「運命学」を学ぶ意義
「運命学」は、なんのために勉強するのでしょうか。
それはいわゆる、学生がするような試験のための勉強とは違いますね。
もちろん「資格を取る」ための勉強でもいけません。
ひとことでいうと『自分を知り尽くす』ための勉強です。
「自分には何ができるのか?」
「何をすべきなのか?」
つまり、自分の才能や使命、任務を発見するための勉強なのです。
「なぜ、今のこの時代に、日本に生まれたのか?」
運命学とは、その意味を発見するための手段です。
自分の才能を知り「使命」を発見した人は、少なからず幸福な人生を送ることになります。
他人がなんと言おうと、自分が納得した人生を選んだ人は、
まちがいなく運命学を極めた人です。
これまでの歴史を振り返ると、
運命学を勉強したひとは、
歴史上の成功者、大学の研究者、会社の経営者、心理学者などが多いです。
しかし、どんなに運命学の難解な原典を読破し、
それをひとに講義することができたとしても、
人生の目標を明確に設定できていなければ、それは意味のない知識です。
自分の使命や任務を知らない人は、
これまで勉強した時間とコストが無駄になっている場合がよくあります。
本をたくさん読んで理論を学んだのに、自分の任務を発見できないひとも少なくありません。
それは、運命学をマスターしたあと、それを実生活に活かしていないからです。
かりに、あなたがサラリーマンであったとしましょう。
「会社を退職して、独立するか」
「あるいは組織のなかで出世を目指すか」
その答えを明確にするんだ、という目的で勉強していれば、
いずれ自分の任務を発見することでしょう。
恋愛で悩んでいる人がいたとします。
「結婚なんて所詮こんなもの」
と、あきらめながら結婚への道を進むのでしょうか。
それとも、
「わたしは独身を通してでも、自分の信念を貫き通したい」
というスタンスで恋愛するのか。
まず、その答えを明確にしたい、という目的をもって勉強すれば、
いずれかならず、自分の使命を発見できるはずです。
運命学の勉強とは、ずばり、自分が生きていく道や世界観を明らかにするため。
そして勉強していくうちに、どんな岐路に立たされても、
わりと瞬時に、どちらの道を選ぶのかを容易に決定できるまでに成長します。
もしあなたが漫然と、占い本に書いてある理論を覚えているのであれば、
それはとても実践的に使えるとは思えません。
分類化されたパターンを大量に覚えるのは、代表的な悪い勉強法だといえます。
運命学の学習で陥りやすい罠が、この『パターン分類化』という思考です。
ロジックや論理的な思考を好む人が、この罠にはまりやすいですね。
多くのパターンを学習すれば、運命学を習得できる・・・と勘違いする人が多いのです。
しかしそれは、運命学のごく初期の段階では有効です。
東洋占術であれば、まず十干と十二支の勉強をする。
四柱推命なら、さらに十二運と通変星を。
紫微斗数なら30数個の主要な星と、12宮の意味を勉強することです。
こういった星の性質を身に付けるためには、
自分の友人や知人をサンプルにすると効果的でしょう。
しかし、ここで陥りやすいのは、
サンプルの「量」が少ない、と嘆く傾向です。
じつは、サンプルの数よりも大事なものがあります。
それが「質」を高めることです。
1人の人間の命式や命盤をじっくり観察して、
星の作用が、いつ、どういうときに、どんな状況であらわれるのか。
それを詳細に観察することが「質」を高める勉強です。
人生は「出会い」がすべて。
その出会いを、どのように育てていくか、これが鍵です。
幸福をつかむための鍵なのです。
「出会い」とは、過去のパターン学習には含まれない可能性が高いのです。
意味のある出会いは、すべて「未知との遭遇」なのです。
その遭遇を前提に、運命学の勉強をするのです。
実際にこれから出会うであろう「未知の人」との正しい対応のために。
taka
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