2011年5月/コラム

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2011年5月

和とは模倣の精神

 

日本人はとてもプライドが低い民族かもしれません。



しかし、それは「誇り」が無いということでありません。







他人にバカにされたときに



「される自分が悪い」と自己反省して、



「バカにされないようになるのが誇りだ」



と感じる民族性なのです。







よく言えば「謙譲の心」



悪く言えば「主体性がない」となります。





宗教的にいえば



「性善説的思想」



が強い国民性なのではないでしょうか。







「模倣」はどの国民でもあります。



しかし日本人は、



他国民が悪いと考える模倣も取り込むところがあります。







それは本質的に、



民族間に敵対心が少ないという状況があるからでしょう。







陸続きの隣国がないという点もあり、



聖徳太子以来の「和」の精神からきている部分もあります。







たとえば



中国の魏が卑下してつけた



「邪馬台国」とか「卑弥呼」なども、



気にせずに使っています。







また、戦後の



「ジャップ」や「イエローモンキー」



もそうですね。







とても不思議な国民性ですが、



強いて言えば「和の模倣精神」があるのです。











先人の行いを真似て学んで再現する。



それには、創意と工夫が必要となります。







「学ぶとは真似ぶこと」とは、



良い言葉だと思います。







創意と工夫が身につくと



「こんなことができたらいいな」



という想像が生まれ、



新たな発明や発見につながります。







「物まね人種」であると同時に「創造人種」でもあるのです。





あるアメリカの機関が、



「インスタントラーメンは二十世紀最大の発明」



だと評価しましたが、



昔からあったラーメンを、



血のにじむような努力で改善を重ねた結果です。







ものまね、すなわち「模倣行動」は、



生物にとって基本的な行動です。



子は親の行動を模倣して成長します。







人類の文明も



エジプト→ ギリシャ→ローマ→ヨーロッパ→アメリカ



という具合に、



前文明を模倣して発展してきました。







最先端の文明を模倣できない種族は、



衰退し消滅していく事実を、



歴史が教えてくれています。







中国文化と欧米文化の両面を模倣し、



それを発展させることで、



日本は世界に台頭するようになったと思います。



 

taka





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日本各地における五行関係









日本という国は、



大きく分けて北海道、本州、四国、九州、沖縄と縦に長い列島国です。



 



木の地域……東京。政治も経済も日本の中心であり、もっとも東に位置。



火の地域……四国。南国という呼称からして。オーストラリアに酷似。



土の地域……九州。邪馬台国が存在した?日本発祥の地。アフリカに酷似。



金の地域……大阪を中心とした関西。流通と娯楽、歓楽の栄えた地域。



水の地域……北海道、東北地方。形は北アメリカ大陸に似ている。



 



そしてさらに、首都東京の中にも五行配当は存在します。



 



木の地域……銀座、秋葉原、神田、上野。東京の東に位置する流行発祥の地。



火の地域……品川、目黒、渋谷。南側に位置、東海道を経て人や情報を運ぶ。



土の地域……赤坂、四谷、麹町、永田町。政治の中心、かつての武家屋敷。



金の地域……新宿、六本木。言わずと知れた歓楽街。



水の地域……池袋、巣鴨。北に位置する。サンシャインは元巣鴨プリズン。



 



戦後の日本は欧米文化を採入れ、



また欧米諸国も日本文化を推奨するようになり、



つまり東西文化の融合の時代となりました。



わずか数十年で、日本と欧米両方が歩み寄り、



陰陽結んで中庸の文化となってきました。







昨今「日本人はモノマネがうまい」と軽蔑されることがあります。



しかし裏を返せば、異文化を取り込んで、



独自の工夫を重ねて有効なものにする、



という点で優れているのです。







日本は国土が小さく、大半が山です。



そのため、資源や食料も海外からの輸入に依存しています。



また地震のような自然災害も多いので、



より無駄のない高精度、高機能のものを作ったり、



考えたりする技術が生まれました。







クリスマスやバレンタインは、



もともと宗教的な意味があったにもかかわらず、



日本は製菓メーカーの戦略が一般的なものに定着しているようです。



ゴールデンウィークなどもそうですが、



映画や社会的ブームが定着するのが早い国なのです。







欧米と違って日本の場合、



宗教による価値観の衝突が少なかったので、



周り誰でも良いと思ったものを寛大に



「とりあえず何でも取り入れてみよう」



とする傾向があります。





日本語には平仮名とカタカナの2種類を使います。



これは陰と陽の両面を持った国だからです。







もちろん



カタカナが「陽」で、



ひらがなが「陰」になります。







そもそもカタカナは、



語尾変化をさせることにより多彩な表現ができますから、



他文化を受け入れやすい言語形態なのです。







日本人は多彩な言葉で考えて意思疎通するので、



それが国民性によく反映しているでしょう。



逆にいえば日本人は、



自分たちの文化について知らなさすぎであり



「うまく説明できない」と批判されがちです。



おそらく「おひとよし性格」なのでしょう。







それは「木の国」だからです。



五行でいう木とは「木性」を指します。



木性は、よくも悪くも「若さ」の象徴であり、



また流通とか交流といった性質をもっています。



 





taka

 



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世界主要国の五行配当



 



日本が「木性」の国であるならば、



そのほかの国にも五行が当てはまるはずです。



しかし小国日本からみると、



あまりに世界は広すぎます。







世界中に存在する国の数は196国だと考えられています。



正式な独立国でない国も含まれていますが、



おおむねそのくらいです。



すべての国を五行に分けることは不可能ですが、



ここではマクロ的な見解で記しておきます。



 



木の国……東アジア諸国。



火の国……中国、インド、オーストラリア、オセアニア諸国。



土の国……アフリカ、南米諸国。



金の国……アメリカおよびアメリカに類似する国。



水の国……ヨーロッパ諸国、ロシア、旧ソ連。



 



もちろん以上は、絶対的なものではありません。



広大な土地をもつ中国などは、

五行すべてがその時代によって大きく変化しているわけです。

 

 

木性の象意は……流行に敏感、風、電気、音楽、流通、平和、若さ、書籍、緑と青。



火性の象意は……活動的、猛威、熱い、出世、独立、変動、太陽、火薬、赤。



土性の象意は……生命の源、誇り、古典、歴史、艱難辛苦、広大な土地、黒。



金性の象意は……金融、争奪、娯楽、ギャンブル、楽観的、政治的、金色と赤。



水性の象意は……秘密、寒い、悲哀、交流、スパイ行為、白。







人類の生みの親は土性であるアフリカです。



かつてアメリカも

ネイティブアメリカン(俗にいうインディアン)が住んでいたころは、



土性だったのかもしれません。



しかし、欧州の移民によって占領され、金性となりました。







いやむしろ、もともと金性の土地だったのかもしれません。



その証拠にグランドキャニオンなど岩地(金性)が多いです。



土性(大地)の象意をもつアフリカは、



数々の占領戦争や内紛を乗り越え、



次々と独立を果たしています。



まさに土性の風格があります。







中国や韓国は、長い歴史の中で多くの戦乱を呼び、



王朝や王政が頻繁に変動しました。



現在の韓国や都心部の中国は、



日本に追随した形で木性の要素が強くなったと思います。







木性には「若さ」「新しさ」という意味があります。



つまり日本は歴史が浅い国。



徳川家が台頭するまで、



乱世によって将軍は変動を繰り返すも、



王朝は天皇一本です。







ちなみにミクロ的な見解でみますと、ヨーロッパ諸国も五行配当はあります。







木の国……ノルウェー、フィンランド、デンマーク、オランダ、アイルランド。



火の国……イタリア、フランス、スペイン、ポルトガル。



土の国……ドイツ、ギリシャ、オーストリア、ハンガリー。



金の国……イギリス。



水の国……ロシア、旧ソ連、グリーンランド。



 



足りない国もありますが、思いつくまま主要国のみ振り分けてみました。







明日は、日本国内の五行関係をご説明します。

 

taka

 



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日本は木(気)の国

 

昔から「日本は霊の国」と言われています。



霊とは「気」であり、



気とは「木」でもあります。







それはまず建築に現れています。



日本は木造建築が多いですが、



欧米は天然石と人工石ともいうべき



セメントや模造石が主流です。







また楽器にしてもそうです。



琴や三味線をはじめ笛など、



木と竹が主となっています。



日本は草から作られた畳の上に寝起きするに対し、



欧米は獣毛で作られた絨毯などを敷いていたりします。







また「気」は「火」でもあり、



「陽」でありますから男性的。







その意味によって昔の日本は



男性が威張って、



女性はおとなしい風潮でした。







ちなみに、



日本人の主食である米は男性の陰部、



欧米の主食である麦は女性の陰部とシンクロしています。







陰陽で分けるなら、米は陽であり、麦は陰となります。







植林と木材に関する日本最古の記録は「日本書紀」にあります。



そこには四十種類以上もの樹木が記録されています。







スサノオノミコトが、







「スギとクスノキは舟に、



ヒノキは宮殿に、マキは棺に使いなさい。



そのためには、たくさんの木の種をみんなで播きましょう」







と教えたそうです。







縄文時代から弥生時代を経て、



現代に至るまで、



木はさまざまなかたちで生活に関わってきました。







住宅をはじめ、農具や食器などの生活道具から、



工芸品や燃料まで、



生活文化を代表するものの多くが木製でした。







現代は、鉄やコンクリート、



プラスチック、セラミックといった素材が使われますが、



木材は今なお、建築をはじめ、



紙や家具などの用途で使われています。







世界文化遺産に登録されている東大寺の大仏殿は、



高さ47.5m、広さは約2900㎡もある



世界最大級の木造建築物です。







直径約1m、長さ約30mルの丸太を84本も使っています。







世界最古の木造建築物である法隆寺は、



ヒノキで建てられており、



1300年経った現在も維持されています。







宮大工に聞くと



「千年上経てもヒノキを削ればよい香りがするし、使うこともできる」



とのことです。







それに比べて鉄やコンクリートにはそれほどの耐久性はなく、



せいぜい百年程度と言われています。







木は伐られたときに第一の生命を経ちますが、



建物に使われることで第二の生命が宿り、



それから何百年もの歳月を生き続ける力を持っています。







ひとり当たりの森林面積は0.2ヘクタールとわずかですが、



日本の国土の3分の2は森林で(森林率67%)、



じつに先進国でトップクラスです。







そんな「木の国」日本なのに、



どうゆうわけか木材輸入は、



アメリカ、中国に続いて世界3位なのです。







その最たる原因はコスト面です。







1960年頃、インドネシアとニュージーランドから



安い輸入材が出回りました。







さらにブナやナラ、スギといった



国産木材の生産量が急激ダウンし、



国産木材の価格が大幅に上がってしまったのです。







そして現在の木材自給率は24%までに落ち込みました。



それを危惧した政府は、



今後10年で50%まで引き上げる目標を掲げているようです。







taka

 



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初級タロット教室のカリキュラム

 

来月から「ほしよみ堂」ではじまるタロット教室。

初級クラスのカリキュラムが出来上がりました。





1)タロットカードの基礎



・タロットカードの意味

・基本的な聖別の方法

・タロットで何がわかるのか?

・大アルカナの物語による世界観の解釈

・基本スプレッドの紹介(ワンオラクル、カバラ、スリーカード)







2)フルデッキの初歩



・小アルカナの数字

・四元素とはなにか

・コートカードの意味と使い方

・ケルト十字スプレッドの仕組と理解

・フルデッキを使ったリーディングの実践





3)家族や友人を占う



・ナインカードによる心理解読法

・リーディングの練習

・的中率のあげ方

・ストーリーを作るコツ

・アドバイスの方法





4)より深いタロット鑑定法



・変形ヘキサグラム

・変形二者択一

・時期と方位の見方

・コンビネーションリーディング

・マニアックな聖別の方法





5)マニアックなスプレッドを覚える



・マンデンホロスコープ

・プラミッドスプレッド

・ゴージャスケルト十字

・ソーラーダイアモンド

・サイキックスプレッド

 

 

日程ですが……





1回目は 6月17日(金)



2回目は 7月17日(日)



3回目は 8月17日(水)



4回目は 9月22日(木)



5回目は 10月17日(月)





となっています。



曜日がバラバラですみません(汗)





時間は14時から16時まで。





終わったあとは、ゆっくりお茶を飲みながら歓談しましょう。









参加費は各7000円です。



入会金やキャンセル料などはございません。







タロットカードを各自、ご用意ください。





また、どのカードを選んだら良いか分からない、



という方のために、アドバイスもいたします。



お気軽にお問い合せ下さい。

 

 

taka

 



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タロットほど手軽で、心理面が分かる占いは無い。



実際にタロットを使っている人から、







「大アルカナはなんとなく分かるんだけど



小アルカナは多いから、覚えるのがたいへん」







という声を聞きます。







タロットの醍醐味は、



じつは小アルカナを使いこなすこと。







大アルカナ22枚に比べて、



小アルカナは56枚もあります。





合計78枚を「フルデッキ」と呼んでいます。





まず、その時点でアレルギー反応が出てしまうんでしょうね!





でも、小アルカナの習得は、



「四大元素」をよく理解することで解決します。





そして、その四大元素の概念を



日常生活で親しむこと。





そのための考え方が大事です。







無意識の下に眠った可能性を



どうやってポジティブな姿勢に発展させるのか?





どんな人にも



インスピレーションという能力があります。





それを効率よく引き出すためには、



四大元素を認識することです。





これは東洋の五行にも通じる概念ですが、



日本人には「春夏秋冬」として馴染みが深いファクターです。





また西洋占星術に関心があれば、



ボキャブラリーの共通点がたくさんあります。





タロットの使用によって、



占星術をより柔軟に捉えることが可能となります。







タロットは手軽な占いなので、



カードの意味を本で読むひとが増えています。





が、なかなか思うように頭に入ってこないのが現実です。







それは、構造を知らない状態で



カードの意味を暗記しているからでしょう。





だとすると、



「当たった」という感動はあるでしょうが、



「読めた」という気分にはなれないのです。





当たることも重要ですが、



正しく読めたときの感動がないと、



占いは、つまらないものです。





正しく読めて、はじめて



「占いってすごいなぁ」と実感できるのです。







まず、実際にカードを並べてみます。





その関連性を想像し、



そこから沸き起こったインスピレーションを



ロジカルに読みとく。





現象にとらわれた「占い」から脱皮しましょう。





さらにいうと、



スピリチュアルな抽象論に染まらず、



環境と立場、そして



自己の内面との関連を深く考察するのです。





そういう意味で、東洋占術のような思考パターンがあれば、



なおいっそう深く、



タロットを理解することができるのです。







九星気学のような簡易占術をはじめ、



紫微斗数や四柱推命などの



高等占術に触れた経験があるのなら、



タロットはとても有益な占術ツールとなるでしょう。





知りたいことを、知りたい時に、知る!





「何のためにその事件が起きたのか」という理由、



さらに、



過去からのトラウマや因縁を明らかにし、



そして今後の対策をたてていくには、



タロットは最適です。





また、AとBどっちにしようかなぁ、という選択の局面に、



タロットは有益なアドバイスを出してくれます。





ちょっとした心の悩みを解決するのに、



とてもすぐれたタロット。







これほど有益なテクニックは



知らないと損かもしれません。



 

taka

 



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ほしよみ堂でもタロット教室始まります。



世界中でもっとも人気のある占い、



それがタロットです。





「タロットデッキ」と呼ばれる



カードを使った西洋の占いです。







今回、ほしよみ堂では、



「初心者のためのタロット教室」



を開催します。







タロットは、



「大アルカナ」と「小アルカナ」で構成されています。





それぞれのカードの解説、



さまざまな種類のスプレッドを



実践的に紹介していきます。







タロットが成立した歴史的背景から、



「占星術」や「カバラ」との関係についても



分かりやすく解説します。







タロットを触ったことがない方から、



すでにお使いの方まで、どうぞご参加ください。









参加者の方には、



もれなく無料鑑定をサービスさせていただきます。









セラピーの現場で、タロットはとても人気があります。





誰の中にもある感情と結びつき、



するどい結果を導き出すからです。





クライアントや読み手の心の揺れを映し出し、



リーディングを的確にするには



それなりのトレーニングが必要になります。







またカウンセリングのスキルを向上させるため、



自分の「思い込み」を捨てて、客観的に見直すことがたいせつです。







「意味はわかるけれどリーディングできない」



という悩みをお持ちの方も多いのが事実です。







実践的とは…



現状のこまかな分析をする。



未来をどう当てるか。



時期や具体的な現象を当てる。



リーディングの現場で問われがちな質問にどう答えるか?



質問をカテゴリーに分けて、その対応パターンを考えてみる。



クライアントのニーズにどう応えるか?



満足してもらえるアドバイスの出し方





これらを効率よく学べます。







さて。日程ですが……





1回目は 6月17日(金)



2回目は 7月17日(日)



3回目は 8月17日(水)



4回目は 9月22日(木)



5回目は 10月17日(月)





となっています。



曜日がバラバラですみません(汗)





時間は14時から16時まで。





終わったあとは、ゆっくりお茶を飲みながら歓談しましょう。









参加費は各7000円です。



入会金やキャンセル料などはございません。







タロットカードを各自、ご用意ください。





また、どのカードを選んだら良いか分からない、



という方のために、アドバイスもいたします。



お気軽にお問い合せ下さい。

 

 

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和歌にはスサノオの霊力がある

 

ヤマタノオロチを退治したスサノオは、



その尾から美しく光る大刀を手に入れました。







スサノオは、高天原でさんざん迷惑をかけたお詫びに、



アマテラスにこの大刀を献上することにしました。







これが、のちに大和朝廷に伝わって



三種の神器のひとつとなった『天叢雲剣』で、



尾張の熱田神宮に御神体として祀られています。





高天原(たかあまはら)では



乱暴ばかり働いていたスサノオですが、



ここでは英雄です。







クシナダ姫という美しい妻も娶り、



幸せに過ごしていました。





ある日、二人が出雲を歩き回り、



新居をさがし求めていたとき、



見晴らしの良い土地に出くわしました。



そこは大地から目に見えないエネルギーが吹き出す



神聖な場所でした。





「ここは、なんとすがすがしいところだ」





と感嘆したスサノオは、



その地を「須賀」と名づけ、



立派な宮殿を建てたのです。





自然と共に暮らしていた古代の人々は、



このような場所を直観で感じることができ、



そこを聖地として代々守ってきたのです。



それが神社となって日本の各地に点在しているのです。





やがて宮殿が完成したとき、



二人の結婚を祝福するかのような雲が、



幾筋もむくむくと立ち昇りました。



その情景を、スサノオは歌に詠みました。



八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに



八重垣作る その八重垣を







この三十一(みそひと)文字から和歌がはじまり、



万葉集や古今和歌集へと受け継がれました。



そして、ごく自然に歌を詠むことが流行り、



それが文化として定着し、



日本は歌詠みの国とまでいわれるようになったのです。

 

和歌には、荒々しかったスサノオが成長し、

立派な文化人となったエネルギーが込められています。

 

和歌を唱えながら観相(瞑想)することで、

スサノオの追体験を会得することになります。

 

 

taka

 



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古神道における六根清浄

 

六根とは、



眼・耳・鼻・舌・身・意の



「六感」を指しています。



 



1)眼清浄……



清浄で、かつ全一の義を保っているのは白色です。



色に交わっても、色に汚れない修養を意味します。



色彩の四原色を凝視するのです。



天=白、地=黒、四季=赤・黄・緑・青



によって意義の深い凝視清浄観を行うのです。







2)耳清浄……



鈴の音は単調であり、かつ音楽の基準となる第一音です。



清らかに澄んだ鈴の音を聞くことによって、



心耳を清め、聴覚を清浄にするのです。







3)鼻清浄……



高尚で清浄な香りを嗅ぐことによって、



鼻清浄を図ります。









4)舌清浄……



塩は単純かつ根本的な味を保つものです。



塩水を嘗めて、塩の味を正しく味わうことによって、



精神を清浄にするのが、舌清浄の作法です。







5)身清浄……



冷水を以て身体を清めるのが身清浄の作法です。



冷たいという感覚は、



混濁した精神を引き締めてくれます。







6)意清浄……



森羅万象の中心に入ることで、



真の意清浄は得られるのです。



 



六根清浄大祓の祝詞に、次のような文言があります。









眼に諸々の不浄を見て、心に諸々の不浄を見ず。



耳に諸々の不浄を聞き、心に諸々の不浄を聞かず。



鼻に諸々の不浄を嗅ぎ、心に諸々の不浄を嗅がず。



口に諸々の不浄を言い、心に諸々の不浄を言わず。



身に諸々の不浄を触れ、心に諸々の不浄を触れず。



意に諸々の不浄を思い、心に諸々の不浄を思わず。









このように「眼・耳・鼻・舌・身・意」と「心」とを



二元的に見ていると、



そこに争いが起き、矛盾が生じてくるのです。











taka

 



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観想法の心得

 

観想や瞑想には



さまざまな方法があります。



が、



その共通点は、



瞑想中に意識を集中させる「定点」を



決めておくということです。







たとえば、マントラ(真言)や



祈りの言葉を唱えることが



定点の場合もあるし、



呼吸に意識を集中させることが



定点の場合もあります。







「今はこれを考え続けるのです」



という定点を決めていないと、



マインドはすぐに退屈になって、



他のことを考えようとします。







瞑想を邪魔する雑念が



自分でも気づかないくらいに湧いてきます。







気にかかっている懸案事項であったり、



何か感情を伴う情報であったり、



音やイメージの断片だったりします。







でも、定点が決めてあれば、



思考の動きが観察できるようになるわけです。





すると今度は、



もっと深いところにある過去の懸案が



思考の場にあがってきて、



過去を再体験し、



解釈のやり換えなどが起きます。



そのときは、見守っているだけでいいのです。









思考は、



「欲」で動いているのです。











食欲や睡眠欲のような肉体が出した欲は、



肉体が満足すれば欲を取り下げるので、



止まります。







しかし概念的な欲はキリがないのです。







欲に振り回されて思考が暴走することが、



気分を悪くする原因ですから、



思考を走らせている欲の止め方を



知っている必要があるのです。









自動車のエンジンは



「吸引」「圧縮」「爆発」「排気」という



4つのストロークで動いています。







それと同じように人間の欲も



「取得(get)」



「比較(compare)」



「保持(hold)」



「向上(more)」



の四つの要素で動いているのです。







それは、つまり



「取って」



「比べて」



「ため込んで」



「もっと」



という思考パターンです。





車のエンジンも



4つの働きのどれか1つを止めれば



全体が動かなくなります。







それと同様に、



欲も、



4つの要素のどれか1つを止めれば、



他の3つも動かなくなるわけです。







つまり観想や瞑想というのは、



自分の思考を



意識的にスローダウンさせることです。







taka

 



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遁甲方位術の効力と危険性





さまざまな研究の結果で判明したことは、



方位術は皆が考えている以上に効果が大きく、



用いる目的によっては非常に危険性が高いという点です。



そのため、悪用や誤用を避けるためにも、



安易な知識を伝えることは避けた方が無難だと考えています。







方位術は、薬に例えることができます。



薬はその人の特質や症状に合わせて服用します。



個人に対して最適と思われる薬のうち、



もっとも効果が高いと考えられる薬を用いたとしても、



そのときの状況に応じて効果が期待できない場合もあります。







かりに効果が期待できる場合であっても、



効果の現れる時期や現れ方はまちまちです。







似たような症状だからといって同じ薬を用いたとしても、



個人の特質を見極めた上で用いないと効果が薄いばかりか、



逆に毒になってしまう危険性もあります。







さらに言うなら、方位術を用いる場合、



あくまでも基本は「命」なのです。



つまり方位術は「命」の性質を根本から変えることは不可能なのです。







また真の方位術は「時」と「方位」の両面を



正確に分析できなければ不十分です。



そのため推命術に長けた専門家でなければ、



使いこなすことはできないのです。







これは呪術すべてに言えることですが、



幸福をもたらす術よりも、



災いをもたらす術の方が効果は出やすいのです。







とても皮肉な話しですが、



以上のポイントを基本に、



ご自分で試行錯誤の末に真実を発見なさるのであれば、



それはそれで一向に構わないと思います。







真の方位術を見究める方法は、



まず自分で一つ一つ実践しながら検証する方法もあると思います。



しかし、これはときに危険を覚悟しなければなりません。



誤った考えに基づいて行動した結果、



実際には最悪の結果を招く方角であったということもあり得るからです。

 

taka

 



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方位術の心得

 

日本における方位術は



『気学』と『奇門遁甲』が双璧ですが、



それ以外にも古来より多種あり、



したがって複雑な吉凶作用を及ぼす吉凶神が生み出されています。







平安時代に盛んに行なわれた「方違え」では、



目的地の方角に



「天一神(なかがみ)」という凶神が



巡って来ている場合、



その方角を避けて



別の方角に一泊してから目的地に向かいます。



現在このような考え方をしている人は減りましたが、



いまだ専門家の中にも、



その考え方に基づいて指導している方が



まれに存在しますので、



この点くれぐれもご注意ください。







ちなみに台湾には『金函玉鏡』や『遁甲挨星卦』という方位術もあり、



流派によって日や時間の吉凶方位を判断する際に用いています。



これらは少数ですが、



日本でも専門書が出版されています。







奇門遁甲での判断に「九宮」の要因を用いている流派があります。



しかし実際は「天盤と地盤の十干同士の関係」でみる流派、



または「八門」の吉凶を重視する流派が多いようです。



そのため当然のことながら、



気学で吉方とされる方角でも奇門遁甲では凶方となったり、



逆に気学で凶方とされる方角が奇門遁甲では吉方となったりすることもあります。







気学の凶方位として有名な



「五黄殺」と「暗剣殺」については……



「九宮」を判断要素として加えている流派だと



凶方位とする点では一致していますが、



他の吉要因と重なることで



凶作用が無くなると考えたりします。







また、気学独特の



「本命殺」と「本命的殺」の考え方はなく、



一白・六白・八白・九紫の巡る方角は



『紫白』といって万人共通の吉方とする流派もあります。







しかし、万人に共通の吉方である「紫白」も、



凶要因と重なることによって



吉方として用いない場合もあります。







そもそも「九宮」を判断要素として加えない流派では



「五黄殺」「暗剣殺」「本命殺」「的殺」



といった考え方自体が存在しません。

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霊障の謎



災難をもたらすのは、必ずしも悪霊とは限りません。



悪霊がいなくなっただけでは、事態は好転しないのです。







私には霊視の能力はありません。



したがって霊を視ることもできませんし、



霊の声を聞くこともできません。



しかし、なぜか感じることがあります。



相手の感情が入ってくる時があるのです。



また、どうしたら良いか、自然に分かることもあるのです。



話しながら分かることもありますが、



会う前に分かる場合もあります。これは理屈ではないのです。







しかし、霊障が強い人が占いに来ることはまずありません。



霊障の重い場合には、不幸の連続が起こるので、



占い師ではなく霊能者か宗教家を頼るからです。



そしてその結果、多額のお布施を要求されることになります。







霊障による病気はごくまれです。



多くの場合、性格によるものがほとんどです。



それを自分で認めたくないので霊のせいにしたがります。



私の経験則では、



本人か家族が「霊障かもしれない」と思っているうち、



約3割程度が霊障で、残りは精神障害か思い過ごしです。







霊障による病気は、



基本的には血統に関わることに現れます。



それは、遺伝子の伝承を許さない方面で、



女性であれば婦人科系に出やすくなります。



霊障の究極の目的は、血統の伝承を絶つことにあります。







それと、霊障というのは



本人の親や先祖の性格が強く影響しています。



性格に共鳴して霊障が起こるのです。



意味もなく霊障が起こることは、まずありません。



性格や考え方が、不幸を引き付けている場合が多いのです。







症状がいつまでも改善しない人は、



例外なく極度の心配性です。







また、表層意識は治りたいと思っているのですが、



深層心理では「治ってほしくない」と思っています。



自分はいつまでも不幸である必要があるのです。



病気がちで不幸で可愛そうな人でありたいがために、



病気になることを自ら選んでいるからです。







その原因のほとんどは、7才以前の家族との愛情問題によります。



ですから、「いかに前向きに生きるか」が鍵となります。



考え方が明るくなれば、性格は変わります。



性格がプラス思考に向かわなければ、



必ず陰性エネルギーと共鳴して再発します。







したがって、陰性エネルギーと共鳴さえしなければ



「除霊」をしなくても霊障を取り除くことが可能なのです。







先述したとおり、私には霊能力はありませんが、



一般的に霊障と呼ばれているものではないか



と思われる症例はたくさんあります。



霊を見たりすることはできなくとも、



エネルギーを感じることは容易です。







ちなみに、霊障で一番強烈なエネルギーは、



生きている人間の「念」



いわゆる生霊です。







これは陰性エネルギーを



まるで放射線のように出し続けて、



それがエンドレスなのでしつこいのです。

 

 taka

 



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崇鬼占とは何か?



占いに従事していると、この世の出来事とは思えないような、



じつに不可思議な現象を見聞きします。







霊祟占のことを崇鬼占とも言います。



いわゆる「たたり」「さわり」ですが、



安易に見ることは禁物です。



そうでないと、すべての原因が祟りとなってしまいます。







心霊知識のない人は「霊」というと即座に悪いものをイメージし、



慌てて事態を余計こじらせるのが常です。



しかし、肉体の無い人を指して「霊」と呼ぶのです。



人間に善人もいれば悪人もいるように、



霊にも良い霊もいれば悪い霊もいます。







仮にあなたが、多くの霊に囲まれているとします。



その際、「迷惑だから出ていけ」と怒鳴ったらどうなるでしょう。



あなたの権利を尊重して出て行くのは、良識のある魂だけで、



利用しようとしている非常識な霊ならば出ていくはずありません。



つまり、霊を恐れて追い出すことを考えていたら、



悪い霊ばかりが残る結果となります。







災難とは、悪意よりも未熟さ、



不運よりも要領の悪さによって発生します。



悪意ある者がいなくても、



未熟な者がいれば災難に巻き込まれます。











神社でお祓い、お寺で祈祷してもらったが



霊障が解消しない……という話しを良く耳にします。







その理由は、一種の誤解からもたらされます。







霊障は、対人関係のトラブルの延長線上にあります。



そして対人関係のトラブル解消に一番大切なのは



「誤解を解く」ことなのです。

taka

 

 

西洋12星座と東洋12支そして紫微斗数と九星気学

 

紫微斗数の源流は、西洋占星術です。



なので、共通点はかなり残っています。







イラストを作ってみました。






 

牡羊座は、スピーディで攻撃的な七殺で「戌」にいます。



牡牛座は、欲望に素直で本物志向の武曲星で「酉」(七赤金星に属します)



双子座は、おしゃべりで研究熱心な巨門星で「申」



蟹座は、家族愛が強く保守的な天府星で「未」



獅子座は、プライドが高く若々しい紫微星で「午」(九紫火星に属します)



乙女座は、緻密な分析力を持つ天機星で「巳」



天秤座は、正義感とバランス感覚にすぐれた廉貞星で「辰」



蠍座は、欲望と嫉妬の激しい貪狼星で「卯」(三碧木星に属します)



射手座は、自由奔放で楽観的な破軍星で「寅」



山羊座は、指導力があるが権力志向の天梁星で「丑」



水瓶座は、平和主義で臆病な天同星で「子」(一白水星に属します)



魚座は、自己犠牲的でスピリチュアルな天相星で「亥」







となります。







以上が、12星座と紫微斗数の主星との関係です。



紫微斗数の主星はさらに「太陽星」と「太陰星」がいて、



合計で14個になります。







太陽は九紫火星(獅子座)で



太陰は一白水星(水瓶座)となりますが、



この両星は特別な星なので、



星座の影響は直接的ではありません。







九星気学との対応にもなります。







気学では、9つの星を八つの方位で表現しています。



中心が「5」で、その左右が「3」と「7」



上下が「9」と「1」というふうに、



奇数は「単数」になっています。



これを紫微斗数では「四正の地」と呼びます。







そして、斜めの場所「北東」「南東」「南西」「北西」は、



それぞれ偶数になります。



偶数は「複数」の組み合わせなのです。







北なら「子」ですが、



北東は「丑寅」というわけです。







奇数は単純、偶数は複雑という具合です。



これは、



奇数は男性的で、



偶数は女性的という意味です。







この表を見ながら、ぜひ、



西洋占星術と紫微斗数、



そして九星気学の共通点を見つけ出してください。







それらのつながりはとても深く、



お互いの垣根を壊してくれます。











さらにいうと、



命宮を中心とした「12宮」も、



西洋占の「12ハウス」に対応しているのです。







斗数   西洋     守護星座(対応主星)



命宮……1ハウス…………牡羊座(七殺)



兄弟……3/11ハウス……双子座/水瓶座(巨門/天同)



夫妻……7ハウス…………天秤座(廉貞)



子女……5ハウス…………獅子座(紫微)



財帛……2ハウス…………牡牛座(武曲)



疾厄……6/8 ハウス……乙女座/蠍座(天機/貪狼)



遷移……9ハウス…………射手座(破軍)



奴僕……6ハウス…………乙女座(天機)



官禄……10ハウス ………山羊座(天梁)



田宅……4/5 ハウス……蟹座/獅子座(天府/紫微)



福徳……2/12ハウス……牡牛座/魚座(武曲/天相)



父母……4ハウス…………蟹座(天府)







ここにも、紫微斗数と西洋占星術との関わりが見て取れます。







ちなみに、西洋占と東洋占との明らかな違いは、



西洋はよりスピリチュアルな傾向であるに対して、



東洋は帝王学としての羅針盤の要素が強い、という点です。



失せ物占いは当たらない?

 

失せ物占いは当たらない、つまり



「探し物は占いでなかなか見つからない」



と言われています。



もちろん占いに関する知識や能力不足といった点もありますが、



じつはそれは理由があります。







相談者のことを思うと



「見つからない」という意味の卦を得ても



「あきらめなさい」とは回答し難く、



なんとか見つけるための手掛かりを



無理やり引き出して回答しがちになるからです。



さらに相談者も、



結局のところ占いを100%信じていない人が多く、



あるいは中途半端にしか探さず、



その結果、見つかるものも見つけられないことがあるからです。





それと、どんな状況で失くしたのか、



失くした場所の状態など、



詳細が分からずに得た卦のため答えを絞りきれず、



解釈がメリハリのない返答になってしまうからでしょう。







こういった事情もあって、失せ物占は、



なかなか当たらないと言われてしまいます。



当たらない回答を続けると、



占いそのものへの信頼性が損なわれる恐れもあります。







しかし筆者の場合、



手前味噌ではありますが、



自分の失せ物占は今のところほぼ100%の的中率です。







しかし出てくる場合は、



だいたいが「自分の勘違い」ばかりです。



本格的になくした時は、まず出てきません。



占いで「出てこない」と判断されれば、



その場であきらめて次の対策を練ります。







「出てこない」と診断されて出て来た試しがないからです。







あきらめて次の対策を立てるということは、



とても前向きになれて、精神的に楽になります。







そういう意味でも失せもの占は、とても役に立ちます。







taka

 



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