「天」は知性「火」は理性「水」は感情「地」は意志
今日は『天津金木』の初級講座です。
天津金木という占いは、
古神道の秘術で、謎とされてきました。
22年ほど研究した結果、
占術として体系化することに成功しました。
かつて天皇が用いた占いだけあって、
その的中率は他の比ではありません。
発起人は、道幸さんです。
彼は、ぼくの本を読んでくださり
メルマガの読者となって鑑定にいらっしゃいました。
そして、そのさい、
「ぜひ天津金木を世に出したい」
と言ってくださいました。
他では味わえない独特の世界観を
体感してもらいます。
気候の移り変わりを稲作に利用し、
それを春・夏・秋・冬という
4つの季節に分けた古代東洋人。
1カ月の中にも4つの分類があります。
人間が時間の流れを把握するために
使ったのは同じく「天」の動き。
一定の周期で繰り返す「天」の動きとは、
「太陽」と「月」です。
このうち、
1ヶ月の周期で同じ動きをするのが
お月さまです。
古代人は月の満ち欠けを
『朔・弦・望・晦』という
4つに分けて考えました。
漢字で書くとなんだか難しそうですが、
「朔」は月が満ち始め
「弦」は半月
「望」は満月
「晦」は月が欠け切った状態
というわけです。
これが約29日周期で繰り返されるんですね。
日本人にとって、これら4つの要素は、
生活の中から生まれた概念でした。
あらゆるものが
4つに分かれるという状況。
その中で人は、いつしか4という数字に
「神」を意識するようになった。
自分たちの力の及ばないこと。
考えても到底わからないこと。
だけど自然と当たり前になった。
これが「神」の正体です。
そして中国から入ってきた「易」と
日本の「神」が結びついた結果、
『天津金木(あまつかなぎ)』
という秘術が誕生したのです。
天津金木もタロットと同じ
4つの要素を基本にしています。
それが「天・火・水・地」となります。
「天」は知性
「火」は理性
「水」は感情
「地」は意志
を意味しています。
かたやギリシア、かたや日本。
まったく関連性のない遠い国。
しかし共通する4つの大要素。
太陽や月といった共通する生活環境の中で、
人が無意識に生み出した「数」なのかもしれません。
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