祓いと穢れ/コラム

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祓いと穢れ



日本の神道には「祓い清める」という言葉がありますが、

その「はらう」と、お金を払うの「はらう」は同じ言葉ですね。


では、神道で言う祓うものとは何か。

それは「穢れ」です。


お祓いすることで清浄を取り戻す、という考え方です。

「穢れ」とはなにかというと「均衡していない状態」のことを指します。

人生長く生きていると、かならずお金の貸し借りを体験します。


この、お金の貸し借りの概念は「ハレ」と「ケ」に通じているのです。


ハレ(晴れ)は儀礼や祭、年中行事などの「非日常」を。

ケ(褻)はふだんの生活である「日常」を表しています。

また、ケ(褻)の生活が順調でない状況を、ケガレ(気枯れ)といいます。


つまり「借り」は「穢れ」なんです。

たとえば品物を受け取って何もしなければ「借り」となり、

穢れを受けるわけです。

そして、そのうち災いが生じることになる。

なんらかの形で借りを返すことになります。


そこで必要なのが「祓い清め」なのです。

ですから、お金で祓うわけです。

身が潔白になれば、均衡を取り戻しますから、清らかになります。


お金で払うことで、貸し借りナシとなり、お互い対等(イーブン)となります。

それが「清く正しい」状態なのです。


ちなみに「おふだ」と「おさつ」は同じ『お札』という漢字で示されます。


神道は清浄を重んじますから、邪気を嫌うんです。


穢れを落とすことを禊(みそぎ)といいますよね。

それは「悪いものは切り棄てよう」とする姿勢なのです。

汚職をした政治家が、次の選挙のときに「禊をした」と使いますが、

あの表現は間違いです。


本来は、その人自身を切り捨ててしまうのが禊の真意だからです。


神社には、邪気から守るための、さまざまな装置があります。

まず古くからの都市計画として「風水」を利用していますね。

平城京とか平安京が代表格です。

その最たるものが江戸城、つまり皇居は、

とくに邪気から守る配置がほどこされています。


邪気から守るための装置として神社を建立したりしていました。


神聖なもの、力のあるものは邪気から守らねばならないのです。

「神さまだから平気」ということはありません。

なにしろ神よりも悪魔のほうが強いですからね。

悪魔の強さは単独で発揮します。

しかし、神の強さは結束力にあります。


開運のためにはまず邪気を避けることが大事です。

そこに良いものがあっても、邪気をうけてしまったら逆効果なのです。

せっかく街に正義の味方が住んでいても、病気に冒されていたら役に立ちません。

なので神社では結界を張ります。


ちなみに、しめ縄は結界の位置を示すものであって、結界そのものではありません。

とくに現代では、しめ縄は装飾的な意味合いが強くなってしまい、

そのほとんどが結界の意味をなさないものが多いです。


さて。

結界があっても神社には参拝者が多いですよね。

参拝者の多くは、自分勝手な欲望を抱いて訪れてきます。

その邪念(レベルの低い想念)によって邪気が持ち込まれてしまいます。

なので本殿と参拝の社との間に距離がもうけられているのです。

人間の勝手な願望、つまり利己的な願いは、悪魔にとって好都合です。

「ギャンブルで儲けたい」

「宝くじに当たりたい」

「あの人の心を虜にしたい」

「人気者になりたい」

「とにかく結婚したい」

という身勝手な願いは、ほとんど神さまに届くことなく、

結界のまえで凝固します。


その固まった想念を、ある種族の霊魂がリストアップするのです。

もしかりに、その人間に利用価値があると思ったら、

その願いを叶えてしまいます。

そして、かならず見返りを求められます。

それが俗にいう「祟り」です。


だから神仏の前で願い事を言うときは、

細心の注意が必要なのです。


ただし「けっして願望を持つな」と言うわけではありません。

願望はふだん大いに持ってくださいね。

人間は願望がなければ夢は叶いませんから。

神聖な場所へ行くときだけ、それをコントロールすればよいのです。


taka

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コメント(2)

真清鏡 (2009年6月 9日 20:16)

初めてコメントします。
縄文に至る古代を研究し、真清鏡と云う名で音霊を実践しています。
一度、takaさんと、この名の神社のある地でお会いしました。

おっしゃる通り、神道では、払い清めを前面に押し出しておりますが、これは政争でこの国を牛耳ったある種族のものです。
祓い清めれば、悪事は無きことにするという悪しき習慣に結びついてしまったのはその影響が強いです。

それ以前は、霊(たましい)の気枯れ状態を、御霊殖由(みたまふゆ)とい形で、鳴り鳴り響く源始の波動と同期し、蘇生させていたようです。
その一手法が音霊です。

URLは、あえてHPにしましたが、項目の「徒然」からブログに行けます。
思い出して頂けるかな?

星読み師★taka (2009年6月14日 18:49)

>真清鏡さん

お久しぶりです。
ぼくの友人の家で、鍋をつつき合った中ですね☆

実は先日、ふじやんから偶然会雨期会に恵まれた、と聞きました。

またどこかでお会いしたいですね。

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