廉貞星のトリセツ: シリーズ紫微斗数14主星 その6/原宿の占い師 中島多加仁 紫微斗数占い

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廉貞星のトリセツ: シリーズ紫微斗数14主星 その6

名称 廉貞星のトリセツ: シリーズ紫微斗数14主星 その6
出版社 ほしよみbooks
発売日 2023/11/6
定価 紙本版:1,540円(税込)
Kindle版:800円(税込)
Unlimited: 0円
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著者 中島多加仁

シリーズの出版企画に際して

本書は『シリーズ紫微斗数14主星』の第6弾、廉貞星の取扱説明書になります。

本書は『シリーズ紫微斗数14主星』の第6弾、廉貞星の取扱説明書になります。廉貞は陰の火性に属し、情熱を持って理想にまっすぐ進むタイプです。内に秘めた熱意をエネルギーにして、目標やゴールを目指します。

廉貞という字を解剖すると「廉」と「貞」になります。

まず『廉』ですが、これは「いさぎよい」という意味があります。決まり正しく、私欲がないわけです。破廉恥という言葉がありますが、これは廉恥を破っているありさまですよね。そして貞は「みさお」です。貞節とか貞操、貞淑や童貞などで用いられるように、身持ちが固く、異性を知らない未経験者です。これだけみると廉貞は「私欲がなくて操を守るひと」となってしまいますが、じっさいの性質は真逆です。

じつは廉貞星を漢字一文字で表すと『囚』となります。囚われの身なんていうと不気味でネガティブなイメージにつながりますが、じつは囚の字は自制心と捉えることができます。

そもそも古い文献によると紫微斗数の星たちには、吉凶という分類がありまして、なかでも14主星のうち廉貞は、凶星の筆頭にあげられています。ほかに凶星というと巨門が有名で、あとは七殺・貪狼・破軍の「さっぱろう」たちです。

紫微からはじまって天機・太陽・武曲・天同まで吉星が続き、はじめて登場する凶星が、この廉貞なのです。しかも廉貞は、紫微系グループのなかで、ただひとつ『はぐれ星』として位置します。

さて、「廉価版」という言葉がありますよね。これは「値段が安い」といった意味で一般的には、ある製品を、より消費者に買ってもらいやすくするために一部の機能を削って低価格化した商品を指します。DVDやiPhoneなどの端末、家電、ソフトウェアなどに用いられることが多いですね。

廉価版とは「安いバージョン」ということですが、単に安いだけではありません。製品やサービスを提供する側が、より売上を伸ばすときに使うケースです。

「安い」と言われると「安っぽい、チープ」というような否定的なイメージにとられるかもしれません。たとえば、店員に「安い製品です」と言われるよりも「この製品は廉価版です」と勧められると、製品に対する印象が良いのではないでしょうか。

さて、『貞』ですが、じっさい廉貞は奥手が多いです。奥手とは精神的・肉体的な成熟が遅い、という意味。もともと植物の開花が遅いことや実が遅れることを「奥手」と表現し、成熟が遅いひとを指して呼ぶようになりました。 おもに「恋愛に消極的なひと」に対して使われることが多い言葉です。

ところが年齢を重ねた廉貞は、とても積極的で性に開けっ広げです。しかし、それは、かつて思春期だったころの奥手が原因で、その反動となっているようです。それが証拠に廉貞は、どこか挙動不審な点が見え隠れするのです。話題がシビアになると、とたんに相手の目を合わせられず、キョロキョロして、声がうわずってしまう。その態度が元で、一部のひとたちから嫌われ者扱いされてしまうのです。逆に、それが可愛らしさとして感じるひとたちもいて、評価の二極化が激しいのです。

ちなみに、「盗賊の星」とも呼ばれる廉貞星。しかし、そのニックネームには語弊があり、盗賊というよりむしろ「義族」と呼ぶほうが適切かもしれません。そんな聞こえの悪い名がついてしまったのも、天機の頭の良さとはまた違う「要領の良さ」的な、優れた頭脳を持っているためだといえます。

怪奇小説『封神演義』によると廉貞は、紂王と妲己とともに悪事を働いた殷の宰相・費仲と重ねています。紂王にかわいがられた奸臣で、王の側近であることをいいことに諸侯から賄賂をうけていました。

その風習を嫌った者をおとしいれるべく、美女を欲する紂王に妲己という稀代の悪女を勧めます。戦が始まると、わざと「通った後は草すら残らない」と悪評高い崇侯虎という武将を推薦しました。しかし武王軍との戦いで大雪の中で凍死し、そのあと神に封じられたのです。

そんな悪の権化のような人物と同一視された廉貞ですが、先にも述べたように、じつはピュアなのです。しかし、アクの強い顔立ちと独特なキャラが原因で、問題児の代表格として扱われます。

「あいつは廉貞だからしょうがない」という言葉は、紫微研究家たちの会話で頻繁に登場します。嫌われながらも愛されるキャラ、それが廉貞なのです。

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