占いを学ぶ方へ/原宿の占い師 中島多加仁 紫微斗数占い

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占いを学ぶ方へ

占いを『趣味で』学ぶ方へ

占いを学ぶには、大きく分けて3つの方法があります。

1, 占い師として活躍し、「先生」と呼ばれる人のもとで勉強する。
2, 占い教室に通う。
3, 独学で学ぶ

この3つです。

先生のもとで勉強するのというのは、いわゆる『弟子入り』です。
どちらかというと『弟子入り』は『修行』に近いイメージですので、プロになる人向きの勉強法だと言えます。

近年、占いブームのおかげで「占い教室」がたくさんでき、カルチャースクールに通う感覚で占いを学べます。
教室のレベルも、初級・中級・上級コースと、能力に合わせて選べ、趣味の範囲で占いを楽しみたい人も通っています。
趣味で習う場合、だいたい1回の講座が、60~120分で1万円前後です。
講座料金とは別に、テキスト代がかかります。

お金をかけず占い師になるために、独学で学ぶ人が増えています。
今はマニアックな占術本が、インターネットで購入することができます。
命式や命盤などもソフトを使えば簡単に出せるようになりました。
占いの新解釈も、ブログなどによって無料で手に入ります。

ただ、その反面、簡単にたくさんの情報を手に入れることができますが、
どの情報が正しくて、なにを突き詰めるべきか…は、その人自身の感覚にゆだねられます。
タロットでも、カードの意味はさまざまな解釈によって変わります。
独学であれば最低でも20冊くらいの本を読んで、自分なりの解釈を確立せねばなりません。
さらに占いは対人鑑定が基本ですから、知識だけではできないのです。
いままで何人占ってきたか、という経験が重要で、それに比例して結果を読み解く能力が構築されるわけです。

アドバイスをする際にも、相談者の性格に合わせて、
やんわり伝えるべきかハッキリと断言したほうがいいのか、など経験がモノを言います。

占う機会が少ない場合、そのパターンが少ないために満足してもらえないことになってしまうわけです。
また、客観的に分析することが難しいのです。

弟子入り修行も、占い教室も、先生が解釈や鑑定の詳細を指導してくれます。
しかし独学は、その判断もすべて自分の能力のみとなるのです。

また、独りで学ぶより、仲間を見つけ、自分の鑑定について第三者からのアドバイスをもらったほうが、
より深い知識を得ることができるのです。

副業で占い師をはじめたい方へ

占い師は、自分でそう名乗った瞬間になれます。
名乗った瞬間から、「人を占う」という責任を背負います。
独学で習得した人でも、占い教室で学んだ人でも、その責任の重さは同じなのです。

またプロとして働く際、認定証や協会会員などの肩書なども、こだわる必要はありません。
副業であっても、占いでお金をいただくわけですから、一般的な商売と同じです。
お客様との信頼関係を築く努力、質の高い鑑定を提供するための勉強、より良いサービスを心がければ、
立派な占い師と肩を並べることができます。

プロの占い師で、さらに本格占術をマスターしたい方へ

ほしよみ堂には、すでにプロで活躍されている占い師さんも、
占術を学びに来てくださいます。中には本を出版されていたり、
メディアにも出演されていたりする著名な先生もいらっしゃいます。

ですから、そういうかたは内緒で来られるため、すべてマンツーマンでの勉強を希望されます。
とくに紫微斗数と四柱推命は、プロの占い師さんからも絶大な人気を誇っております。

また、占いには『流派』というものが存在し、派閥などもあります。
ですから、ほしよみ堂では秘密厳守を理念として掲げ、どの占い師さんが習いにこられているか、
内部スタッフ同士でも秘密を守るように徹底しております。
どうぞご安心ください。

本業で占い師をはじめたい方へ

占い師になるには、資格がなければ開業できないということはありません。
資格や試験・免許などはなく、本人が「占い師です」と名乗ればその日から開業できます。
ですから、このレベルに達すればプロ…という明確なラインがありません。
そのためプロとして活動している占者のレベルもまちまちなのです。

占いの技術は一生掛かりで培っていくものだと考えています。
一通りの勉強を終えて、独立に最適な時期を占えるレベルに達したら、開業の準備を進めて良い段階となります。
実践を通してスキルアップに励むことが大事です。
どこまで勉強しても「プロとして通用するのか」という不安は消えません。
実際に占い師になってみなければ分からないこともあります。
完璧に準備することは不可能なのです。
どんなに勉強しても、実践では必ず「力不足」という壁にぶつかります。
難問にぶつかることは新人だけでなく、ベテランになっても経験します。

開業にあたって一番大切なことは、タイミングを間違えないことです。

それと、「当たる占術」を習ってください。
どの占法も占者のレベルによって的中率は変わります。
ですから、的中率は占者の勉強量の問題です。が、奥が深い学問的な占いもありますから、
それを極めた人の技術は、占法の種類を問わず素晴らしいものだと感じます。
習う占術は何であれ、腰を据えて勉強に取り組むことが大事です。

プロになるには、数種類の占いを組み合わせなければ占えない質問もあります。
お客様から改名を希望されたり、吉方位を知りたいという方もいらっしゃいます。
ひとつの占法をある程度マスターしたら、他の占法も勉強されてはいかがでしょうか。
複数の占法を学ぶ際は、それぞれが中途半端な知識にならないように注意が必要です。
ひとつひとつ丁寧に学べば、知識も深まりまた、実践に役立つスキルとなります。
ぜひ、チャレンジなさって下さい。

収入が得られる働き方

他の職業と同じく、占い師も収入が得られないと意味がありません。
占い師はサラリーマンではなく『商売』ですから、成功を保証するサービスはありません。
高収入を望むなら、あらゆる努力が欠かせないわけです。
鑑定業ひとつ取っても、自宅開業から商業施設やカフェなどで、また訪問鑑定などの対面鑑定があります
さらに電話鑑定やメール鑑定、その他インターネットを利用した鑑定などいくつかの方法があります。
個人の悩み相談以外には、イベント出演、テレビ・ラジオ出演、
本やコラムなどの執筆、占術講師、占い関連商品の販売も可能です。
ご自分の適性を活かせる働き方を検討することです。

占い師にとって、東京か地方都市でメリットの違いはあるのか…とよく聞かれます。
東京は原宿と渋谷で、さらに名古屋でも仕事をしていました。多少の違いはあります。
どんな地域で仕事をする場合も、その環境のメリット・デメリットを考え工夫することが大切です。
たしかに東京は、飽和状態なので競争率が激しいです。
地方だと占い館も少ないしイベントなども少ないですが、
逆に占い師が珍しいので、鑑定会をすると集まってくれることあります。
また、日本中どこにお住まいでも電話鑑定やメール鑑定のニーズがあります。
インターネットを利用して世界中の人達の相談にのることができますから、
どこで起業してもお客様を得ることができます。

やはり本人の生まれ持った運によります。生まれ育った環境で働くことが有利な人、
地元を離れた方が結果を出せる人など、活躍の場は人それぞれです。

占い師にとって、もっとも悩むのは「悪い結果をどのように伝えるか」です。
どのような結果も正直に伝えることも大事でしょう。
悪い結果を伝えることを恐れて、当たり障りのないだけを伝えるのでは
占った意味がないですし、お客様に対して不誠実だと思います。
占いは、その結果以上に対応策が重要です。困難のない人生というのは無いのですから、厳しい結果が出ることもあります。
ようは、その時期をどう乗り越えるべきか、的確にアドバイスができることが問われるわけです。

プロになっても占うことが難しい人はいます。
経験を積むほど占うこと自体は難しくなくなるものです。

相談にはさまざまな職業の方が来られます。
占い師それぞれに傾向がありますが、老若男女、あらゆる分野から依頼があります。
経営者や個人事業主はもちろん、会社員や公務員、専業主婦、学生さんや求職中のフリーターさん、
またアーティストやスポーツ選手、まれに政治家、闘病中の方、同業者つまり占い師さんのご相談も多いです。
医師やカウンセラー、セラピストといった専門家などもご相談に来られます。

相談に乗って疲れる時はあります。
霊感が強いひとは『邪気』に悩まされることもあるでしょう。
他力本願な方とお話するのは心が疲れます。悩みの解決には本人の努力が必要ですが、
短絡的に楽して結果を出したいと考えている方へのアドバイスはとても労力がいります。

占い師になって良かったと思うこと。それは...
「出会えて良かった」と言っていただけることです。
そしてもうひとつは、様々な生き方を目の当たりにできることです。
占い師でなければ、これほど沢山の悩みを 見聞きすることはなかったはずです。
人々が自分の人生に真剣に向き合う姿には、いつも感銘を受けます。
そして困難と闘う人達のお話しから、ぼくの方が勇気を貰ったり勉強になることが多く、
仕事を通じて間接的に人生経験を積めることは素晴らしいことだと感じています。

「霊感は必要ですか?」
という質問も多く寄せられます。

霊感などまったくが無くても
コツコツと努力を続けられる人が大切です。
ぼくだって霊感やインスピレーションなどありません。

生まれつき強い霊感を持つ方でも、
その能力で仕事をしている例は少ないんです。

霊感を活かすことと併せて
様々な占術の勉強に励まれている方が多いです。

占い師は、技術向上に努めることが求められる仕事です。
霊感の有無に関わらず地道に勉強を続けられる人が適していると言えるでしょう。

20代で占い師になるための心得

「若くして占い師になることは可能でしょうか?」
という質問をたくさん受け付けます。

はい、もちろん可能です。
ただ若いうちは、なかなかお客様が信用してくださいません。
また業界未経験がネックとなることも確かです。

しかし逆に考えれば、若いというのは「小さな失敗が許されやすい」というメリットがあります。
さらにいうと、応援されやすいんですね。
とうぜん体力があるし、結婚していなければしがらみが少ないです。

それと、最大の武器は『無知である』こと。
恐れを知らないので、さまざまなチャレンジが思い切ってできます。
その結果、社会を変えるような斬新な提案が生まれやすいのです。

じつは、ぼく自身、20代で占い師をはじめました。
というより20代で会社を起業しているので、自営業をすることに対して、なんの躊躇もなかったのです。

高校生のときに『カバラ数秘術』を知りました。
そして大学のころに『マーフィーの法則』とか『マクロビオティック』というのを先輩から教わり、
『易』の存在を知りました。

占いが、単なる気休めではなく、人間形成の大きな礎となることを知ったのです。
名前の神秘にも深く共感し、たまたま家の書庫にあった姓名判断の本を読んだりしました。
人生はじめての師匠から、
「人の上に立ちたいのなら、易と四柱推命は必須だよ」
と言われて、素直に勉強をはじめました。
とにかく、知らないことがどんどん入ってくるんですね。
若い頃は、吸収力が半端ないのです。

占い師は完全歩合制ですから、自営業なのです。
株式会社にしなくても、フリーであれば、すべて自分でやらなくてはなりません。
ですから、あらゆるスキルや知識が必要となります。

とにかく本を読みました。
話題の新書から、過去のベストセラー、あるいは無名の署まで。
おそらく1000冊以上読んだと思います。
そこで学んだことは、
「人生で起こるすべての出来事は100%自分の責任だ」
という考え方です。

そう考えることによって信頼を得られましたし、結果的に早く成長できたのです。

ぼくは24歳のとき父が突然他界しまして、父親の会社というか組織を、いきなり次ぐことになりました。
そのときに、自分に貸せた課題が『死を意識する』ということだったんです。
「人生には終りがある」ということを強く意識したのです。

1年は365日しかないし、1日は24時間しかない。
過ぎた時間は戻らない。過去には戻れない。
こういった、時間に対しての概念を強く持つようにしたのです。
やりたいことは、かならずアクションする。
何でもやろうと思いました。

なぜならば、やったことは失敗しても10年後には笑い話になるからです。
しかし、やらなかったことは、10年後に後悔となります。

なんでもいいから成果を目的として、行動すること。
群れるのをやめました。脚を引っ張る人から離れる。
つまり、居心地の良い集まりから出るのです。
どんな小さな組織でもいいので、リーダーになることを求めました。

つねに3年後の目標を明確に持つようにしました。
なぜならば、遠い先だとリアルさに欠けるからです。

あとはですね『メンタルブロック』に気づいたんですね。
過去に学んだ経験が、今の自分に足かせしていたのです。
ですから、つねに今の自分を批判するようにしました。

「自分は絶対間違っている」
「何かが足らない」
と、今でも毎日思うようにしています。

ちなみに、メンタルブロックとは何かと言うと、
『商売=汚い』とか『お金を稼ぐ=悪いこと』、あと『値切る=せこい』などもそうですね。
こうした考え方で、動けなくなることを『メンタルブロック』と呼びます。

商売とは崇高なものです。
お金を稼ぐのは、人生最高のロールプレイングゲームです。
値切るのは、交渉です。駆け引による知恵と知恵の戦いなのです。

成功できるかできないかは、能力の有無ではありません。
「やるか、やらないか」だけです。
会社とか上司に何かしてもらえるか、なんて思わないことです。
会社に何かしてもらえるかではなく、会社に何をしてあげられるか。
上司になにをしてあげられるか。
上下関係を意識することも大切です。

そのため、メンター(心の師匠)をつくることが大事です。
目上の人、先人、先輩を尊敬し、けっして思い上がらないこと。
これを強く意識しました。

そうして「自分も本を書く」と考えてください。
口に出して言ってはいけませんよ。心に強く思うだけで良いのです。
そのために、文章をしたためるのです。
毎日1時間以上本を読み、毎日1時間以上文章を書くのです。

そうすると、かならずチャンスがやってきます。
かなり早い段階にチャンスは訪れます。
そのとき、浮き足立たないこと。
「これは試験かもしれない。試されているのかもしれない」
そう思うことです。
チャンスは何度か来ます。
10回くらい来たチャンスのうち、成就するのは2~3回程度です。
せっかく来たチャンスも水に流れたり、ライバルに出し抜かれたりするものです。
そのつもりで、何があっても落ち込んだりせず、また誰かを恨んだり、異常に羨望したりしないことです。

これらを心がけるだけで、あなたは20代で占い師になれるでしょう。
いや、むしろ、立派な経営者になれるはずです。

30代で占い師になるための心得

サラリーマンとして、それなりにやってきた世代になります。
先輩社員をみていると、この先がわかってしまいますよね。
「このまま会社人生でいいんだろうか?」
自分でやりたいことをやって、これから先の人生を自由に歩みたい。
そう考える時期です。

30代になると、会社の状況が見えくるし、自分でやりたいという思いが出てきます。
しかし組織の中では、自分の思ったように進めません。
そこで独立起業という選択肢が浮かんできます。

でも、いったい何から手をつけたらいいんだろう?
起業の相談ってどこにしたらいいんだろう?
30代のあなたは、これからの人生を考えると悩ましいところだと思います。
いきなり未経験の業種で店を開業にはリスクがあります。
ですから、ステップを踏むことが大事なのです。

占いが好きならば、まず占いを勉強することが大事です。
そして、占い師という仕事に情熱を傾けること。
自分がやりたいこと、好きなこと、心から情熱が傾けられることを仕事にしなければ、
成果が出ない時期が続くと、あきらめてしまいます。
会社員としての人生は見えてきた。
自分が本当にやりたかったことは何なのか?
好きなことを仕事にするのは不可能なのか?

「やるとしたら今しかできない・・・」
これが30代で独立する共通した気持ちです。
もし、あなたがモヤモヤを感じているのなら、それはすばらしいことです。
モヤモヤを感じるということは、何かを切り開くための前段階だからです。
まずそのモヤモヤを書き出してみましょう。
今後の人生どうしていきたいのか?
あなた自身の内なる声をしっかり認識し、明確にすることです。
占い師として自己実現したいのなら、まず何をすべきか?
それは、信頼の置ける第三者に話してみることです。
話すことで、頭の整理ができます。
そして相手からフィードバックをもらってください。
あなたが考えもつかなかった助言を差し伸べてくれるはずです。

人は誰しも、自分では気づかない『強み』というものがあります。
それは、信頼できる第三者に話すことでしか見つかりません。
30代は人生にとってとても大切なターニングポイントです。
あなたが後半の人生を自分でつくっていきたいのなら、まず小さな第一歩を踏み出すべきです。
まずは今のモヤモヤを話してみることです。
そこからすべてが始まります。

占い活動を始めるにあたって大切なのは、ご自身の才能と運を最大限に活かすことです。
まず、自分にはどのような仕事のスタイルが合っているのか、占ってみる。
占いビジネスはさまざまな形態がありますから、あなたの長所を最大限に活かせる働き方を熟考してください。
また、最適なタイミングでスタートしなければ才能を伸ばしきれませんので、時期選びも慎重に検討することをお薦めします。
事業計画をしっかりと立て、突破口を見つけて下さいね。

40代で占い師になるための心得

「不惑の四十」「四十にして惑わず」という言葉があります。
しかし、実際のところどうでしょう?

何でもできるという根拠のない自信で突っ走れる20代。
知識や経験を活かしてさらにステップアップしうと意気込む30代。
それに比べると、いわば「迷える世代」が40代なのです。

ビジネスで成果を上げるにはどうしたらいいいのか…
今さらがんばって勉強して資格を取るなんて現実的ではありません。
そもそも、これからの生き方はどうあるべきか。
さまざまな悩みに迷いながら粛々と働いている人が多いのが事実でしょう。
落ち着いたというよりは、勢いを失ったというのが正直なところかもしれませんね。

今は自営業でも、かつてはサラリーマンだったという人が大半です。

サラリーマン生活が長いと、「他人の目」を意思決定の基準にする習慣がついてしまいます。
これをどうやって克服するか、問われます。
なぜなら自営業は、自分の頭で考える強い意志と覚悟が不可欠だからです。
あくまで「自分の目」を基準に判断をしないと、これから経験する実力競争では生き残れません。
時には世間の評価を優先しなければいけない場合がありますが、自分が始めた仕事に影響を及ぼす事柄については、
すべて自分で決断し、実行していかなければならないからです。
自分の頭で考える、その強い意志と覚悟が、占い師には不可欠だということを肝に銘じてください。

40代だからこそ出来ることもあります。
たとえば「真似る」というのは、どんなことでも創造性の出発点なのです。
アップルを躍進させたスティーブ・ジョブズ氏は、
「優れた芸術家はまねる。偉大な芸術家は盗む」と語っています。
芸術に限らず占い師も、また模倣から生まれるのです。
革新的な占いや鑑定は、既存の占いのアレンジということは、よく知られた事実です。

さて。40代ともなれば知識や経験だけでなく、数多くの人生経験を積み重ねてきています。
それらは宝物であり、そこから足がかりを探してアレンジしていくという方法は、40代だからこそ可能なのです。

なぜなら、40代になると、体力や集中力の衰えを実感するからです。
ですから『力を抜く術』を身につけておくことが、コンスタントに実務を進めていく秘訣なのです。
ONとOFFの切り替えができるスタイルを作り上げること。
これも占い師が成功に導く重要な要素です。

最低限必要なスキルとして、本格的な占術やコミュニケーションスキルを身につけて高めていくこと。
ただし、完璧は目指さないで。
時間が限られている40代ですからね。
捨てるものと身につけるべきものを、しっかり分けていく意識が必要なのです。

40代で独立したり起業することは、自分のキャリアの総決算です。
また、人生を変える大きなチャンスです。

現代の日本は、独立しやすい時代です。
志さえあれば、だれもが独立・起業できる時代です。
40代で占い師を目指す方は、人脈や経験、ノウハウ等にもある程度の自信があるはずです。
通信環境も整い、WEBで欲しい情報は無料で手に入ります。
提携したい企業を検索したり、ホームページの開設やメール利用も無料でできる時代です。
だからといって、安易に辞表を出して独立というのは問題です。
「今まで勤めていた会社でのノウハウや人脈があれば何とかなる」
といった独立は、早期の段階で行き詰まる可能性が高いのです。

趣味型の独立起業も、脱サラ型独立起業も動機はそれぞれ。
しかし大切なことは、起業のあと存続していくには、
「目指すべき鮮明なゴールがある」ことです。
それには、まず夢ですね。そして次に理念。
さらに、それを実現する戦略です。

具体化するためには、マーケティング・企画・営業・財務・人事などのノウハウが求められます。
40代で占い師になるためには、夢や理想を鮮明にし、どのような方法で成功させていくかを考えることです。
なぜ占い師として独立するのか。それが鮮明になれば、具体論が見えてきます。
過去の人脈を使うのか。
新しい技術を活用するのか。
どの占い館に加盟するのか。
完全に独立した占い師でやっていくのか。
それらが見えてくるのです。

どちらにしても、なぜ40代で占い師になるのかを鮮明にし、具体的な準備が早急に必要なのです。

女性にとって40代は、子育てが一段落した年齢の人も多いでしょう。
特に子育て経験のある40代女性が占い師になる場合、これまでの経験が活かせ
大人の女性らしい視点から、きめ細かいサービスが提供できるサービスを展開することです。
主婦としての経験もあることが多いために、リーズナブルな料金で高品質な鑑定サービスが提供できるメリットもあります。

また主婦としての経験が豊富な40代女性であれば、料理や健康の知識に優れている場合も多いので、そこを売りにすることも可能です。

40代女性が占い師で起業し、成功するためのポイントは、まず情報収集を行うことです。
そのためのネットワーク作りも重要なポイントです。
同世代の女性が集まるセミナーに参加したり、異業種交流会に顔を出すこともおすすめです。
起業に意欲的な40代女性が集まる場所では、人々との交流からクチコミで広げていくことが多いのです。
同業者との交流ではなく、異業種交流を通して、多方面からのアイデアを手に入れることが重要です。
ただし、40代女性は家族の理解も欠かせません。ただ交流をしてばかりだと遊んでいるように思われてしまいますので、
家族の協力を得るためにも現実的な収入面の計画を示してから行動することです。
一人で個人サロンを開業されている女性は、ビジネスにおける常識的な原則を知らなかったりします。

稼ぐことができない女性の開業者も増えています。
インターネットの普及によって簡単に手軽な集客ができ、また通信講座などで資格を取れますから、
自分一人でとりあえず簡単に開業できる時代なのです。

しかし、事業を継続させるために、もっとも必要なものは何でしょうか。
それは『利益』です。

占い師といえども、利益をあげていなければ問題ありです。
つまり、ビジネスの体系化を学び、自分の情熱や価値を活かして対価が得られる仕組みを知らなくてはなりません。

これからの時代は、女性もっとビジネスに関わり、起業する機会も増えます。
が、これまでのように女性が一人で簡単に開業し稼げる時代は終わっているのです。

とくに40代になると、あっちこっちのセミナーに参加してお金と時間を使っている方も多いでしょう。
すべてが無駄とは言いませんが、自分の価値や進む道を分かって、本当に必要なセミナーを選んでいるでしょうか?

まず、プロの占い師として、自分の価値を知ることです。
あなたが「何をする」のか?
あなたには「何が必要」なのか?
これを明瞭にさせることです。

50代で占い師になるための心得

占い師は、一生できる仕事だと思います。
年齢制限がないだけでなく人生経験が豊富になるほど力量を上げることができますから、
年を重ねることを楽しみながら長く続けられる仕事です。
50代から、教室に通われて、わずか半年でプロデビューされた方もいらっしゃいます。

ご存知の通り日本は高齢化が進み、100歳以上の人口は5万5000人と言われています。
財界で活躍した渋沢栄一氏も、こんな言葉を残しています。

「四十、五十は鼻たれ小僧。六十、七十は働き盛り。
九十になって迎えが来たら百まで待てと追い返せ」

定年後の人生は長いんですよね。
サラリーマン時代の勤務時間と定年後の時間が、ほぼ同じなのです。
その時間を、楽しく元気に生きるために、生きがいをもつことが大事です。

「会社員時代の経験を活かし、地域の役に立ちたい」
「年齢に関係なく、いつまでも働きたい」

50代の方には、これまでに培ったスキルやノウハウや人脈があります。
その多くの財産を活かして、社会に貢献し、稼ぎ、笑って生きてほしいのです。

年金の支給が始まる年齢が、引き上げられていきます。
50歳になると会社での自分のポジションは見えてしまい、そのまま働き続けても年収があがる見込みは少ないでしょう。
定年後は好きな仕事で稼いだり、会社勤めをしながら週末起業をしたりして、収入を図ることは、心と家計の安定となります。

占い師になろうと思い立ったのは50歳になった時。
そういう女性が意外と多いんです。
主婦をやりながら、共働きをしていたが、とうとう肉体労働ができなくなった。
気力があるうちに新しいことをしたい…そんな思いがわいたときに、
「占い師募集」を目にした。

50代で占い師になる人は「自分の先行きが見えてきた」と言います。
が、これは決して「もう出世が望めない」という意味ではないのです。
60歳の定年退職が見えてきた時、
「自分の人生、これでいいのか?」
と疑問に思う方が多いです。

見えているゴールを目指すのでなく、気力がある50代のうちに占い師を目指し、夢を追いかけよう、とお考えになる方が増えてきました。

また、「退職したあと、収入がなくなることへの不安」もあります。
50代では、まだお子さんの大学の学費を支払わなければならない方や、住宅ローンが残っている方もいます。
年金だけでは生活費が足りません。
そんな心配もあり「早めに占い師としてデビューしたい」と考える方がいます。
もちろん今の仕事と「自分のやりたいこと」のミスマッチを解消するために占い師を志願したり、退職のあと再就職先を探したら収入が低すぎて、
「この程度なら自分でやった方がマシだ」と考える方もいます。

ちなみに、占い師を志す方には「社会貢献がしたい」と考えている方も多いですが、
「働くのはいいけど、ボランティアは嫌だ」とおっしゃる方がいます。
無報酬だと、顧客は必要がなくても受け入れてしまうので、自分が必要とされているかわからないからです。
お金を受け取って初めて、人から評価された気がするものです。
また、やりがいを感じられるという感情心の動きがあります。
さらに、「仲間がほしい」「自分の居場所を確保したい」という理由もあります。
まだ働けるのに、このまま隠居したくない…「ならば!」と占い師としてデビューする高齢者も最近は増えています。

 収入よりやりがい重視
 拡大より継続性を優先
 人脈や経験を活かす
 ローリスクでの活動

儲けることを追求するのではなく、「やりがい」を重視し、
ご自身の経験やアイデアを基に、身の丈にあった活動を目指している方が多いのです。
「年齢に関係なく仕事がしたい。働けるうちは働きたい」という気持ちが強く、定年の無い占い師という職業を選んだことからも、
無理のないスタイルで長く継続することを前提で考えています。

在庫を抱えないのでリスクがなく、売上を重視するよりも、生涯現役でやりがいある仕事を楽しむこと。
つまり占い師は「ローリスク・ローリターン」だと考えている方が多いです。

どのような分野で起業するのか
50代の占い師で、もっとも多いのは、ご自身の経験や人脈を活かした分野での活躍です。
前職の経験を活かし、クライアントに対する「コンサルタント」や「アドバイザー」として占いを活用したりします。

30代の「事業を通して資産を築きたい」という考え方と比べると、
50代以上の占い師さんは、お金よりやりがいを重視し、働く理由も「社会との接点がほしい」「人生を楽しみたい」という声が多いのです。

利益にこだわるのでなく、自分がチャレンジしてみたい分野で「楽しいと思える」占いができるのは、シニア層の特権なのでしょう。

高齢の占い師さんは、「ペコペコ頭を下げて仕事をするのは嫌だ」という方が多数いらっしゃいます。
もちろん占いもビジネスですから、何らかの営業を行う必要はあります。
「ペコペコしない」といっても、横柄な態度ではいけません。
しかし、シニア層は「生きがいを感じる」ことを重視するため、「周囲に自分が必要とされる」ことを望んでいます。

尊大な態度はとらないけれど過剰に頭を下げることはなく、周囲から尊敬されて、必要とされるような、占い師を目指されることをお勧めしています。

20~30代の、まだ業務経験が浅い方は、未知の仕事に挑戦し「ハラハラ」しながら実力を高めていくことも、時には必要でしょう。
しかし、50歳以上の世代は、すでに相当の実力をお持ちです。
もし何らかの失敗をしてしまった場合は、時間をかけて信用や損失を取り戻すほうが難しい。
ですから「ハラハラ」よりも、「得意分野」で起業すべきです。

投資は抑え、利益を追求しない。

定年のない人生を歩むために、やりがいを重視していただきたいです。
利益を追求し、事業を拡大させること。

拡大より、仕事を楽しむことを重視し、体力的に厳しくなってたらある程度仕事を減らせる環境を望むといいでしょう。

やはり、健康が一番ですからね。
人は年齢とともに価値観が変化します。
今まで資本論理の中で、組織や社会に押しつけられてきた「拡大指向」「利益追求」ではなく、自分の思いが届く範囲内で、健康に気をつけ無理はしない仕事。

かといって、ネットが物を言う時代ですからね。
すべてを自分でやろうとしないことです。
50代の占い師に必要なのは、若い人の知恵とスキルです。
パソコンの操作やトラブルなどを解決してくれるスタッフをつくることです。
といって、給与を支払うほど、占い家業は儲かるわけではありません。
そこでポイントとなるのは、『師弟制度』です。
50代の占い師ともなれば、お弟子さんがわりと簡単にできる年代です。

企業が終身雇用を守り続けることが難しくなってきた時代です。
若い会社員でも、「いつか自営をやりたい」と考える人が少なくありません。
そういった若い層に好かれるような占い師を目指すことです。
古い考え方と思わないでください。
今の若者はメンター(指導者)に飢えているのです。
弟子を取り、若い人たちを育てるのです。
見込みのあるものには、本来ならば高額で伝授している占術を、無料で教えてもかまいません。
そのかわり、あなたの鞄持ちをさせたり、ブログを代筆させたりするのです。
あなたが話したことを録音して、それを文字おこしさせて、ブログを連載したりメルマガを発行したりするのです。

これが、50代の占い師にとっての新しい働き方だと思います。

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