タロットと古代の神秘学
手相のワークショップも大盛況に終わり、
今月はタロットのワークショップが開かれます。
それにちなんで、この2週間ほど、
日刊メルマガでは、タロットについて考察しています。
タロットには「数」が深く関わっています。
古代人が数に神秘性を感じたのは確かです。
有名な数学者ピタゴラスも、その神秘性に魅了されたひとりなんですから。
でも、それは何かしらの根拠があったはず。
その根拠を辿っていくと「カバラ」という 古代思想に突き当たるんです。
「カバラ」の歴史はタロットよりずっと古く、 3世紀頃までさかのぼります。
といってもピンときませんよね。
日本でいえば、弥生時代。
卑弥呼が日本の女王として活躍していた頃ですね。
カバラの思想の中でも、数の神秘をひも解く 「数秘術」はとくに有名です。
名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。
カバラ思想の源は「ヘブライ文字」です。
当時のカバラ主義者たちは、ヘブライ文字を 神聖な文字として崇めていました。
この文字こそが、宇宙の神秘を読み解くカギだと考えていたわけです。
また文字を「数字」に置き換え、暗号を読み解くツールとしても使っていました。
それを『ゲマトリア』と呼びます。
ヘブライ文字は《22個》の文字から成り立っています。
そうなんです!
タロットの「大アルカナ」と同じ数ですね。
でも、こんな共通点は、まだまだ序の口。
タロットはさらに深くカバラ思想と結びついているんです。
例えば、タロットに描かれたキャラクターの性格や並び順なども、
この思想に基づいて決められています。
さらに、カードの中の人物の傍らに描かれた
動物や植物、壺や鍵にいたるまで、
神秘的な意味が割り振られています。
カバラとタロットの関係は、 多くの神秘学者や魔術師たちによって研究されました。
中には、単なる占いを超えて「魔術」として使う方法なども発見されました。
浄化や聖別などの「儀式」を必要とするのも、その影響でしょう。
他にも、天使の名前や『生命の樹』という宇宙創造のイメージ図を取り込んで、
体系的な占いへと発展したわけです。
そういった意味で、タロットは、
宇宙の神秘を読み解こうとする努力の結晶といえるでしょう。
さて、来月3月24日に開催される、
『初心者のためのタロットワークショップ』
場所は、渋谷ほしよみ堂。
講師は東洋と西洋の占いに精通する、そまり百音先生です。
「タロットのこと、まったく知らない」
「本を読んだけど、よくわからなかった」
「いや、本すら読んだことがない」
「けれど、ちょっと興味がある」
そういう方が対象です。8名限定です。
すでに4名の方から参加依頼をいただき、
残り4名となっています。
参加料は、テキスト込みで5,000円。
タロットは、ほしよみ堂でも販売しています。
ちなみにタロットの価格は2000円前後です。
少しかじっている方対象のセミナーは、また別の機会に設定いたします。
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