ユングのシンクロニシティと前兆占い/コラム

HOME > コラム > コラム > ユングのシンクロニシティと前兆占い

ユングのシンクロニシティと前兆占い

 

偶然のなかに神秘がある--。



それを科学的に解釈しようとしたのが、



スイスの心理学者ユングでした。







あるときユングが、若い女性患者と話していたときのこと。



窓を背にして女性の前に座って、



彼女の雄弁ぶりに聞き耳をたてていたのです。



その前夜に彼女は、



誰かに黄金のスカラベ(神聖昆虫)を贈られる



という印象深い夢をみたのです。





すると、彼女がまだこの夢を語り終えないうちに、



何かが窓をたたいている音がしました。





振り返ってみてみると、



かなり大きい昆虫が飛んできて、



外から窓ガラスにぶつかり、



どう見ても暗い部屋の中に入ろうとしているのです。





ユングはすぐに窓を開けて、



中に飛び込んできた虫を空中で捕らえます。





それはよく見かけるバカラコガネムシでした。



緑金色をしているので金色のスカラベにもっとも近いものだったのです。





「これがあなたのスカラベですよ」と言って、



ユングは女性患者にコガネムシを手渡します。



この出来事のせいで、彼女の理知的な抵抗の氷が砕けたのでした。





このような出来事は、枚挙にいとまがないでしょう。







噂をしていた人物がとつぜん現れた。



考えていたことを隣の人が話し出す。



遠い旅先で知人にあう。



必要としていた物を貰う。



自分で買ったものをすぐ人から貰い、



同じ物が集まってしまう……数えだしたら切りがありません。







これらの現象をユングは、シンクロニシティ(共時性)と名付けました。



 



「日食が起きると悪しき事件が起きる」



「白鹿が現れると良いことがある」



など、世界には大昔から、多くの前兆占いが存在します。





この前兆こそが、占いの起源なのです。



日本でも「下駄の鼻緒が切れると不吉」などの伝承があります。



前兆にはそれぞれに由来があり、



単に「迷信」と一笑できない古代の知恵もあります。





インドの前兆占いを集成した「ブリハット・サンヒター」には、



前兆占いの基本理念が書かれてあります。







「異変とは自然状態とは異なることである。



人間の悪行によって罪が重なり、災いが生ずる。



その天と中空と地の災いを、あらかじめ知らせるのが異変である」







人間が自然の秩序を乱すような生活をしていると、



それに同調して天地も乱れてくる、というのです。



するとそのシンクロが広がり、



世の中の小さなことにまでその異変が及ぶ。



だからその小さな異変を見て、



世の中の乱れを知ることができる、というわけです。





世の中のすべてのものがつながっているのなら、



一部分に乱れができた場合、



他のものにも少なからず影響があり、



なにかの「しるし」=前兆が現れる、というわけです。



 

 

星読み師★taka

 

Lineトーク占い師募集
国内最大級の占いサービス・LINEトーク占いの占い師を募集しています

占い館のフランチャイズオーナー募集中
低リスクで不況に強い「占いビジネス」は起業にも副業にも最適です

原宿・表参道で占いを勉強するなら原宿占い学院
東京・表参道で占いを勉強するなら原宿占い学院

ほしよみシステム
クラウド総合鑑定サービスほしよみシステムがご利用できます

ほしよみ堂バーチャルVIRTUAL
ほしよみ堂バーチャルへ参る

営業店拡大につき、占い師大募集!
営業店拡大につき、占い師大募集!経験不問!まずはお気軽にご相談ください。

< 降神術のような占法  |  一覧へ戻る  |  亀卜のヒビ割れから占星術へ >

このページのトップへ