墓参りは、仏教ではなく神道由来/コラム

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墓参りは、仏教ではなく神道由来

 

「お墓参り」は何月頃していますか?


地域の慣習もあるので概にはいえませんが、

「お彼岸」や「お盆」にするところが多いようです。


ちなみに、ぼくは、

「正月」に済ませてきました。

 

お正月の墓参りについては、

意見が分かれるようです。

 

非常識だという人もいれば、

初詣の帰りにお墓参りをする地域もある。


これには、日本ならではの理由があるんです。


日本の伝統的な宗教といえば、

主に「神道」と「仏教」ですよね。

 

 

この両者は、長い歴史の中で、

互いに強く影響し合ってきました。

 

その結果、オリジナルにはなかった

日本独自の価値観がうまれたわけです。

 

たとえば「お盆」は、

ご先祖さまの霊を迎えて交流する行事。


仏教の行事だと思われていますが、

本来の仏教の考えからみると

説明の付かないことも多いんです。

 

そもそも「墓参り」は、

亡くなった人を偲んで近況を報告したり、

お供え物をして感謝し、

より身近に存在を感じるためのもの。

 

こうして見ると墓参りは、

精霊とか祖霊を敬う古代神道の考えに近い。

ちなみに神道には、

「祖霊祭」や「魂祭(たままつり)」といった

先祖を敬うための祭りがあります。

 

そうした信仰が仏教と解け合って、

現在のお墓参りになったのです。

 

2つの宗教を同時に信仰してきた

日本ならではの慣しです。

 

年末のブログで「歳神様」の話を書きました。

 

その歳神様だって、もとはといえば

「道教」という中国の宗教です。

 

それが日本の祖霊信仰と一体化し、

「年神様」として認識された。

 

お正月の行事として、

生活に溶け込んでいるんですね。

なにより当事者である日本人も、

違和感なく習慣化しています。

 

現代日本人にとって、宗教とか宗派の違いは

もはや無に等しい存在です。

 

だから、お正月の墓参りだって、

本来は、まったく問題ない。

 

ご先祖さまに感謝する気持ち、

それさえあれば

むしろ、行った方がいいくらいです。

 

海外から見れば、

ちょっと信じられない光景すが。

 

でも、それが日本人のいいところ。

 

仏教であれ、神道であれ、

こだわらずに受け入れる。

 

なるべくケンカにならないように、

渾然一体となって楽しみ、敬う。

 

そんな「和」の心が、

墓参りに現れているわけです。

 

 

 

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中島多加仁【星読み師☆taka】

 

 

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