揉める店には原因があり 崩れない店には仕組みがある/コラム

HOME > コラム > コラム > 揉める店には原因があり 崩れない店には仕組みがある

揉める店には原因があり 崩れない店には仕組みがある

Photoroom_20251210_201901.PNG


占い館の経営は、数字だけでは語れません。

業態はサービス業であっても、本質は「人間関係のマネジメント」。
どれだけ占いが当たる人を揃えても、どれだけ店舗を増やしても、人間関係が悪ければ、店は必ず崩れます。
逆に、多少不器用でも、役割と距離感が整っていれば、店は息を吹き返すように成長していきます。


3つの立場がつくる占い館の構造

占い館には
オーナー・店長・看板占い師
という3つの立場があります。

この関係性を理解せず適当に付き合うと、最初は順調でも最後は必ず人間関係が破綻します。
実際、ぼくは何度もその瞬間を目の当たりにしてきました。

オーナーの役割:方向性を決める人

オーナーの仕事は、現場に口を出すことではありません。
占い師にアドバイスや注文をつけることでもない。
目的地とルールを決めること。
つまり「方向性」を示す人なのです。
現場と同じ土俵に降りるほど、権力構造は歪み、店長も占い師も動けなくなります。
オーナーは現場を支配する人ではなく、“決める人” であれば十分なのです。

店長の役割:現場を整える調律者

店長は、オーナーの意図を現場に落とし込み、
占い師たちが働きやすい環境を整える存在です。
言い換えれば――現場の空気を整える指揮者。

占い師は個性が強く感受性が鋭い人たちです。
ひとりが不満を抱けば、音叉のように全体へ波及します。
店長は、それに気づける感性と距離感を保つことを学びましょう。

看板占い師の役割:結果で語る人

看板占い師は、店の世界観を体現する存在です。
もっと簡潔に言うなら、店の信用そのもの。
だからこそ、看板占い師は優遇されます
それを不公平だと言う人は、そもそも仕組みを理解していません。
結果を出す人が、リスペクトを受ける。
それは組織として当然の流れです。

「越境」が始まった瞬間

この3者バランスが崩れた瞬間、店は必ず乱れてしまいます。
店長がオーナーのつもりで偉そうに振る舞う。
看板占い師が店長より強い空気を出す。
オーナーが現場に口出しをしてしまう。
このどれかが起きた瞬間、占い館は動きが鈍ります。

人が辞める本当の理由

人が辞めるときの理由は、ほぼ例外なくひとつ。
「嫌になった」のではなく、「居場所がわからなくなった」から。

だから理想の関係性はとてもシンプル。

  • オーナーは方向を示し
  • 店長は現場を整え
  • 看板占い師は結果で示す

そして三者が守るべきルールはただひとつ。
「役割を越境しない」
これを徹底した店は、数字も士気も信用も、必ず伸びていきます。

占い館が育つのは“正しさ”ではなく“温度”

占い館の成功とは、占いの上手さではなく人間関係の成熟で作られるのです。
そして人間関係というのは「正しさ」で動くのではなく「温度」で動きます。
たとえ役割が明確でも、冷たい態度や無関心が続けば、組織はゆっくり腐ります。
反対に、多少のズレや失敗があっても、敬意と感謝が循環していれば店は必ず育ちます。

占い館は、ただの職場ではありません。
悩みや痛みを抱えた人の心に直接触れる場所。
だからこそ、店を支えるのは“人間関係の成熟”なのです。

bnr_mailmag.jpg

【成功するためのマインド、占い師の心得をメールマガジンで受け取る

Lineトーク占い師募集
国内最大級の占いサービス・LINEトーク占いの占い師を募集しています

占い館のフランチャイズオーナー募集中
低リスクで不況に強い「占いビジネス」は起業にも副業にも最適です

原宿・表参道で占いを勉強するなら原宿占い学院
東京・表参道で占いを勉強するなら原宿占い学院

ほしよみシステム
クラウド総合鑑定サービスほしよみシステムがご利用できます

ほしよみ堂バーチャルVIRTUAL
ほしよみ堂バーチャルへ参る

営業店拡大につき、占い師大募集!
営業店拡大につき、占い師大募集!経験不問!まずはお気軽にご相談ください。

< 人間関係のトラブル、赤字運営、悲劇の一年から始まった再生劇  |  一覧へ戻る  |  辞める人が多い業界だから、淡々と続けるだけで上位に食い込める >

このページのトップへ