矛盾する本能/コラム

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矛盾する本能



「他人の目」を気にするというのは
他人と自分を比べるということ。


そこには自然と順位が生まれます 。

「自分をよく見せたい」から他人の目を気にする。

たしかに、それもあります。


ですが、もっと深く追求していくと

それが感情的な悩みではなく、
意外と「本能」に近いこと気付きます。

 

人が持つ本能には「順位」があります。

 

 

 

(七人の侍/1954)

 


いまの世の中は「競争社会」。

長い間、競争にさらされて、
疲れてきています。

そのためか

「上下のない関係が理想だ」

と、思う人が

ずいぶん多くなった気がします。

順位がなく、みんな平等。

できれば権力とか、
服従の関係はないほうがいい。

そう思う反面、

順位争いや権力闘争のない社会なんて、
本当はありえないことも、
ちゃんと知っているんです。

ぼくも中学のころ、
喧嘩の強さを競う争いに巻き込まれました。

男の子だったんでね。

他にも知能や技能、

体力によって優劣が競われました。

社会に出ると、今度は
「企業」というチーム単位で、
権力闘争や派閥争いがあります。

無理もありません。


お金や知能、権力といった競争によって、

市場経済はなりたっているからです。


人間は、権力をもとめる生き物。

 

「権力や服従がない社会が理想だ」

と思う人がいる一方で、
権力や順位を求める人も大勢いる。

ですが、順位を求める欲望は、
悲劇を生み出します。

なぜなら、安定した順位などないからです。

争えば、かならず誰かが傷つけられる。

悲しいかな、それを止めることはできません。


とくに「資源」が少ないときに、
厳しい序列が必要になります。


動物社会がそうであるように。


食料を得るために、激しい争いをする。

それは、なるべく避けたい。


ちょっと矛盾するかもしれませんが、
そのためには、

順位を明確にしておく必要がある。


もちろん下位の者には、
食料が渡らないときもある。

それでも、群れから外れるよりはマシ。

集団に属するからには、
それだけの利得にあずかれますから。


こうした動物がとる順位制ですが、
人間も無縁とはいえません。

みなさんも、兄弟や友だち関係で、
「順位」の意識があることを、
すでに経験済みでしょう。

利益や権力は、自然と決まります。

まずは食料分配の順位がある。

次に、異性を獲得する順位闘争が加わる。


それは暴力によって決まったり、
知能であったり、物資であったり。

また、生まれつきの環境も左右します。

その順位によって獲得ランクが
決まってしまうんです。

 

ー 明日に続く ー

 

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中島多加仁【星読み師☆taka】

 

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