなんて、どうせみんなバーナム効果だろ」

などと思っているのであれば、
それは大きな偏見なのです。

心理学だけで占いを説明できる?

いいえ、そんなことはありません。

バーナム効果のスキルを学べば、
だれでも占い師になれる?

さぁ、おそらくそれは、
どこかに無理が出てくるはずです。

占いといっても、洋占星術だけでなく、
四柱推命、紫微斗数、易、ロット、人相、風水など、
みなそれぞれ別のスキルです。

どんな占いでも、ある程度以上、専門的な知識を習得して、
道具をあやつることで、言葉が導きだされるのです。

タロットで出た絵柄を見て、どう話しを組み立てるか。

「状況は良さそうですが、危険性もあります」

では、相談者は迷います。

相談者からの質問に対して、
あいまいな言葉を伝えるだけだと、
じゅうぶんな満足は得られません。

ですから、ぼくは、
ほとんどバーナム効果を使わないのです。

知っていて、あえて使わない。

なぜかというと、
占いには心理学が必要とされます。

しかし、お客さんたちは、
すでに占いを信じて来ている状態です。

なので、バーナム効果を使う必要がないのです。

占星術、易、タロット、風水が中心で、
伝える時にはカウンセリングの視点から話します。

そもそも「当て物占い」ではありません。

つまり、バーナム効果ではなく、

相談者とのお話の中から、

自然に答えが導かれていくのです。


反対に、相手から答えを出して、
確認させられるケースもあります。

これは、
『占いカウンセリング』
という手法だからです。

純然たる占いとは、
ちょっと違うかもしれませんね。

なにをもって占いというのか…
これは、永遠のテーマかもしれませんが。

ぼくは、占いを通じて、
自分の長所や欠点を良く知る。

相手の性格を熟知することで、
むだな争いを回避する。

 

行動の対策を練るために、

占いを使っているのです。


気休めでもなく、
心の安定のためでもなく、
転ばぬ先の杖でもない。

じつは、ぼく。
占ってもらうことが嫌いなんです。

なぜなら、
自分には確信があるし、迷いがないからです。

でも、ぼくの周囲には、
自信がない人や、迷いが多い人がたくさんいる。

だから占いじゃないと、
自分以外の人の気持ちがまったくわからないんです。

占いをしっかり身に付けたら、
バーナム効果のような
「どうとでも取れる説明」
というのは、逆になくなります。

 

 

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中島多加仁【星読み師☆taka】

 

バーナム効果を使わないのが本物の占い

 


世間の占いには、とても『嘘』が多いです。


曖昧な質問を投げかける…


誰にでも当てはまるような曖昧な質問をすると、
まさに自分のことであるかのように錯覚します。


これを『バーナム効果』と呼びます。


たとえば、こんな感じ。

「あなたは他人から好かれたいと思っている。
にもかかわらず、それを批判する傾向にあります」

「弱みを持っているときでも、それを克服することができます」

「規律正しく自制的なのに、内心では変化を望んでいますね」

「愛想がよい時もありますが、用心深く遠慮がちな時もあるね」


こういった指摘をすると、大多数の人は

「自分に当てはまっている」

と感じるのです。

 


「自分に自信がないんだけど、認められたいと願っていますね」

よほどの自信家か、己中心的でない限り、当てはまります。


「自分に対して不安になり、悩むことがあるでしょ」

誰だって、安や悩みくらい持っています。

「あなたには眠っている才能があり、それを活かしていないだけ」

もちろん、 誰もが、そうでありたいと願っています。


世の中に出回っている占い本は、
こんな感じの言葉で成り立っているのです。

当たり障りのないことを、まことしやかに書いている。

これがバーナム効果です。

しかし、多くの読者は、
「すごい…当たっている!」
と驚愕し、信じてしまうのです。

なぜならば、
人間というのは多面体だからです。

曖昧な言葉ならば、
何を言われても、ほとんどの人に該当してしまう。


多くの占いがインチキなのは、
心理学によって証明されています。

占いのみならず、商品を売る時のコピーにも、
バーナム効果が活かされています。


例えば...


「どんな対策をしても痩せられない方へ」


この「どんな対策をしても」という言葉。

これがバーナム効果なんです。


対策とは言っても、

「カロリー計算をした」
「サプリを飲んでいる」
「ジムに通った」
「糖質を抜いた」

など、人によって違いますよね。

このように、表現を曖昧にすることで
「自分のことだ!」
と思わせることができます。

 

これを悪用したら、詐欺です。

 

しかし、これを知っていて、
あえてバーナム効果を使わない。

そういった手法を提案しているのです。

 

それを実行している占い師だけが、

人気の高い占い師として活躍できるわけです。

 

 

 

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中島多加仁【星読み師☆taka】

 

一般的な占い師がよく使うバーナム効果とは


若い女性が占い師のもとを訪れると、
そのお客さんが何も言わないうちから、
「恋愛の悩みですね?」
と言い当てたりします。

「なんでわかったの!?」

と彼女は驚きますが、
若い女性が占い師に相談する悩みといえば、
ほとんど恋愛に関することだからです。

これを心理学用語で
『バーナム効果』といいます。


占い師は嘘をつく仕事?

 

占い師のアドバイスというのは、
実に胡散臭かったりします。

たとえば、

「恋愛運が悪いのは先祖を大事にしないから」

とかね。

根本的な解決にならない
安直なアドバイスだと思います。

冷静に考えると滑稽なのですが、
お客さんはワラをもすがる思いです。

占い師も、神秘性を装っているので、
だまされる人があとを絶たないわけです。

世の中には、占いを使って詐欺を働く人が
少なからずいます。

「本当のことを言う」
と契約を結んで占ってもらったのなら、
多くの占い師が詐欺に当たるでしょう。

でも、占いは、
占う行為自体へ対価を払っているのであって、
結果に対して払っているわけではありません。

つまり、占う行為をした以上、
それに対する対価をもらっても詐欺罪は成立しないのです。

おみくじなんか、
冷静に考えたら酷いですよね。

適当に書いた紙を箱に入れて、
それを買う人に取らせているわけですから。

でも、これも、
その紙を用意してくれたことに対する対価なのです。

当たろうが当たらなかろうが、
詐欺罪は成立しません。

おみくじと占いの違いは、
事前に紙に書いてあるか、
その場で占っているかの差なのです。

信じない人から見れば、
どちらも詐欺に等しいと感じますよね。

「占いが100%真実になる」
そう思って占っている人なんていません。

もしいたら、ちょっとヤバイひとです。笑

本物の占い師というのは、
自ら人に声を掛けて営業しないんです。

見てもらいたい人がいて、
「ぜひ見てください」
と、お願いされるわけです。

もし占い師の方から、
「占いましょうか?」と言ってきたなら、
それは詐欺師である可能性があります。

まともな占い師は、
そんなことしないです。

よく世間で、

「占いは当たるも八卦、当たらぬも八卦」


とか、

 

「良いことだけを信じよう」

といった言葉がありますよね。

占いによる予想というのは、天気予報のようなものです。

なので、これらの考えは、
下駄を蹴り投げて天気を予測するような感じ。

下駄を蹴り投げて、ひっくり返った。
「ほぉ、明日は雨が….」
でも翌日は晴れだった。

「なんだ...下駄での天気予報なんて、あてにならない」

「いや、下駄が裏返っても天気になると信じればなる」

と考えるのと同じことです。

天気予報というのは、
衛星写真や天気図、
気温や気流や湿度などに基づいて
分析して予報しているわけです。

ですから、精度が高いわけですよね。

気象庁の天気予報で、

「台風が接近しますので海には近づかないように」

といっているのに、

「いや、楽しみにしていた海水浴に行く」

「晴れになると信じれば大丈夫!」

これって、前向きな考え方といえますか?

これとおなじように、占いにも、
『本格占術』と『占いもどき』があります。

マスコミの悪い影響で、
占いもどきの普及に貢献した占い師も多いです。

雑誌などの占い記事なんて、
少し占いをかじった専属ライターが書いていたりします。

そういうものを、なぜ信じる人がいるのか。

それは冒頭に述べた

『バーナム効果』が働いているからなんです。

 

 

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中島多加仁【星読み師☆taka】

 

嘘をつく仕事

 

さて、今日から4月。

エイプリルフールということで、
ちょっとした嘘をついて、
誰かを喜ばせてみたいですね。

ということで、
今日は『嘘』をテーマに書いてみます。

 

 


嘘をつく人にも、2種類いるのです。

ひとつは、嘘が癖になっている人。

もうひとつは、
嘘を言わないと成立しない職業の人。

前者は、ちょっとした病気のようなもの。

後者は…職業病のようなもの。

見るだけのつもりだったのに、
店員の巧みな言葉に乗せられて、
つい高い洋服を買ってしまった…

そんな経験はありませんか?

洋服の店員は、嘘をつくのが上手です。

客が「ちょっと大きい」と言えば、
「洗えば縮みますから」と。

逆に「ちょっと小さい」と言えば、
「着ているうちに、なじみますから」。

これが彼らの常套文句です。

客が悩んでいたら、
「とてもお似合いですよ!」
とニッコリ微笑みます。

たまたま手にとった商品について、
「これは限定で、最後の一着です」
とか、
「私も大好きで、すぐ買いました!」
などと並べたてて、
お買い上げに持ち込もうとする。

それを、来る日も来る日も言い続けるのですから、
嘘が上手くなります。

また美容師も嘘が上手です。

美容師が出世するには、
技術よりもトークのほうが重要だといわれます。

都会には、美容院が乱立しています。

嘘をつくのが上手くなければ、
生き残りが難しいのです。

とくに激戦区である原宿・表参道では、
美容師が路上で客引き行為をしています。

「カットモデルになりませんか?」
という言葉で若い女性を誘うのです。

カットモデルといっても、
カット代金が無料ではありません。

ただ「モデルに…」と言われると、
まるでスカウトされたみたいで気分がいい。

でも、カット代金だけでなく、
カラーやトリートメントなどを
巧みに勧められて、
断り切れなくなったりします。

もともと、
《断るのが苦手そうな女性》
を対象としているからです。

かりにカットが失敗しても、
「失敗してしまいました」
とは言いません。

「これが今のトレンドです」
「前よりお似合いですよ」
などと言い切るわけでます。

ブティックのショップの店員もそうですが、
美容師もサービスや商品について
ポジティブなことしか言わない訓練をしています。

仕事を通じて、ますます
嘘のスキルが上達するわけです。

ですから、そういった職業の人は、
恋愛のシーンでも、嘘をうまく使って
自分の思い通りに操作できるわけです。

じつは、そういった職業の人が、
ネットワークビジネスの勧誘をするケースもあります。

マルチ的な商法に関わった経験者は、
自分自身も騙されやすい面を持っています。

そして、嘘をつくのも慣れているのです。

ちなみに、ぼくの仕事。

占い師という仕事ですね。

この職業の人たちも、
じつによく嘘をつきます。

ですから、
ぼくは生徒さんたちに、
《嘘をつかない占い師》
になってくださいね、
とお伝えしています。

 

 

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