発展と安定、その溝に潜む罠 ── かつての仲間が批判者に変わる時/コラム

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発展と安定、その溝に潜む罠 ── かつての仲間が批判者に変わる時

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今日は、ぼくが何度も繰り返し見てきた「理念と裏切り」について、本音でお話ししようと思います。

ある時期、ぼくのもとにひとりの弟子がいました。
最初は、目を輝かせてぼくの話を聞き、理念を語ると素直に頷き、占い師としての未来を信じて一歩を踏み出した人でした。

ぼくはその人に、技術や考え方、現場での在り方を丁寧に教えました。
彼女も真剣で、最初のうちは成長も早く、いずれ立派な占い師になるだろうと信じていました。


「理念と現実のギャップ」という壁

やがて、彼女は短期間に売り上げが100万円を超え、弟子や生徒も増えていきました。
しかしある日、壁がやってきたのです。

それは、どの弟子も必ず通る「理念と現実のギャップ」という壁。
占い師として成果を出すには、覚悟と行動力が問われる瞬間がある。
そこを乗り越えるか、立ち止まるかで、道は大きく分かれます。

彼女は我流で成果を出し続け、月の売り上げが300万円を超えたころ、ぼくのやり方を捨て、自分の信念を持ちました。
それ自体は悪いことではありません。

でも彼女は、本当に苦しかった時期、ぼくから救われたことを完全に忘れてしまったのです。

慢心という見えない罠

才能や努力に関係なく、一歩間違えば落ちる罠。
それが「慢心」です。

ぼくが求めていたのは「発展」。
彼女が望んだのは「安定」。

その真逆の欲求のあいだにある溝は、彼女にとっても見過ごせない苦痛だったはず。
じわじわと彼女の中に慢心が芽を出していました。
かつて、ぼくは何度も手を差し伸べました。
しかし、彼女の中に芽生えたのは、小さなプライドと焦り、そして見えない劣等感でした。

やがて彼女は、感謝や恩を心の奥に押し込み、ぼくを「金と結果だけを追う冷たい人間」に仕立て上げていったのです。

老婆心という仮面

時間が経つと、彼女は新しく入ってきた占い師の卵たちにこう言うようになりました。

「あの先生は厳しいよ」
「私はあの環境を知ってるから忠告しておくね」

それは一見、思いやりの言葉に聞こえます。
しかし実際は「心配」という名の老婆心。

後輩を救いたいのではなく、自分の過去を慰めたいだけなのです。

「気をつけな」と“正義の忠告”をすることで、自分の心を守り、正当化していたのです。
裏切ったわけではない――ただ「警鐘を鳴らしただけ」という立場を作って、いつの間にか批判する側へと回っていました。

「正義」という名の自己防衛

ぼくは、こうしたケースを何度も見てきました。
老婆心を装った批判は、悪意ある攻撃よりもずっと厄介。
なぜなら、本人が“正義の側”にいると本気で信じているから。

思慮の浅い人たちや志の低い人たちは、ぼくの強い理念よりも、偽りの愛に共感を得るでしょう。
その根っこには、「恩を忘れた」のではなく、「恩と向き合い続けるだけの覚悟がなかった」だけなんです。


理念を曲げないという覚悟

でも、ぼくは理念を曲げません。
老婆心に耳を貸して道を変える気もない。
本気で理念を生きる人たちとだけ、これからも道を歩んでいく。
批判の声は、ぼくの歩みを止めはしないのです。
しかし残念なのは、批判やマイナスな感情に流されていく人たちがいて、それを止めることができないこと。
さすがのぼくも、そこに関与することができません。
しかし…批判の声は、ぼくの歩みを止めないでしょう。
理念を信じる者たちと、これからも道を拓いていくだけです。

老婆心や心配性、偽善と迎合、そして自己防衛と同調圧力、これらはすべて発展を腐らせる最大の毒。
ぼくは、その毒に屈しません。
そして、同じ理念を信じる仲間と共に、これからも道を拓いていきます。

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