寒露に想う「場を読む力」、 占い師の感性は“空気”に宿る/コラム

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寒露に想う「場を読む力」、 占い師の感性は“空気”に宿る

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今日は「寒露(かんろ)」。

二十四節気のひとつで、四柱推命や九星気学ではこの日から10月とカウントします。
露が冷たくなり、秋の深まりが本格化する頃。
空気は澄みわたり、虫の音は細く、夜の静けさが一段と沁みてきます。
寒露は、自然と向き合い、自分の感性を研ぎ澄ませるにはぴったりの節気です。

ぼくは毎年この時期になると、心の余白に耳をすませる時間を持つようにしています。



感性は“空気”を読む力

占い師にとって、技術や知識と同じくらい——いや、それ以上に重要なのが「感性」です。
感性が高い人と、そうでない人の差は、鑑定の場で驚くほどはっきり表れます。
感性が高い人は、場の空気を読む力が鋭く、相手のわずかな表情の揺らぎや、呼吸の変化を感じ取ることができます。一方で感性が鈍い人は、自分の世界に閉じこもり、相手の“空気”を見落とします。

たとえば、ぼくがその場にいるのに、それに気づかないままおしゃべりを続けている人がいます。
そして、それを知っている人たちも、何も伝えずに一緒になって話し込んでいる。

こうした場面には、感性の差がくっきりと現れるのです。

「場の空気」は文化として身体に染み込む

ぼくは茶道家の家庭で育ちました。
だから「場の空気」や「所作」は、自然に身についたものです。
部屋に入るときの姿勢、声の出し方、挨拶のタイミング——。

他にお客さんがいる空間で、大声で挨拶をしてしまう人がいますが、それは場の空気を読めていない典型。
自分の「我」が強く発動してしまっている状態です。

本来の挨拶とは、場の呼吸を整えるもの。
声を張るのではなく、場を澄ませるように。
一歩踏み出す瞬間に、音・姿勢・間(ま)を整える。

こうした感覚はマナーとして教え込まれるものではなく、文化として身体に染み込んでいくものです。

感性の厚みが信頼を生む

だからこそ、占い師として本当に信頼される人は、まずこの「感性の厚み」を持っています。逆に言えば、知識や技術だけで勝負しようとする人は、どうしても薄く見えてしまう。
感性が高い人は、相談者の沈黙の裏にある本音を感じ取り、それを言葉にできる人です。

寒露の冷たい空気は、まるで「余計なものを削ぎ落としなさい」と語りかけてくるようです。
感性を磨くとは、知識を増やすことではなく、自分の内と外の“空気”に敏感になること——その感覚が、鑑定の説得力を何倍にも引き上げます。

一冊の本の輪郭

ちなみに昨日、出版社の編集長さんが来てくださり、12月刊行予定の本の内容を最終的に詰めました。
いよいよ仕上げの段階に入り、ぼく自身も気が引き締まっています。
寒露のこの時期に、こうして一冊の本の輪郭が見えてくるのも、どこか象徴的です。

感性を磨く学びの場へ

そして今月12日(日)13時から、
【ZOOM鑑定練習グループレッスン】を開催します。

講師は大文字メロウさん、ぼくもオブザーバーとして参加します。
全国どこからでも参加でき、録画視聴も可能です。

参加費は11,000円(税込)。
少人数制なので、濃密な個別指導を受けられる貴重なチャンスです。

▼お申込みはこちら▼
https://uranai-gakuin.stores.jp/items/68ca0b013e22b3025e192e59

寒露の澄んだ空気の中で、もう一度、自分の感性を見つめ直してみてください。
それが、占い師としての次の一歩につながります。


最後に、締めの一句

澄む空に 
こころの襞を たたみつつ
占いの声 寒露に響く

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