コーヒーを減らして黒豆を飲む
かならず毎朝、入れたての濃いコーヒーを飲んでいます。
ぼくは、昼でも夜でも、お酒の後にでも
コーヒーを飲みます。
なので、冷え性です。
おかげで、かなり太ってしまった。
もう限界です。
ということで、
しばらくの間、コーヒー断ちをします。
コーヒーの代わりに飲むのは、
黒豆茶。
ダイエット効果はもちろんのこと、
血液をサラサラにしてくれたり、
からだのサビを落としてくれます。
古代中国の医薬書「神農本草経」には、
黒大豆が病気の治療に用いられていた記述があります。
漢方では、黒豆は身体の成長や発育や生殖をつかさどり
「腎」を補うものと考えています。
そしてその薬効が、皮の黒さに起因するというのです。
あの黒い色素は、ブルーベリーと同じアントシアニンという色素。
これはブルーベリーに含まれることで有名なポリフェノールの一種で、
活性酸素をやっつける抗酸化物質です。
黒豆はアントシアニンの中でも、
とくに抗酸化作用の強いシアニジンが豊富なのです。
このシアニジンがすごい。
脂肪の吸収を抑えたり、脂肪を減らしてくれる効果があるのです。
つまりこの抗酸化作用によって
活性酸素をやっつけて、
血液サラサラや体脂肪がつきにくい体質に変えてくれるわけです。
「黒い食品」といえば、黒ごま、のり、ひじきなど、
ぱっと思い浮かべただけでも身体によいものばかり。
「黒色」というのは方位でいうと「北」にあたり、
玄武という霊獣が住まう場所です。
北の守り神である玄武には、繁栄と長寿をもたらす力があります。
つまり「黒い食べ物」には、
繁栄と長寿のエネルギーがあるというわけです。
中国では古来より、
黒豆、黒ごま、黒松の実、黒かりん、黒米を
『黒五類』として特別に珍重していました。
先人たちは、経験則から黒い食品の効能を見抜いていた。
それが近年になって、
科学的にも正しかったことが次々と検証されているわけですね。
言うまでもなく、大豆そのものの栄養価の高さは周知の事実。
アントシアニン以外にも、イソフラボン・大豆たんぱく質、
食物繊維、レシチン、ビタミンB1・B2、サポニンなどが豊富です。
とくに大豆サポニンは、
腸内の「絨毛」のを縮小して正常に戻す力があります。
体脂肪が増えると、
腸にある栄養を吸収する『絨毛』という部位が大きくなります。
絨毛が太く長くなると、食事で摂った脂肪や糖質をどんどんと吸収し、
体に脂肪を蓄積させてしまいます。
いわゆる肥満体質の完成です。
大豆サポニンは、この太く長くなった絨毛を、
正常なサイズに戻してくれるんです。
それが肥満を防止するっていうわけ。
大豆パワーとアントシアニンの効果を兼ね備えた黒豆。
まさに、最強のヘルシーフードといっても過言ではないですね。
taka
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