日本人占い師が宣長→篤胤→親徳の流れを学ぶべき理由
昨日は本居宣長(もとおりのりなが)の命日でした。
それにちなんで、占い師にとって大切な話をしたいと思います。
やまとごころともののあはれ
本居宣長は『古事記伝』を著し、35年をかけて古代神話を解き明かした国学者です。
「しきしまの 大和ごころを人とはば 朝日ににほふ山桜花」
この歌は、日本人の心を象徴する「やまとごころ」のあり方を示しています。
外から与えられた思想ではなく、自らの感性を大切にすること。
それが宣長の遺したメッセージでした。
彼は「やまとごころ」を重視し、外来思想に偏ることなく、日本人固有の感性をを大切にしました。
また「もののあはれ」を説き、人の感情を深く理解する視点を示しています。
この功績は文学や学問だけでなく、のちの精神文化や占いにも大きな影響を与えています。
宣長から篤胤、そして親徳へ
まず、その流れを受け継いだのが平田篤胤(あつたね)。
篤胤は宣長の学問を神道的に発展させ、「幽冥界」すなわち死後の世界を体系化しました。
宣長が「文献学者」なら、篤胤は「霊的思想家」です。
さらに幕末から明治にかけて、本田親徳(ちかあつ)が登場します。
彼は篤胤の思想をさらに進め、「霊学」という新しい学問を確立しました。
ここにはすでに占いの三要素──
感性(宣長)
霊感(篤胤)
実践(親徳)
──すべてが揃っています。
占い師がこの系譜を知らずに活動するのは、根のない木のようなものです。
現代に生きる学び ― 自己肯定感の復権
では、現代の私たちにとってこの学びは何を意味するのでしょうか。
それは日本人のアイデンティティの復活です。
戦後教育や外来思想の影響により、多くの日本人が「自分に自信がない」と思い込まされてきました。
「どうせ私なんて」
「頑張っても無理」
こうした言葉は自己肯定感を奪い、自尊心をすり減らしてきました。
しかし宣長たちが示したのは、日本人が本来もっている「やまとごころ」の強さ。
篤胤が説いた「魂は永遠に生きる」という霊魂観は、存在そのものへの肯定です。
そして親徳の霊学は、実践を通じて「生きる力」を取り戻す道でした。
占い師がこの流れを学ぶことで、クライアントに伝えられるのは単なる未来予測ではなく、
「あなたはすでに価値がある」
「生まれてきたことそのものが尊い」
という自己肯定感の復権です。
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宣長・篤胤・親徳の学びが、いまを生きる人たちの自己肯定感にどう直結するのか。
占い師としてだけでなく、日本に生きる人としての自信を取り戻すために、ぜひ一緒に学びましょう。
占い師としての原点に立ち返る
クライアントの言葉に、本当の意味で「寄り添える」自分でありたいですか。
自分を認めることこそ、すべての幸運の始まりです。