仏滅に根拠はない! 〜 クリスマスイブにあえての 〜/コラム

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仏滅に根拠はない! 〜 クリスマスイブにあえての 〜


今夜はクリスマスイブ!

ユダヤ暦では

一日の始まりは日没からです。


つまり12月24日の日没が

12月25日の始まりです。

 

したがってクリスマスは

12月24日の日没からはじまる。


イブというのは

イブニング(夜)を縮めたもの。


けっして『前夜』という意味ではありません。

 

 

日本人は昔から、
よく調べもしないで
勝手に誤用する習慣があります。

そういう民族性なのです。
そして日本人は迷信が大好き。
どんな迷信でも、イベントにします。

たとえば、
鰻は冬が旨いんです。

夏の鰻は、あんまり美味しくない。
だから売れない。

なので、夏に鰻を売るために
『土用の丑』という迷信を利用して
キャンペーンをうたったわけです。

ひとくちに迷信といっても
天文学や暦学に深く根差した
「根拠のあるもの」と
「根拠がないもの」があります。

もっとも有名な迷信のひとつに
《六曜(ろくよう)》があります。

六曜とは「日」の吉凶を表したものです。

先勝・友引・先負・仏滅・大安
そして赤口の6つがあります。

結婚式は仏滅を避け、
できるだけ大安を選ぶ。

葬式は友引を避け、
仏滅に行うのがベスト。

というように、
冠婚葬祭の業界を巻き込んで
吉日の取り合いになる代物です。

戦後に流行し、
常識的な習慣と化しています。

市販の運勢暦やカレンダーに、
これほど記載されている六曜ですが
じつはこれらはすべて迷信です。

《仏滅》なんていうと、
いかにも縁起が悪そうですね。

一般的には、葬儀を行う日で、
結婚式などのおめでたい行事は
すべて凶といわれています。

しかしこの仏滅、

《仏が滅ぶ》わけですから、
仏教に由来のある日かと思いきや、
実はまったく関係がありません。

「お釈迦様の命日が仏滅だった」
という説もあるようですが、
いまいち信憑性に欠けています。

お釈迦様の命日である
旧暦2月15日は《仏滅》ですが、

残念ながら、
お釈迦様の生まれた時代には、
六曜という概念はなかったのです。

おそらく、六曜が日本に伝わり、
後に文献と照らし合わせてみたら
当てはまっただけの話でしょう。

だって6分の1の確立ですからね。

ちなみに、
お釈迦様の教えである仏教は
「占い」を基本的に禁じています。

ですから本来、仏教徒にしてみれば
吉日占いである六曜など
もっての他なのです。

にもかかわらず、
現代の仏教徒は仏事に六曜を使っている。

矛盾してますよね。

六曜はもともと中国では
「時間」の吉凶を判断する
占いでした。

1日ではなく、
時間の吉凶を占うもの。

それがいつの間にか、
日を占う方法に簡略化され、
ついには六曜の順番まで
変更されたのです。

仏滅はもともとは、
空亡(くうぼう)という名前で
呼ばれていました。

《空しく滅ぶ》と書くことから
物滅(ものめつ)となり、
当て字として仏滅なったというわけです。

キリスト教の記念日に、
あえての仏教談話でした。

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中島多加仁【星読み師☆taka】

 

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