鶏口と為るも牛後と為る無かれ/コラム

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鶏口と為るも牛後と為る無かれ

むし暑いですね。





夏の夜は寝苦しいですね。





それに加えて夜の蚊の存在は、



さらに深い眠りを妨げてくれます。







そろそろ蚊取り線香が必要です。





いまはベープなどが主流ですが、



ぼくが子どものころは、除虫菊を使った蚊取り線香でした。





蚊取り線香といえば渦巻き型ですね。



でも、かつてその形状は「粉末状」と「棒状」だったそうです。





その当時は、



粉末だと風がふいて飛び散ってしまう。



棒状のものだと倒れやすい。







ということで、蚊取り線香による火災もあったそうです。









「もっと安全な蚊取り線香が作れないか?」







と考えていたのが、



大日本除虫菊株式会社の創業者である上山英一郎さん。







あるとき、上山さんの奥さんが、



倉庫の中で「とぐろ」を巻いたヘビを発見します。







その蛇のとぐろから閃いて、蚊取り線香を渦巻きにしたそうです。







渦巻きにしたことで、粉末や棒状に比べて燃焼時間が長くなり、



皿に置いて使用するため倒れる心配がない。







風にふかれても大丈夫。



そして何よりコンパクト。







なんとすばらしい発明でしょう。









でもどうして、



金鳥(キンチョウ)のマークは、ニワトリなのでしょうか。





創業者の上山社長には、ある信念がありました。





それが、



「鶏口と為るも牛後と為る無かれ」



という言葉でした。





司馬遷によって編纂された中国史上初の歴史書に



「史記」というのがありますが、



そのなかの 「蘇秦伝」に出てくる言葉です。





中国戦国時代の遊説家であった蘇秦(そしん)は、



「韓」「魏」「趙」「燕」「楚」「斉」の王たちに同盟を結ばせました。





そして大国「秦」に対抗すべきであると説いたのです。





「それぞれ小国であっても一国の王としての権威を保つべきだ。



秦に屈服するな」






ということを伝えました。





それが、



「鶏口と為るも牛後と為る無かれ」



という言葉です。





秦に屈して牛の尻尾のように生きるのではなく、



小さくとも、鶏の頭(カシラ)になるべきである。





その重みのある言葉に、各国の王たちは気概をひとつにしたのです。







大きな集団の一員になってしまうより、



どんな小さな集団であっても、




そのトップになっているほうがいい。








この信条をもった英一郎さんは



「除虫界のトップになろう」



と考えて『鶏口と為る』の意味を込め、



ニワトリをモチーフにしたのです。





金鳥の「商標」が登録されたのは明治43年(1910年)。



ちょうど100年前なんですね。

 

 

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