今月5月25日の夜は、マリアハウス創業22周年パーティ
今月は有限会社マリアハウス創立記念日が待っています。遡ること2001年5月25日、ぼくが31歳のときひとつの会社を立ち上げました。ちょうどその年、ぼくは原宿の更地を競売で落札したのです。そして、その土地に自社ビル建設を計画しました。
その会社が今月、22周年を迎えます。平日ではありますが、もしぼくとのご縁を感じたらちょっと遊びにきてください。ぼくが自慢のカレーを作ります。2時間ほどですが一緒に語りましょう!どうやって会社を起こし、何度も襲った危機を乗り越えてきたか、面白エピソードを語ります。
https://uranai-gakuin.stores.jp/items/645ba707105251002fd429f3
世の中には、多くの企業が生まれて倒産しています。少し前まで賑わっていた街のお店が潰れていたのをあなたも目にしたはずです。これから会社を立ち上げて事業を起こそうとしている人、すでに事業を立ち上げていて法人化を検討してる個人事業主は、どれくらいの確率で生き残れるのかと不安になるでしょう。
会社の存続率は、設立して3年で65%、10年で約6%に減ってしまい、20年だと0.4%と言われています。さらに30年経つと0.025%とも。つまり創業からわずか10年で9割以上が廃業し、さらに30年も経つと99.9%を超える会社が存続できていないことになります。このことから、会社が廃業しやすいと分かります。会社を存続させるためには「会社はいつかなくなるものだ」と、危機感をもって行動することです。
ぼくは23歳のとき、法人創業者だった父が突然他界し、その跡を継ぎました。しかし5年後、その法人を役員に譲って、ぼくは東京に進出し、28歳で独立起業しました。経営の本質を知らなかったため、資本金を食いつぶしました。負債を背負ってしまうと仕事が返済のためになります。働いても、働いても、利益が手元に残らないのです。
ぼくが起業した当時は、経営の本質とかマーケティングについて、体系立てて教えてくれる人が、誰もいませんでした。当時、親しくしていた社長さんのもう9割が残っていません。ぼくは起業スタートで失敗が続いたけど、何度も再起して挽回しました。
東京に出たばかりの28歳、ぼくはセミナーを開きました。その名も『カレーなる会』。忘れもしない7月20日、あれは『海の日』でした。海の日に、ぼくがカレーを作ってトークショーをやりました。今でも鮮明に覚えています。
参加費5000円で、ちょうど50名が参加してくれました。そこに遅刻してきた女性が、半蔵門のサロンを貸してくれる、という話に進みました。サロンの名は『フォレスト』。ぼくは彼女と家賃を折半して、お互いビジネスを支え合いました。
その半蔵門の『フォレスト』に拠点を持たないフリーランスを集めて仕事をシェアしたのです。当時まだ流行前だったリフレクソロジー、アロマテラピー、リンパドレナージュ、そしてレイキや催眠療法、それらのスペシャリストを集めて毎週なにかしらの勉強会を開きました。
ぼくはMacを使いこなし、Adobe製品をフル活用してフリーペーパーやリーフレット、資料を作成したりして、広報活動に従事しました。眠っていた代替療法の社団法人を掘り起こし、理事になって編集長を務め、会報誌を毎月ひとりで発行しました。
そして資金をためて5年後、原宿の更地を競売で手に入れ自社ビルを建てました。貯金は4千万しかなかったけれど、理念に賛同してくれた人たちが2億円ほど調達してくれたのです。セミナーとコンサルだけでなく、さらに店舗をやりたくなってぼくは古着屋を開業しました。都内と名古屋関西に手を広げ最大6店舗やりました。
けれど徐々に失速し、稼いだお金を溶かしてしまい、地方の店舗はすべて撤退。二度目の借金返済に苦しみ、ぼくは占い師の再開を決意。そして、なんとか3年で4千万円の借金を返したのです。そのあと断腸の思いで古着屋を閉鎖し、28歳で独立した美容師さんに1階と地下を貸したのです。
そして2階で細々と古着の在庫を売りつつ、3階で占いの鑑定を始めました。それから7年が経ち、美容室が近所に移転することになりシェアサロンとカフェをはじめました。起業する若者が増えたので、ビジネスチャンスを与えようと原点に立ち戻ったわけです。
ぼくは経営者として占い師として失敗する理由が分かります。もちろん成功する理由もおおよそ知っています。今月25日、原宿のマリアハウス本社でカレーを食べながら語ります。
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