占いで悪い結果が出たときは...
紫微斗数(しび・とすう)の命盤には、
「この時期はぜんぜんダメだからあきらめなさい」
というような理論は存在しません。
38個の星には、
単に性格を強く打ち出したものから
「吉星」「凶星」の分別がはっきりした星まで
じつにさまざまです。
それと比較して、
四柱推命の「空亡」をはじめ、
六星占術の「大殺界」や、算命学の「天中殺」、
0学占星術でいう「ゼロ地点」、
そして九星気学の「暗剣殺」などは、
とくに処方の手段があるわけでなく、
単に「悪い」「大凶」「気をつけろ」などと示されます。
これらの占術は、
そうした期間に告白や結婚したり
新規事業をはじめるなど、
人生における新たなことは
必ず良くない結果が生じるというのです。
「やめたほうがいいですよ」
ばかり言われたのでは、
ただでさえ短い人間の人生なのに、
かなりの期間、自粛することになりませんか?
なんだか窮屈で損な気持ちになりますよね。
もちろん何を信じて行動するのかは個人の自由です。
ただ、目に見えない世界の
複雑な因果を感じられる身としては、
生まれ持った先天的な資質や運気だけで
人間の一生の運命を推測し判断するのは、
ちょっとどうなの?…と、疑問視するわけですね。
それは紫微斗数においてもおなじです。
命盤に出ていることが絶対ではなく、
さて、その次にどうするか…という対応、
手段のための占いだと考えています。
強く願えば必ず実現する、
ということもあります。
やはり人間の本質は「想念」でつくられているようです。
人間の心と現実世界の関係は、
なにかしらの「想い」によって彩られていると思います。
不思議なもので
ポジティブな思いもネガティブな思いも、
それが潜在意識(=魂)に刻まれると必ず現実化します。
たとえば
「占いの良い結果だけ信じる」
という人は、
なんだか適当なように見えるけど、
実は幸運になるツボをきちんと踏まえているわけですね。
もし占いで悪い結果が出たときは、
「心のゆるみを引き締めましょう」
という忠告として受け止めてみるといいですね。
必要以上に気に病んでしまうと、
かえって潜在意識がマイナスに働き、
悪いことや不運なことを呼び込んでしまうからです。
幸せになりたいのなら、
まず「幸せ」を心の底から願うこと!
これがポイントです。
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