ジェンダー論を考えてみる。/コラム

HOME > コラム > コラム > ジェンダー論を考えてみる。

ジェンダー論を考えてみる。

 

ジェンダー論を話すことは、なんとなくタブー視されています。





けれどもほんとうは、



特定の性別、年齢、社会集団を差別する意図はなく、



それどころか、それらの間にある差別をなくすために、



ジェンダー論を話し合ったほうがよいと思うのです。





なぜなら差別されてきたのは女性だけではないからです。



かつては「女性が差別されてきた」と思うでしょう。





しかし少なくとも今の世では、



男のほうが損をしている面が多いようです。



女らしさはタブーなのに、男らしさが当たり前。



これは納得できませんよね。





「男のくせに意気地がない」というのは、



教育現場でも普通に行われています。





しかし「女のくせに優しくない」と言ってはけないような風潮です。





女は家庭的であってほしい、と要求する男性は、



「男尊女卑だ」



「女性を抑圧している」



なんて叱られてしまいます。





しかし女性が「男なら仕事で出世」を要求するのはわりと自然です。





もちろん、女性の地位向上という考え方そのものには賛成です。





事実、今まで女性が差別されてきたし抑圧されてきたのですから、



男はもっと女のことをわかってあげないといけません。







女子社員にお酌やお茶汲みが要求されることはいまだに多く、



セクハラ対策なども必要だと思います。







戦前まで女性は参政権がなかったし、



日々の生活でも自己主張が許されず、



夫から暴力をふるわれても黙って耐えるしかなかった。







出産や育児の大変さは男には分かりませんしね。





そうした状態から女性を開放し、



男性側への理解と配慮を求める運動はとても重要でした。





しかし「男のほうが我慢させられてきたこと」だってあります。





妊娠や出産は女性のみの苦労ですが、



男にのみ科せられた徴兵制の負担もあったのです。







男だけ参政権があたえられたのは、



過酷な戦場にかりだされることとの引き換えでした。







医療の発達していなかった中世は、出産はまさに命懸けでしたが、



それでも男のほうが平均寿命が20才以上も短かったのです。







その主な死因は戦死、炭坑などでの事故、



そして長時間の労働による過労死でした。







体力のない男性、精神的に強くない男性が、



人類の長い歴史のなかでどれほど侮辱され、



寂寞感(せきばく-かん)に苛まされてきたことでしょう。







男性が大変になったのは、男同士の競争によります。





しかし女性が男性に要求する



「男なんだから」という意識にも、



すこしは原因があります。





いざというときに戦えない男をみて、



女は「男らしくない」と冷たくあしらいます。





でもね。

すべての男性が生まれつき攻撃的なのではないんです。



攻撃性を強要されるから乱暴になることもあるんですよ。





この点にかんしては、



特に女性(主に母親)の責任が大きいと思います。





男性同士の争いは、生まれつき攻撃的というのもありますが、



じつは女性の言動がその大きな要因にもなっているのです。







ナイフを突きつけられても「男なら立ち向かえ」といわれます。



「やられたらやり 返せ」



「男なら自分でなんとかしろ」



と言われ続けた結果、



ある者は暴力で他者を服従させることに満足し、



ある者は心がすさんで精神に異常をきたし、



理解しがたい殺傷事件をおこす。





ゆえに男性の犯罪発生率はたかいのです。







そして日常をみてみましょう。



じつは、男よりも女のほうが行動の自由度はあるのです。





たとえば、女子が少年漫画を読むのは奇異にはみられませんが、



男子が少女漫画を読むのは変態扱いされてしまいます。





女はズボンもスカートもはけるけど、



男はズボンのみ。





スカートをはくことは、



ファッションの自由度が多様化した現代でも



まだ奇異な目で見られます。





もっとも最近は緩んできてはいるようですが。







恋愛ととりあげてもそうですね。





男性がリードするといえば聞こえはいいですが、



女性と接するのがうまい一部の男性を除いては、



女の子のために「ひたすら我慢する」というのが現実です。





男本来の感情を犠牲にし、



女の感情を優先することで成立している恋愛をよくみかけます。







外面的には、女の子のほうが尽くしているカップルでさえ、



内情は男が女のために苦労しているようですね。

(さらにつづく)

 

 

Lineトーク占い師募集
国内最大級の占いサービス・LINEトーク占いの占い師を募集しています

占い館のフランチャイズオーナー募集中
低リスクで不況に強い「占いビジネス」は起業にも副業にも最適です

原宿・表参道で占いを勉強するなら原宿占い学院
東京・表参道で占いを勉強するなら原宿占い学院

ほしよみシステム
クラウド総合鑑定サービスほしよみシステムがご利用できます

ほしよみ堂バーチャルVIRTUAL
ほしよみ堂バーチャルへ参る

営業店拡大につき、占い師大募集!
営業店拡大につき、占い師大募集!経験不問!まずはお気軽にご相談ください。

< 男女学を考えてみる。  |  一覧へ戻る  |  女性には、二つの道がある。 >

このページのトップへ